2021/06/02 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」に八蛟さんが現れました。
八蛟 > アケローン闘技場
結末はいつだって狂う
この種族が、相手の望むことをするはずがない

対戦相手が雄ばかりというのもあった 時には獣人や蛇人 蜥蜴人なのもある
例え同性であったとしても、ガマガエルのような醜悪面をした同格の体格をした女が立ちはだかるならば

全て餌。

「ハハッ 今日はアタシ好みが続いてるな。
 観客を見ろよ 全員、興奮してるぜ。 こんな血潮沸く会場でよ。」

金砕棒 鬼が携える定番武器 太さも長さも背負う鬼に見合い、鋼色のそれは赤く濡れている
八角の鉄棍 八角の鋲 相手を破壊する為に携えられた武器は、アケローンで武器同士でぶつかり合う際
音が 衝撃が 吹き咲く赤が 怪物同士の戦いというものを間近では見れない客にもう一つの興奮を与えている。

負けた相手を犯す そのための人選だってされている
しかし鬼が来たときから空気は変わった。
ぶつかり合う鋼と鋼 肉を叩き潰す拳の重さ これもまた金を払ってみる価値のある舞台の光景

ガマ女と楽し気にそんなことを語る八蛟は、金髪の端に赤をつけたままで、そう締めくくる
2m級の女同士が、互いに武器を携えて、睨みつけ、笑いかけ、獰猛に対峙している。
醜い化け物が負けるのもいい味がしている 逆に醜い化け物が、金髪の鬼に勝ち覆いかぶさる姿も楽しそうだと。

「さぁ、戦ろうか。」

そう言うや、互いに目の色を変えた。
体格のいい体を目の前に飛び出させ、間合いに入る武器同士
音を震わせて観客の耳へと刺さるような、鋼の悲鳴と、鉄粉がこすれ、火が付き、白く散って光る火花が咲く。

八蛟 > ぶつかり合い続ける鋼の塊
どちらかが折れれば、その時点で間合いが変わる。
砕き、圧し折らせるだろう八蛟の金砕棒
叩きつけ、打ち砕くガマ女の朝星棒

途中から流れが変わったのは、星が避けたとき
舞台床へと、流れ落ちた金砕棒が罅割れとクレーターを小さく造る様に破壊した際だった
ガマ女の、舌を伸ばし、獲物をしとめるように目つきを変えた姿が星を手に迫っていた。

「ハッ。」

逞しい歯列をのぞかせ、笑みを浮かべる八蛟
四股を踏むように、腰を低くさせた姿が星が降るのを避けたならば
その脚に溜めた力で、そのガマ女の顔面へ向かって体を放ち、ガマ女の貌へと 頭突き を放った。

グシャリと潰れる感触
軟骨が砕ける音
ガマ女の顔がより化け物になったのならば、星を掴んでいた手首を握りしめ、笑みを浮かべる。

「そら、終わらせるぜ。」

満足したように、手首を握りしめ始める八蛟の五指。
血管を浮かせ、力瘤が硬くなる腕
ミシリと、赤い爪が揃う五指が広げ掴んだそれを、縮め始めた。

『~~~~~っ!!』

握力で砕く
鬼の芸当を見せながら、砕かれるか、小指側に重さを変えれば折られるとわかる状況
離れることもできず、星は落ちて転がり、腕を、顔を殴りつけて阻止しそうとするガマ女
しかし痛みは、それらを温くする。

「オラ。」

 グ シ ャ ッ 

手首を握り砕いた感触
戦闘不能と判断され、膝をつくそれ。
武器を手に、肩に叩く姿は楽し気にアケローンを満喫する、鬼そのもの。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にソラムさんが現れました。
ソラム > 「(久しぶりに見たなぁ....ああいう人)」

試合を終えたのか、楽しげに笑っている人(?)を見つめるのは、20代程の体格をした女性。
色白の肌に白銀の髪、そして血よりも尚濃い深紅の瞳が目立つ女性だが、その姿だけではなく、彼女の衣装が彼女をさらに異色にしていた。
黒いコンバットスーツの上から、群青色のロングコートを羽織り、その背中には漆黒の刃をもつ大型のバスタードソード。左腰には純白の筒らしきものが吊られているのが見えるだろうか。

「(次の試合があの人だったっけ).....凄く楽しみだなぁ」

彼女はそんなに戦闘気質ではない方だが、種族である龍が戦闘好みであることが起因で、彼女は無意識にそんなことを呟いていた。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」から八蛟さんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からソラムさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にソラムさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からソラムさんが去りました。