2017/06/18 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にカルニーツォさんが現れました。
■カルニーツォ > 『お客さん?早く賭けてくださいよ。いつまでもそんな風に眺めるだけじゃこっちも商売あがったりだ』
ルーレットのディーラーが反対側の席に頬杖をつきながら座っている黒ずくめの男に,イライラした様子で声を掛ける。他に客でもいればすぐにでも蹴り出すところだが、あいにくと今日は人が少なく、この卓には男の他には誰もいない。多少なりとも賭ける可能性のある人物を追い出すことは憚られ、段々とイライラをました口調で、先ほどから何度目かの声を掛ける。
「ん?あ、あ~、私のことは気になさらず。気が向いたら賭けますから」
のんびりとした口調で笑みを浮かべ、ディーラーに向けて軽く手を振ってみせる。ついにはディーラーも諦め、ルーレットに球を落とす。そして、締切ギリギリのタイミングで一番安いチップを一つ張る。
「あ~、また負けちゃいましたかぁ」
頭をボリボリと書きながら苦笑を浮かべる。ディーラーはその様子を忌々しげに見ながらチップを引き寄せる。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からカルニーツォさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にカルニーツォさんが現れました。
■カルニーツォ > 『ほら、もう締め切りますよ?』
さっきから締切間際にならないとチップを張らない客に、諦めたように投げやりな口調で声を掛ける。
「ああ、そうですね。それじゃぁ...」
のんびりと手を伸ばし、一つ上の額のチップを張る。それをみてディーラーの眉が微かに上がる。やがてルーレットの上を踊っていた球が一つの穴に収まる。
『...おめでとうございます』
憮然とした表情で男の方へとチップを押しやるディーラー。
「いやぁ、運が良かったですねぇ...」
照れ笑いを浮かべながらチップを受け取ると、ディーラーへそのままの笑顔で声を掛ける。
「それじゃ、次行きましょうか?」
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からカルニーツォさんが去りました。