2020/06/22 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 夜の闘技場は今日も盛況だ。
歓声が空気を揺らし、野次が耳朶を叩く。
魔導機械の無機質な光が、体液が染み込んだ土を照らしている。

『さあ、始まりました。アケローン闘技場興行試合。今日も開演です!』

実況兼MCのアナウンサーが元気よく試合の開始を告げる。
それを聞いて、青い闘牛士服を着た男は息をつく。
溜息ではなく、試合開始に備えて呼吸を整えるために。

「よっし。今日も頑張るぞ、っと」

一度、腕を回してストレッチすると、実況席の方に親指を挙げて『準備OK』の合図。
それを見て取ったアナウンサーが心得た様に、

『それでは、東方、闘技場の剣闘士、クレス・ローベルク選手!対するは――』

試合が始まる

クレス・ローベルク > ――試合が始まる
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。