2019/07/01 のログ
クレス・ローベルク > ――試合が始まる
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場 王族主催の大会」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にモルファナさんが現れました。
モルファナ > (PL:クレス・ローベルク様との待ち合わせです。6/8より継続。20:30頃~予定)
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
モルファナ > 見た目には派手に吹っ飛び、二度ほど地面を跳ねた相手の身体。
観客席からは「おぉっ」とどよめきが上がったが、犬娘の掌底に伝わった手応えは非常に「静か」なもの。

敵もさるものだ。
衝撃を逃がすために敢えて大きく飛んで、ダメージを最小限に抑えていると白犬娘は見ていた。

追い打ちを掛けようとして、魔道拡声機越しにコロッセオに響くカウントに足を止める。
命のやりとりを禁じられたアケローン闘技場ならではの措置と思えば、納得はいく。

「っ……ふゥ――ッ……ふゥ――ッ……」

クォータースタッフは文字通り杖の用途として地を突き、体重を預けて深く呼吸をした。
犬娘は東国武術の呼吸法で酸素を取り込み、体力を回復させつつあるが、対手の青年もまた独自の流派を持つ者。

着々と体勢を立て直している所を見れば、アドバンテージが出来るかは怪しいところだ。
カウントシックスで立ち上がる相手。得物を正眼に構え、感嘆を向ける。

「ふぃぃ……タフだなァ、クレス兄ィさン……わぅぅっ!?」


相手が剣を高く掲げた体勢から、突如襲いくる『点』の殺気。
質量と速度を以って、まっすぐに頭を狙って投擲された剣。

気を伝わらせ、金属と打ち合える耐久性を宿したスタッフで刃の横っ腹を反らしつつ、身を屈め……
ガィィン、という硬質音と共に、体感的にスローモーションだった世界が元のスピードに戻る。
剣風と一緒に、己の得物であった杖は後方に飛んで行ってしまった。

「危なァ……!? でも、負けなイッ!」

間近で音を浴びた垂れ犬耳をピクピクと動かしながらも、素手のまま前へ駆け、間合いを詰める。

クレス・ローベルク > 男は、闘技場の住人。
どんなにマジになっても『殺す』為に攻撃することはない。
……が、それは致死になりうる攻撃を全くしないという事ではない。
モルファナの様な、"致命傷を回避できる程の機敏性"を持つ者には、回避されることを前提として行うこともある。

そして、その結果は上々。敵は自分の武器を手放したのだから。
尤も、彼女の素手と武器、どちらの方が殴られた時にマシかは、議論が分かれる所だろうが。

「さて、此処からが、クレス・ローベルクの真骨頂だ」

距離を詰めてくる相手を、こちらも駆けて迎え撃つ。
こちらも素手。
繰り出すのは、勢いのままに繰り出す飛び足刀だ。
勢いよく繰り出す蹴りが、モルファナを襲う

モルファナ > 「あぁッ!」

幼さのある声ゆえ、迫力には少々かけるが、掛け声と共に放つのは上段の回し蹴り。
相手の飛び蹴りとは互いに力のベクトルの横からぶつかり合って、弾き合う形。

「こっちだっテッ!」

毛量の多い尻尾が、蹴りを追うように流れた。
当たってもダメージはまずないが、「当たり所」によっては少々くすぐったい思いはさせるかもしれない。
人間にない身体パーツもフル活用し、隙を作ろうとするのはミレーの戦法の一つ。

クレス・ローベルク > 「っつ!」

乾いたものがぶつかる音と共に、お互いの蹴りが交差する。
ビリビリとした痺れるような衝撃が脚を震わせるが、直ぐ様脚を引いて構えようとする。
此処から先は接近戦。獣人相手には不利だが、その分こちらには切り札が――

「……ふぁっ!?」

そう思った所で、一瞬、股間が撫でられる様な感覚がして、素早く後ろに下がる。
あまりの突然さに驚いたが、直ぐにその理由に気付く。
あちらが、尻尾を使ってこちらの股間をなでたのだ。

「(まさか、こっちと同じ様な事を……!?)」

そう思うことこそ、遅い。
後ろに下がるという行為は、ほとんど反射的で――それ故にモルファナがつけ入る隙になる。

モルファナ > 普通の戦いならばありえなくとも、ここはアケローン闘技場。
前回、思い切り乱れさせられたように、戦いの中に嬌声が混じるのも珍しいことではない。

「ふふっ、かぁいい声だネ、クレス『くン』? もっと、聞かせテ?」

わざとらしくそんな呼び方をして、後退した相手を追って身体ごと近づける。
両手を伸ばし、狙うのは抱きしめてのキス。ふわふわの頬や四肢も総動員だ。

相手がプロの剣闘士であるように、こちらはプロの娼婦。
そして相手が切り札を持つように、こちらもまた手札は用意している。
色事を使ってのマウントの取り合いも、ここでは茶飯事。

