2019/04/18 のログ
■ブレイド > 「そりゃこえぇ。今度やるときも心にゆとりを持っててほしいもんだ
つか、アンタ…なんでシスターやってんだよ…」
それが疑問に思えるくらいに荒々しくも実戦的
圧を持つ視線に空気
なんというか、それこそ女冒険者というよりも
ボスって感じだ。なんのかと言われれば悩むが。
「はっは、そういうことならオレが相手でよかったな。
尻は触っちまったが、それ以上に実害はねーんだからよ。
つか、わりぃな…勝つためとはいえよ」
実際は胸にも埋まったのだが、あれはアレでこちらも必死だったのでノーカンだ。
「…アレだけやったあとに…」
可愛らしさを見せる彼女の姿に思わず吹き出してしまった。
彼女の提案を受けつつ、控室へと下がるのであった。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からシスター・マルレーンさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にタマモさんが現れました。
■タマモ > ここは、港湾都市にある闘技場。
気紛れな少女は、いつも通りの賞金目当ての参加をしていた。
まぁ、後はあれだ、王都と違って耳と尻尾を隠さなくて大丈夫なのが良い。
何度も参加している為、己が変わったミレー族だとの印象を強く持たれている場所なのだ。
己の種の説明が面倒なので、そう通してただけとも言う。
何試合目だったか、それも、もう終わろうとしていた。
相手は、片手剣を持った戦士であろう男である。
対して、己は何も持たぬ、素手の状態だ。
涼しい顔をした少女と対象的に、相手は息も絶え絶えな状態になっていた。
「ふむ、加減をしても結果は変わらず、か。
一撫でも出来れば、勝ちはくれてやろうと言ったが…」
言葉の途中、猛然と斬り掛かってくる男。
ゆらり、と揺れれば、その剣の軌道を緩やかに避ける。
すっと伸びる手が、剣を振り下ろした手首を掴む。
「………終いじゃ」
たんっ、と一歩踏み出しながら、その手首を捻る。
同時に、男の体が宙を舞う。
受身も取れず、背中を強かに打ち付け…動かない。
「ふむふむ…まぁ、こんなものじゃろう」
審判員が、試合の終了を宣言。
倒れたままの男は、闘技場から運び出されていった。
ぱんぱんっ、と手を叩き、軽く息を吐く。
のんびりと闘技場内を見渡し、残る審判員に問う。
「………して、次はあるのか?
そろそろ、相手も居らんのではないかのぅ?」
■タマモ > 正直、己はどちらかと言えば、術者の類。
それは分かっている。
しかし、それだけでは不十分。
いざと言う時を考え、こうした技術も向上させる必要がある。
そうした意識が、また更に別のものへと繋がるもの。
………と言うのが、式の一人の言い分だ。
気分転換と、そうした事に対した行動。
そんな感じに、こうしてやっている訳だが…
結局のところ、そこまでの相手に巡り合えない。
色んな場所を結構巡っているのだが、結果得られず、である。
「まったく、たまにやる気を出してみても、こんなものではのぅ…
いつまで経っても、勝てる見込みが得られん、困ったものじゃ」
はふん、と溜息を一つ。
のんびりと、次の相手を待ち状態。
そろそろ、ネタ切れと言った感じだろうか?
実際、そんな相手を見付けられ、あの式に勝てるかどうか。
………あぁ、うん、やってみないと分からない、と言う事にしておこう。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 扉の奥から、男が一人歩いてくる。
何やら、文句ありげにぶつぶつと呟いていたが、試合場の中程にまで来ると、表情を柔和な笑みに変える。
どうやら、一つのポーカーフェイスに近い表情らしい。
「や、こんにちは。
剣闘士のクレス・ローベルクって言います。
闘技場のオーナーから、休みの日だってのに泣きつかれてね……俺なら君といい試合ぐらいはできるだろうって事で、呼ばれたんだ」
そう言うと、男は両腰のロングソードを抜く。
一応、魔力は帯びている物の、その術式はただ単に、『生体を斬らない』という程度の物。
少なくとも、剣に関しては、真っ当な物なようだ。
男はそれを両手に提げる様に構えると、少女に問うた。
「どうする?飽きたからやめるならそれでも良いけど。
君が不完全燃焼だって言うなら、もう一勝負」
■タマモ > ぴくん、耳が揺れる。
もう終わりかと思っていたのだが、どうやらそうでもなかったらしい?
周囲を巡らせていた視線が、相手側の扉へと向けられる。
「ふむ…それはそれは、ご苦労な事じゃ。
休日ならば、確かに休みたいものじゃからのぅ」
うんうんと頷きながら、剣を抜く相手を見遣る。
少女は魔力と言うものの類には、非常に疎い。
ぶっちゃけ、何か感じる、程度なのだ。
だから、それに何か効果があっても、大して気にしない。
気にしたところで、それが何か分かる訳でもないのだから。
続く男の言葉に、かくん?と首を傾げた。
「いやいやいや、確かに不完全燃焼ではあるぞ?
じゃがな、相手が来たのにやめたら、賞金が出ないじゃろう?
当然、来たからには…やるしかない、と言うものじゃ」
ぱたぱた手を振り、そう答える。
答えるも、少女は身構える事もなく、突っ立ったままだ。
ただ、それなりに経験を積んでいる者なら分かるだろう。
無警戒っぽそうに見えるも、その実、隙が見られない事が。
■クレス・ローベルク > 男は、話しながら少女を観察する。
まずもって、只者ではない事は解る――そもそも、あの体格で成人男性を片手投げできる時点で、相当な事だ。
一応、ミレー族と言うことだが……
「(どうにも、それっぽくないっつうか……)」
少なくとも、奴隷種族的な卑下は全く無い。実に健康的に偉そうである。
そして、その癖、立ち振舞いに隙がない。
嫌な予感がするなあ、と心の中で溜息を吐く。
「それもそうか。これは愚問だった。俺は勝っても賞金でないから、その辺忘れてた。
でもまあ、そういう事なら、」
やるか、と男が一歩を踏み出すと同時、闘技開始の銅鑼が鳴る。
しかし、男は一歩踏み出しただけで、動かない。
どうやら、先ずは見に回るようだった。
■タマモ > 「ふむ…」
相手の様子に、軽く思案。
いきなり来ないところを見ると、あれこれしてくる感じか、と。
まぁ、それならそれで、楽しめば良いだろう。
「………何と言うぶらっくな…働いても金が出んとは…」
うん、むしろ、そちらの方が気になった。
何とも、哀れむような表情を浮かべながらも、まぁ、やるしかない。
どうやら、似たような感じか…相手も、一歩踏み出しただけで、動かない。
さてはて、どうしたものか…そんな考えを浮かべながらも、戦いは始まる。
その結末はどうなるのか、それは…
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からタマモさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にタマモさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からタマモさんが去りました。