2019/07/19 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 夜の興行となれば、それは昼や夕の比ではない程の客入りとなる。
闘技場の客は、他のショービジネスとは違い、とにかく騒がしい――始まる前から歓声をあげる者も居れば、どういう理由でか隣の客と喧嘩している者もいる。
「まあ、やる事がやる事だからなあ」
結局の所、やる事は殴り合い斬り合い殺し合い――いや、最後は違うが。
ともかく、そういった趣向のショーであって、決してお上品なものではない。
男も一応、それなりの礼儀というか、仰々しさを以て試合に望んでいるが、結局それもショーの味付けに過ぎない。
ともあれ、今日も試合場に立つ男は、気楽な感じで時計を見る。
時間は夜の20時前。
「さて、そろそろ試合が始まるかな――」
『お待たせしまた、アケローン闘技場興行試合、夜の部!
今日の対戦者は――こちら!』
■クレス・ローベルク > ――試合が始まる
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。