2018/10/20 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 青い闘牛士服の男が一人、円形闘技場の中心で立っている。
今回は、定例大会。男にとっては所謂『日常の仕事』と言っていい。
故に、男の表情は特に緊張もせず、さりとて油断もしていない。
いつもどおり、と言えるものだ。

『さあ、今日も始まりました、アケローン闘技場、定例大会!今日はどの様な戦いを見せてくれるのでしょうか!』

そして、それは観客にとっても同じこと。
彼等の大多数は、戦い、若しくはその後の辱めをこよなく愛する闘技場の固定ファンだ。それらが、そこそこの席を埋めている。

『まず、第一試合、東側は――何かコイツが出るのはお約束なので既に入場されていますが――色々な大会で便利に使われるこの男!今日はちゃんと美味しい目に遭うことはできるのか!クレス・ローベルク!』

「毎度言ってるけどやっぱり俺の扱い悪いよね!?」

そう突っ込むが、実況娘は知らんぷり。
まあ、これは半ば定番化したやり取りだ。
そして、次は今回の、外からの参加者の紹介だ。
此処では、クレスも表情を引き締める。
どんな敵が来るのかは、彼自身も知らされていないからだ。

『そして、もうひとりは――』

クレス・ローベルク > 『もうひとりはこちら!かの有名な豪商『オース・マベリム』の、美しき一人娘である――』

どうやら今日の対戦相手は、割と美人さんらしい。
気合を入れて臨もうと、そう思うクレスだった。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。