2016/09/24 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 酒場」にパトリックさんが現れました。
パトリック > いらっしゃいませー♥ お二人様ですか? はあーい、ええとですね…。
今トレイの上にあるのはこれだけです。 赤ワインですか?少々お待ちを…。
(ハイブラゼールのカジノはここら一体で知らぬものはいない夢の場所だ。
 人間も、魔族も、ミレーも関係ない…。 夢と楽しみを求めてここに通い、
 そして概ね大変なことになる。 とはいえ、普通であればギャンブルにそこまで入れ込んだりはしない。
 ではどうするか……答えは簡単。理性を奪えばよい。
 サービスの名目で運営されるこの酒場は、お酒も軽食も頼み放題だ。 飲食を提供することで、
 カジノへの滞在時間を伸ばし、同時に酒で理性を緩ませる…。 客は間接的にここにお金を落とすというわけである。 
 そんなところで酒も飲まずに自分が何をしているかといえば、給仕である。)

いやー、しかし人がひっきりなしに来るね、ビックリだわ…みんなお金あるんだなあ。
(バックヤードに戻ってワイングラスとワインの準備。 雑然とした場所は情報の宝庫だ。
 様々な情報も探れるし、酒のせいで口が緩んだ連中だっている。 第九軍の偵察要員が、
 こんなところでウサちゃんをしてるなんてあまり想像もつくまい、といったところだ。

さて、お客様をおまたせするわけにもいかないよね。
 本来の耳と尻尾は魔術で隠蔽しているおかげで、今の自分はばっちりバニーガールである。
 若干身体についたお肉も、バニー服に身を包んでみるとなかなかどうして、いい感じに女の子っぽい。
 トレイにワインとグラスをのせて、背筋をしゃんと立てて歩く。ヒールの履きこなしだってお手の物だ。)

パトリック > はあい、赤ワインとグラスでーす。 これ、今日港に上がったばっかりのやつらしいですよ。
お客さん達、どこから来られたんですか? ああ、王都の! へえー、すごい!
わたしも王都の出なんですけど、今のところ平和ですか?少し前に大きな戦争があったって聞いて…。
ここは安全だからあんまり気にしてなかったけど、いざ戦争が終わってみると心配になっちゃうんですよねー。
(先ほどの二人組のところにワインをもっていくついでに世間話。確認するに、二人の種族は人間のようだ。
 マグメールから来たという二人と話を交わしながら、少しづつ自分の聞きたい情報をちらつかせる。
 反応がなければそれでよし、あればそれでよしだ。)

でも、なんだか王都の…王族の方がちょっと不穏だって話をお客さんから聞いたんですよー。
なんでも王子を名乗る人物がどうこうって…聞いたことないですか? そーですよねー!
わたしたちが王族だったら気にするけど、ふつーの人ですもんね!
(結果はハズレ。 かまをかけてみても欠片も動揺がなかった。
 明るく笑い飛ばしてから、軽く手を振ってテーブルをあとにする。 情報収集はトライ&エラーが常だ。
 一回外れてどうこうというものでもない。)

パトリック > …うん!? あっ、あれ…?!(一仕事終えてぼんやりしていると、遠くに何人ものお客様が見える。
(おそらく先ほどの便でついた人達だろう。 景気づけに、腹ごしらえに取り敢えずここに来てるんじゃなかろうか。
 大慌てで立ち上がる。 案の定すぐに酒場はてんてこ舞いになって、情報集めどころじゃなくなるのでした。)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 酒場」からパトリックさんが去りました。