2020/07/21 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場 興行試合」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 真夏昼の試合場は、とにかく暑い。
一応、選手が倒れないように、試合前は水分補給を行う様に言われているが、それでも何人か倒れる者はいる。
特に――今日のような、雲ひとつ無い晴天の時は。

「あっつぅ……!」

天を仰いでぼやく男。
男の場合、長袖の剣闘士服を着ているので余計に暑い。
べっしょりと肌に張り付く衣服と汗の感触が、既にして気持ち悪い。

『さあ、アケローン闘技場興行試合!
本日の対戦カードは○○○ 対 クレス・ローベルク選手!
既に、クレス選手は試合場に入場しておりますが、もう一人はまだ準備中の様です!
皆様、もう暫しお待ちくださいませ!』

元気な声でアナウンサーが会場に案内を告げる。
ちなみに、観客席や実況席は、魔導機械製の冷房が効いている。
だが、試合場にはついていないので、男は試合が始まるまで、ずっとこの猛暑の中立ち尽くす事になる。

「早く始めてくれぇ……」

水分補給用の水筒から水を呑みつつ。
男は、切実な声を出していた。

クレス・ローベルク > ――試合が始まる
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場 興行試合」からクレス・ローベルクさんが去りました。