2023/01/08 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン小闘技場」にグライドさんが現れました。
グライド > (――控えの闘士として待機して居て欲しい
そんな依頼を受けて、己が待機場所として宛がわれたのは、この部屋
一般的な闘士達の楽屋では無く、何故この部屋なのかと問えば
『部屋が満席で足りて居なくてね』なぞと言う物だから、そんな物かと肩を竦めた
人がごった返す事も多いこの場所では、そんな事も決して少なくは無い
とは言え、待機所にしては少々広すぎる部屋で在った事に
全くもって疑念を抱かなかったと言えば、嘘になる

――結果、忍び込んで来た剣士の一人を、叩きのめした今に至る
この悪人め、だとか、成敗してくれる、だとか
胴にも理解し難い台詞をつらつらと叫んでいた故に
命までは取らず、昏倒させるに留めて部屋の外に放り投げたが
如何にも、己から何かを盗むだとか、そう言った様子では無さそうな。)

「――――――何か、碌でも無ぇ噂でも撒きやがったか?」

(――例えば己が盗賊やら、評判の悪い何らかの噂を流して
正義感や依頼を受けた者をけしかけて、戦わせる、と言った遣り口
其れが目的なら、態々と此処に連れてきた理由も分かるし、何より

――本気で己を殺そうとして来るのも、頷ける。
殺しは禁止されて居る筈の場所で、己が先刻の剣士を殺して居たら
如何する心算であったのだろうと、そんな事すら思いつつ
改めて待つか、其れとも脱するべきかを、少しばかり考え込んで居た

焦りは無い。 命を狙われる事くらいは、日常茶飯事だ
少なくとも、殺意に囲まれた戦場に比べれば、余程マシと言えた)。