2019/04/02 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 『さあ、それでは始まりました、アケローン闘技場、興行試合、昼の部!
闘技場側の選手は、クレス・ローベルク選手でお送りします!』

「……ふぅ」

いつもの歓声の中、試合中にもかかわらず、つい溜め息が出る。
前回の試合で、結構な大敗を喫してしまったからだ。
まあ、勝ちもあれば負けもあるのがこの業界。仕方ないと言えば仕方ないが。
そうそう簡単に切り替えることも難しい。
しかし、男の思いとは別に、イベントは進行する。

『さあ、それでは参りましょう!今日の対戦相手は――』

クレス・ローベルク > 「(それにしても)」

観客を見るに、シェンヤン風の衣裳を着ているものが増えた。
今は、空前のシェンヤンブームだ、それもむべなるかな。
実際のシェンヤン人がどれぐらい居るかはともかく、これは近々自分にもシェンヤン風の衣裳とか着て戦えとか言われるかな、と思う。

「(シェンヤン風の武器ってなると、青龍刀?
シェンヤン風の刀みたいなのもあるんだっけ?)」

そんな事を考えつつ。
今日も対戦相手を待つ。

クレス・ローベルク > 「(っと、危ない。対戦相手に集中しないと……)」

敗北の後とは言え、流石に少し気を抜きすぎだ。
入ってきた対戦相手に見抜かれないように、さりげなく表情をもとに戻す。