2018/09/30 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 『今日は隷剣会、放隷の会!たった一度の勝利で、奴隷が自由を得られる未曾有のチャンス!特に今回は、クレス選手も戦闘スタイルを切り替えて最初の実戦のため、何時もより隙が出来る大チャンス!今日の挑戦者は、それを見事掴むことはできるのか――!』

闘技場には、それなりの客入りがある。
対等に近い条件で戦い、勝てば奴隷を解放する、というのは、ショーの内容としても非常に刺激的なのだろう。もし奴隷が勝てば世にも珍しい奴隷が解放される所が、敗北すれば奴隷が虐められる所が見れる。
どちらにしても、損はない、という所だろう。

「ま、勿論俺だって負けるつもりはないけどね」

絶対に、とは言わないが、こちらだってプロだ。
そんじょそこらの奴隷に負けるつもりはない。
特に今回は、いつものエストックとバスタードソードではなく、ロングソード二本で戦う。
戦闘スタイルを切り替えて最初の戦いだ。できれば景気よく勝っておきたい。

「とはいえ、こればっかりは、挑戦者次第、だからなあ」

そう呟いて、挑戦者を待つ。

クレス・ローベルク > 『おーっと、今回の挑戦者は……何ともしょっぱそうな青年ですね。武道の心得があるわけでも無さそうですし、反応に困ります』

どうやら、今回は然程強くない、『虐め用』の挑戦者らしい。
まあ、そういう事なら仕方ない。あの奴隷には悪いが、精々後遺症が残らない程度に甚振らせて貰うとしよう。

「……ま、本当に、こればっかりは挑戦者次第、だからなあ」

そう言って、挑戦者を迎え入れた。

ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からクレス・ローベルクさんが去りました。