2020/07/06 のログ
クレス・ローベルク > ――試合が始まる
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 富と名誉。この世の中で尤も卑俗でありながら、もっとも強い力。
それを求めて、今日も闘技場には戦士たちが集う。
今日の大会はトーナメント。
クレス・ローベルクは、賞金獲得を阻止する闘技場の刺客として、この試合に参加している。
今は、準決勝――これが終われば、次は決勝である。

「さて……これが本日最後の試合か」

試合場に立ち、一人呟く。
決勝は、明日行われる。だから、勝とうが負けようが、この試合が最後の試合だ。
試合場には、まだ対戦相手の姿は見えない。だが、もうすぐ来るはずだ。

『お待たせしました。これより、興行試合大会準決勝を開始します!
東方、闘技場のベテラン剣闘士、クレス・ローベルク。
そして、西方――』

そして、試合場の扉が開かれる。