2019/04/06 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 『さあ、今日も始まりました!アケローン闘技場、興行試合――』

実況の声が響く中、青い闘牛士服の男が立っている。
今日は、観客の視線に、含むものを感じる。
前回、腕が断たれてしまったが故に、その強さに疑問の余地があるのだろう。
もしかしたら弱いのでは、と、そう考える者も居るのかもしれない。

「(いや、実際はあの子メッチャ強かったんだけどね!
せめて、試合映像見てくれねえかなあ……!)」

『さあ、それでは始めましょう!
今日の挑戦者は――!』

とにかく、今日の試合で挽回するしか無い。
そう思い、挑戦者を待つ。

クレス・ローベルク > 「(……さて、誰が来るかな)」

前回の試合はかなり強敵だった。
その分盛り上がったし、闘技場の"ガチ感"を保証するだけの試合にはなった――何しろ、腕が一本実際に飛んだのだ。
裏で八百長だとか茶番だとか言われる闘技場の評判が、これで少しは良くなると良いのだが。

「(まあ実際八百長試合も茶番試合もあるから、的外れでもないんだけど)」

さて、今日の相手は茶番の相手か、それともガチの相手か。
その答えはもうすぐ、やってくる。