2020/04/26 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 『勝てば賞金、負ければ地獄。優勝賞金を求めて、今日も戦士が集うアケローン闘技場興行試合。まもなく試合開始です――!』

試合が始まる前に、既に今日の試合に出場予定のクレス・ローベルクが試合場で軽く身体を動かしている。
わざわざ準備運動を試合場でやる意味はないが、しかし剣闘士にとっては、試合前から客の前に立つというのも大事な仕事だ。
試合前に自分の存在を軽くでも印象づけておけば、試合中もこちらを見てもらいやすいし、何より顔を覚えてもらいやすい。

「(こういう小細工やってるから、コアなファンから嫌われるんだろうけどなあ)」

と、思っている内に、試合の準備ができたようだ。
魔導機械によるアナウンスが試合位置につくように指示してきた。
そのとおりにすると、試合場の扉が開く。

『お待たせいたしました。これより、本日の選手をご紹介します。
既に試合場に立っているのは、アケローン闘技場の剣闘士、クレス・ローベルク選手。
対するは――』