2016/05/13 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 商人たちの集会所」にハーディさんが現れました。
ハーディ > 港湾都市の宿場にある、とある宿。
その地下に、それぞれ自慢の商品を持ちこみ一堂に会す商人たちが居た。
その服装はさまざま、種族も人間から魔族まで多岐にわたる。

周りをしっかり囲んだ、口の堅い黒服たちは、諍いがあればたちまちすっとんでくる。
たとえ護衛であろうと、武器の所持は許されない。
この夜、このフロアは一面、非武装中立地帯。“商人たちの集会所”───


『聞いたか? 秘密社交倶楽部、取潰しになったそうだ』
『ああ、とある王子のお気に入りにうっかり手をつけちまって、大変な怒りを買ったらしいな。
まったく、情報しっかりつかんどけば、あそこまでエライ目にあわずに済んだろうに。商人が聞いて呆れる』

大きな円卓に寄り掛かり、雑談ついでに、情報交換をする商人たち。
その喧騒から少し離れて、ターバンを巻いた男が、数人を伴いグラスを揺らしていた。
あいさつ回りをしたのだろうか、傍らに名刺の束を整理している老人を引き連れて。

「しばらく離れてた間に、大きな出来事があったらしいな。
九頭竜山脈でまた大規模盗賊団が出たらしいし、しばらくはあの辺通るの、控えようかねえ」