2019/05/25 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 夜の客席は満員御礼。富めるものも貧しきものも、卑しいものも高貴なもの――は公には中々来ないが。
アケローン闘技場の観客達は、今日も今日とて流血か、その後の物を求めている。

――アケローン闘技場興行試合。闘技大会が開かれていない時に定期的に開かれるこの試合。
レギュレーションも不定、対戦カードは闘技場側が用意した選手は発表されるが、一般枠の選手は不明。
だというのに、こんなにも観客が多いのは、入場料の安さもあるが、何より――

「――誰が来るか解らないという期待感、か」

『おまたせしました、選手の準備が整った様です!』

つぶやきとほぼ同時、アナウンスが流れる。
それと同時に、選手達のざわめきも小さくなる――選手の準備が整ったならば、もう直ぐその選手が入場してくるからだ。
試合場の中央に立つ男も、直ぐに意識を試合の意識に変える。

『それでは、入場していただきましょう!
今日の選手は――こちら!』