2015/11/08 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にダンテさんが現れました。
■ダンテ > 夜の大歓楽街。
その、大通り。
「いっつ来ても、何つーかすげぇ街だな。」
ほんと、義母さん向けの街だなぁ、と。
完全にブーメランになる感想は、心中の留めた。
何だかんだ言って自分も、彼女の養子である事を痛感してしまう出来事もあった訳で。
ともあれ、鞘の先に荷物を括りつけたショートソードを担ぎ直しながら、少年は夜の街へと踏み込んだ。
年齢的に不適切、と言ってしまえばそうだが、そんなもん気にしている者はこの街にはそうおるまい。
以前、義母と共に訪れたその街を、お上りさんよろしくきょろきょろと見回しながら歩く。
■ダンテ > ここまで一緒に連れて来てくれた人とは先ほど別れた。
うん、彼女には悪い事をしたなぁ、などと思う。きっと義母に知れても、「半端な事をするな」と叱られるだろう。
そんな風に思考をしながらも、意識は今目の前にある大歓楽街に向けられていく。
「今夜の宿、どーするかなぁ……。港の方まで行って、倉庫の影とかででも寝るかぁ?」
何せ無一文。
頭を掻きながらひとりごちる。
それでも、足が歓楽街へと向かって、その中を練り歩いているのはそれがとても「しっくりくる」空気の場所であるからだ。
教育というの恐ろしい。
氏より育ち、である。
■ダンテ > とにかく、明日の朝にはこの街を経って、王都に向かいたいのだ。
平原で狩った魔物の爪や牙を少し持ってはいるが、換金できなければこんなものただの魔物の死骸の一部である。
あいにく、この港湾都市ダイラスにおいて、こんなものを換金してくれるアテは少年にはなかった。誰かに聞けばわかるかも知れないが、望み薄である。
「どっかの店で一晩用心棒に……、無理か。流石に。」
外見的に、相手にもしてもらえないだろう。
腕を示せばいいかも知れないが、そもそも募集していなければただの迷惑人である。それこそ、用心棒に排除される側だ。
一瞬、娼婦のお姉さんをたらしこんで、というような思考が浮かぶも、そりゃいかん!とすぐに首を左右に振って、その考えを打ち払う。
■ダンテ > 夜の歓楽街は人通りも多い。
この賑わい方に関していえば、王都よりも上であろう。
まるで毎夜、祭りでもやっているかのような。不夜城という言葉がふさわしい都市。
そんな中、あれこれ考えながら歩いている訳だが、そこはそれ誰かと肩がぶつかるような事はない。
すいすいと、少年は人込みを泳ぐようにしながら、歓楽街を練り歩いた。
賭場の前を通り過ぎ、酒場の前を抜けて行き、娼館の前を流し歩く。
「―――まぁ、こんなトコ歩いてたって、そりゃそうそう何かあったりはしないよなぁ。」
嘯く。
男娼として稼ぐ、という手もなくはないのだろうが、色々あって男の相手は軽くトラウマっている。まっぴらであった。
適当に、大きな娼館の脇に立ち止まって、一度人込みから逃れる。
一息。
■ダンテ > ともあれ、いつまでもここにいてもしようがない。
もう一度、周囲を見回す。
変わらず、大歓楽街がそこにはあるだけである。
少年は一度ため息をつくと、剣を担ぎ直してまた歩き出し。
そしてそのまま、大歓楽街の雑踏の向こうへと消えて行った。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からダンテさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にベルさんが現れました。
■ベル > ハイブラゼールのメインストリート、多くの人が昼夜問わず行き来しています。
「賑やかですねぇ」
賑やかな場所には美食あり、美食あるところに私ありなのです。
「さて、どこから行きましょうか」
そういってメモを確認します、予めこの街の美味しいお店、お得なお食事屋さん、スイーツショップなどは調査済みなのです
「ちょっと疲れたし、甘いモノとかいいかなぁ」
とりあえずいきなりガッツリいくのも何です、甘いモノや軽いものでまず準備運動といきましょう。
とりあえず、シュークリームの美味しいお店に行くとしましょうか
■ベル > メモを確認、それに香ばしい香りもしてきました
「こちらのようですね」
ああ、香ばしいシュー皮の焼ける香り
カスタードの甘い香りが混ざってたまりません。
「いくつにしましょうか?」
今いただける分だけ全部いただきましょう、そう思うと足も早くなっていきます
■ベル > 「すいませーん!」
目的のシュークリーム屋さんが見えてきました、運良くまだ誰も並んでいません
「あるだけください!」
そう言って、金貨の詰まった袋を出します。
いつも思うのですが、なんで皆さんこう言うとドン引きされるのでしょうか?
■ベル > お店の人も引きつった笑顔で応対しています
包むのにどうも時間がかかるようです、でも待ちきれません。
「あの、よろしければここで幾つかいただいてもよろしいですか?」
そう尋ね、許可をいただければ、早速頂きます。
とりあえず、今提供していただける分の160個ほどだそうです
他のお客様もこれから来るでしょうから、それだけで良いかな。
「ではいただきます」
シュー皮はサクッとしていて、中のクリームはとろ~りのしっとり。
食感の良さとこの甘味がまっちしていてたまりません。
■ベル > 「サクトロがたまらないですねえ」
これなら次々いけちゃいます。
「本当にいくらでもいけちゃいます」
ああ、何かいつの間にかたくさんの人に囲まれています。
お客さんでしょうか?
早く食べてしまわないと迷惑ですね?
■ベル > 「ごちそうさまでした!」
とりあえず軽く160個完食です、正確には164個ですね。
そうすると辺りで拍手が、何かすごいとか褒められてるんですけど。
「あ、はい、その、ありがとうございます」
とりあえずお釣りを受け取れば、そのままシュークリーム屋三を後にします。
その後お客さんたちが、シュークリームを買い求めているのですが、焼きあがるのにあとすこし時間かかるそうで、
それでも他のお客さん達は待つようなのです。
では、お店の邪魔にならないように、シュークリーム屋さんから出ていきます。
「さて」
メモにはまだまだ色んなお店が書いてあります。
「次は何を食べましょうか」
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からベルさんが去りました。