クレス・ローベルク > 「(不味いな、まさか、同じ事を考える奴が他にいるとは……!)」

否、男性選手には同じ様な事を考える者は多い。
だが、女性選手で、それを考える者は少ない。
故の盲点。だが、それでも何時までも狼狽えている剣闘士ではない。
寧ろ、これはチャンスである――盲点であるということは、意外性があるという事。
つまりは、盛り上げどころ、だ。

「だが、そう簡単にヒンヒン言わされると思ったら大間違いだよ」

敢えて、あちらの抱きしめに応じるように、こちらも顔を近づける。
そのまま喰らい合う様にキス。
そして、モルファナの口内をなめ尽くすような激しいキス。
こちらも、引くつもりは毛頭なかった。

モルファナ > 「んっ、うぅぅぅンッ!」

犬獣人だけに舐め技には自信があったが、そのお株を奪うような青年のディープキスに、娘は歓喜の喉声を上げる。
舌を絡められ、咥内を舐め回され……そして、同じように舌の動きを返すうちに、道着の中で8つの複乳が擦れはじめていた。
今はまだ楽しむ余裕があるが、この先はどう転ぶか解らない。

「ん、ふー♪ お、ぅんっ♪ んっ、んっ、くえふ、くンッ♪」

舌の動きもままならず、呼ぶのは相手の名前。
黒目勝ちな瞳が熱に潤み、震えながら相手を見つめる。

恋人のような抱擁を交わしつつ、片方の手は彼のうなじに、もう片手は脇腹に。
しばらく撫でてから手を徐々に下へ向かわせる狙い。

クレス・ローベルク > 「んッ……おッ……!」

幸いにして、モルファナの喜ぶ傾向は前回の事で大分つかめている。
つまり、激しく、強く、だ。
とはいえ、それはあちらも同じ事となれば、条件は五分だが。
激しいキスの応酬の中、モルファナは次の行動に出る。

「んっ……」

だが、それを止める事はしない。
物理戦闘とは違うのだ――相手の責めを避けることは、観客の不興を買う。
その代わり、こちらも容赦なく相手の弱点を責めさせてもらう。
すなわち、当の本人が言っていた、乳首を弾く様な責めである。

「もうふぁ、な」

こちらも相手の名前を呼びつつ、相手の複乳を責める。
まずは、お互い様子見という所だ。

モルファナ > 「うンッ!」

キスしながらの喉声が跳ねるように答え、犬娘の瞳は笑った。
相手が自分の性感帯を覚えていた事。相手が名前を呼んでくれた事。

びくん、びくん、と快楽に背を揺らしながらも、乳首を弾く彼の手を避けることはない。
この艶事は勝敗を決めるためのものではあるが、同時に相手を味わうための行為でもある。

「もっト。服越しじゃ足りなイ。くっつきたイ」

ふは、と息継ぎをしながら一度身体を離し、まずは左腕を、次いで右腕を道着の袖から抜いた。
結んだ帯を境目に、一切のためらいなく上半身をはだける獣人娘。

手頃なサイズの乳房の頂点に2つ。へその脇に6つ。
毛皮を飛び出して、ピンク色の乳首が主張する。

クレス・ローベルク > 身体を離した所で、男もまた上着を脱ぎ捨て、下のシャツも投げ捨てる。
あちらの毛の動きなどをもろに感じるようになるが、こうなれば、徹底的にである。
此処まで来てしまえば勝敗より、寧ろお互いの艷事を見せつけたほうが、見ごたえがあるという判断もある。

「それじゃ、今度はこちらから抱きしめるよ」

ぎゅう、とやや強めに抱く。
ふかふかとした、毛と身体の感触が心地よい。
これだけでも癖になる人は居るんだろうなと思うが、今は責める時間帯。
教えてもらった責めもいいが、それだけではただの言いなりだ。
多少非効率的でも、別の責めも行わなければならない。

「(そういえば、上の方の胸はどうなってんだろ)」

そう思うやいなや、行動に移す。
先程の責めを左手だけで行いつつ、右手でモルファナの上の方の胸を持ち上げる。
そのまま、乳首を口に含み、やや強めに噛む。
快楽の中に、やや痛みを感じるような責めだが、果たして。

モルファナ > 「わぅっ♪ 来て、クレスくン♪」

互いに衣を脱ぎ、身体を重ねる形。
そのまま上体をよじって体毛をより感じさせようとする動きを。
乳房を含む青年の頭を、ふわりとした両腕で抱きしめ……

「うッ! こォらッ!!」

ふと快楽の中に、ぴり、と走った痛み。
ちょうど、母性を感じたタイミングでの刺激。
敏感な部分に感じた歯の感触に、こつん、と軽い拳骨を落として抗議した。

「今度それやったラ、ちんちんに噛みつくからネ」

むぷぅ、頬を膨らませつつ、低い声を出した。
感じたのがどんな痛みなのか想像させるために、少々エグい表現も出す。