2020/12/20 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にタマモさんが現れました。
■タマモ > ここは港湾都市ダイラス、アケローン闘技場。
様々な様式で試合が執り行われる、そんな場所だ。
時に、純粋に力を競う為、行われるもの。
時に、賞金等の報酬を望む為、行われるもの。
時に、勝敗決した後を愉しむ為に、行われるもの。
開催者によって、それは様々だ。
少女が好むものが、あえて、どれかと問われれば。
まぁ…うん、三番目と言える。
あくまでも、選択として与えられた場合で、基本的にはどれでも好む。
そんな少女が、今日挑んでいる試合は…
「………ふむ、しかし、本当に変わっておるのぅ。
面白そうではあるが、な?」
いつものように立つ、観衆を見渡せる舞台の上。
そんな呟きを洩らせば、視線を、舞台の周囲へと巡らせた。
六方に設置された、なにやら不思議な何か。
魔導器具、であるのが分かる程度だ。
何でも、この舞台に結界を張っており、その中に特殊な効果を起こしているとかどうとか。
原理?そんなもの、分かる訳がない。
ただ分かっているのは、ここでの攻撃は、傷となって現れない。
代わりに、その威力によって、身体の変化となって現れるとかどうとか。
どんな変化かと言われれば…まぁ、場所が場所だ、言うまでもないだろう。
説明は受けたものの、どうしても実感が湧かない。
ともあれ、この試合形式、まだ試作段階らしいとか。
その為、それを試す為に、偶然やって来ていた己に白羽の矢が立った。
こんな試合だ、相手はあちらさんが選出してくれるらしいし。
とりあえず、のんびりと、相手を待つとしよう。
■タマモ > そうして、のんびりと待つ事…どれ程か。
開催側が、己の相手を見繕えたのだろう、相手側からの気配を感じる。
「さてはて、どのような相手か。
まぁ…どんな相手であろうと、やる事は変わらんじゃろう」
こきこき、と首を軽く揺らし、解しながら。
視線を、軽くそちらへと向けた。
この環境から、愉しめる相手である事は、違わない。
いつも通りに、気紛れに、相手をする。
さて、今日はどうしたものか…そんな事を考えながら、相手を迎えるのだ。
その相手が、その結果が、どうあるのかは。
その場に居る者達のみが、知る事となろう。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からタマモさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > ダイラスで、尤も手っ取り早く金を得る方法。
それは、何かを賭けることだ。
ただし、必ずしも金貨である必要はない。
『アケローン闘技場定例大会へようこそ!
第一試合、クレス・ローベルク VS ○○○の対戦は、もうすぐ行われます。
第一試合のBET受付は後十分で終了しますので、まだ賭金をお賭けになってない方はお早めにお願いします!』
魔導機械のスピーカーから、そんなアナウンスが観客席に流れる。
この観客の内、少なくない人間が、これから戦う二人の勝敗に、金を委ねるのだ。
そして、その二人は既に試合場で向かい合っている。
「やあ。今日はよろしくね」
試合場に立つのは、これより剣と、場合によっては操を賭ける事になる二人の選手だ。
試合場に立つ青い闘牛士服の男が、向かい合って立つもうひとりに声をかける。
対戦相手は、男にとってはある種のパートナー。
故に、敵意などなく、朗らかに挨拶を行う事もあるのだが――さて。相手はどう返すだろうか。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。