2020/06/27 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場 興行試合」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 『この街で尤も猥雑と嗜虐に満ちた場所』と侮蔑を向けられる場所、闘技場。
その評判を今日も裏切る事はなく、今日も多くの試合において陵辱や蹂躙が繰り広げられた。
そして、今宵の最終試合は、

『アケローン闘技場今日の最終試合は――クレス・ローベルクのランダムマッチです!』

おおおお、という歓声と共に現れる、青い闘牛士服の優男。
やや整った顔、それなりに上等な剣技、幅広い対戦相手の異能に対応する機転、そしてこの闘技場の剣闘士らしい性欲と性技。
負けても勝ってもそれなりにスッキリする、という点で、男はこの試合場では人気の剣闘士である。

『対戦相手はクジによる抽選!上手い事すれば奴隷相手にお楽しみもありえますが、まあ何かこの剣闘士クジ運凄く悪いんで、今日も魔族とか筋肉達磨じゃないですかね!』

「おい、不吉な事言うなよ!此処最近ずっとそんなもんだけど、言っていい事実と悪い事実があるだろ!?」

ははは、と笑う観客。笑い専用のサクラの声の方が多いが。
こういうのも含めて演出だ。
ピエロ役になることで、こちらが殴られても『いい気味』と思わせる。
しかし、いつまでもピエロではいられない。青い闘牛士服の男は、腰に差す二本の剣の内一本を抜き、対戦相手を待つ。

『さあ、それではお相手の準備も整いました。
今日のお相手は――こちらっ!』

クレス・ローベルク > ――試合が始まる
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場 興行試合」からクレス・ローベルクさんが去りました。