2020/02/04 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 今日も今日とて、闘技場は満員御礼である。
対戦相手が決まるまでの間、簡単な演舞などをして場を繋ぐ男。
とはいえ、実はこの男、結構いっぱいいっぱいである。
というのも、昨日四試合、そして今日三試合程のハードスケジュールをこなした後なのである。

「(何かこう、癒やしが欲しい……)」

肉体的には割と楽勝しているので、疲労はない。
しかし、心がささくれている。
特に、試合相手が全員男だったのがいけない。
幾ら給料のためとは言え、ひたすらむくつけき男に精神を集中し、殴り合い切り合いをするのは辛い。

『クレス選手の対戦相手が決定しました。
クレス選手、試合位置についてくださーい!』

と、アナウンサーの声に従い、試合場中心に戻る男。
これが終わったら女遊びしないと辛いなあと思いつつ。
試合用のにこやかな笑みで、対戦相手を待つ。

『さあ、それでは今日の対戦相手は――』

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > ――試合が始まる
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。