2018/05/13 のログ
■アシュトン > (なお、種族的に言えば人間も人間、真人間である。変なオーラとか変な気配とか、そういうモノは一切ない。
超強化?肉体が保たねぇよコン畜生な人間である。ドーピング、位はしているし。必要に応じて魔術強化も有るが)
はっはっはっはっは
(なんか妙な顔をして此方を睨みみているので、軽く笑って手を振っている。
闘技場の喧噪のせいで、声までは分かりにくいだろう。
なお、アナウンスされている戦績は……存外悪くない。回数は少ないのだが。
ただし、出ない情報として勝ち負けが割とはっきりしている。
そりゃそうだ、化け物相手に単独で、こんな平地で勝てる訳がないだろいい加減にしろ、である。
あちらの主な得物は、2m近いだんびらと見て間違いはないだろう。
他については不明だが……一度、脱いだ姿をみた感じでは、多数の武器を仕込んでいるという風には見えなかった。
恐らくは、近づいてぶった斬るという戦法が、中心になるのではないかと推測する。
流石に、魔法魔術、類縁の術に関しては出たとこ勝負にならざるを得ないが)
「やるだけやってみるか」
(参加の理由も義理通し位のモノだ。無理をする必要もないし、危なくなれば降参もするさ、という腹積もりである。
ややと腰を落とし、幾分と前屈みな姿勢。コートの内側、背に左手をまわすと相手を見据えつつゆっくりと呼吸を整え)
「よろしく」
(軽く声を掛ける程度の挨拶と同時、そのまま一気に後ろへと飛ぶ。
近接と読んだのなら、遠距離で相手をするのが、当然の選択と言えるだろう。
足を止めずに背部からコンポジット・ボウ――雑に言えばWっぽい形をした、小さ目の合成弓。
取り出したそれに慣れた手つきで矢をつがえ、腹のあたりに向けて一射、太ももの辺りにもう一射。
毒は使わず、余り致命傷にはならない位置。様子見混ざりの速射二矢
小型ではあるものの、色々な素材を使い張力を増した弓であるので、速度と威力、射程も案外ある。
もっとも、人間の範疇で、の話だが)
■レキ・キドー > …手を振られて、おいまさかと眉間の皺が深くなった。
いわゆるガンつけるみたいな目でアシュトンを見てしまうが、
やあ、くらいのノリで振られた手かもしれないし、まだ確定ではない。
と思っておく。
そうでもないとやり難くって仕方が無い。
「――ッち!!」
猪突猛進。
人外の身体能力で一気に決着をつける。
シンプル極まるが、極まっているとそれが通用して大勝を心配されるほど勝ち上がってしまった。
――弓を見ると一瞬警戒する。
あれがアシュトンであれ同業者であれ、装備が似ているという事はニンジャ的に毒を使用してもおかしくない。
外傷同様毒にも驚異的な耐性を発揮するが、量次第では影響を受けずにはいられない。
だから。
「――あまり動くなッ! 狙いがズレると最悪死ぬぞ!」
突っ込む事を選択した。
おそらく塗っているであろう毒を、矢二本分なら効く前に片付けられると踏んで。
足腰立たなくなるような毒でも、そろそろ次への挑戦は辞退しても良いと思っていた。
いくらかの賞金を受け取れる最低連勝数は十分にこなしているみたいな。さておき。
「――ッくァ!?っつ、重いなッ…!」
腹に一発。腿に一発。狙い違わず矢は深々と突き刺さり、見た目以上の威力に和装の魔人がぐらりと揺れる。
数歩たたらを踏むように姿勢を崩すが、しかし止まらなかった。
減速こそしているが、どうしてこの負傷を無視できるのか。
解剖生理学とかその辺の諸々を無視した挙動で前進し、覆面の男に肉薄。
「う ご く な!!」
危険な風切り音を立てて、長刀(納刀)が無造作な横なぎに振るわれる。
試合規則に則り殺さない様加減されているが、当たり所が悪ければ死んだっておかしくないのはお互い様。
■アシュトン > 「っち、マジかい」
(損害無視で身に受けながら突っ込んでくる姿に、思わず唸る。いっそ毒を仕込んで動きを奪う方が正解だったか。
普通、矢で狙われたら、薬でもキメないとひるむなり逃げるなりするのが、心理なのだが。
この状況であるなら、切り替えしの必要な自分に比べて、無理やりまっすぐ進んできている相手の方が早いか。
用意していた三矢目を地面に投げ捨てると、カトラスの柄を握り、ぐっと『押し込む』と鞘の辺りでカチリと音がする)
「動かなかったらそれはソレで死ぬだろコン畜生!!」
(半ばやけくそ気味な返答である。止まれと言うなら、せめてそのゴツイ武器ではなく、殴りでお願いしたい所だ。
踏みとどまって受けるのではなく、受け流すのを前提に。軽めの踏ん張りから、鞘へと押し込んでいた腕の力を緩めると。
仕掛けの強いばねが一気に解放され、通常よりも早く抜刀。
取り回しを重視したカトラスを、振り抜かれる刀の軌跡に合わせ、防ぎにかかる――が)
「っ、厳しい、かっ」
(武器の威力が違い過ぎるし、そもそも筋力なんてのも差があるだろう。
防ぐと言うよりも弾き飛ばされる感じで背中から地面に倒れ堕ち。
カトラスは早々に放棄して地面を転がりながら、袖口から取り出した黒塗りのナイフを2本、指の間に挟み込み。
相手の肩へと目掛けて投擲する。
形は、普通の投擲用ナイフと言っても良い。が、その表面にはごく小さな溝がいくつも掘られている。
用途としては単純、毒を含ませる為だ。
先とは違いしっかりと塗り込まれた麻痺毒は、2本でオークやオーガクラス位なら効果は見込める所だろう
主に神経伝達を阻害し、四肢の動きを鈍化、或いは停止させる。心臓や臓器とうの影響は低い為、死に至るような種別ではないが)
■レキ・キドー > わずかでも傷つかないように攻撃を回避し、飛び道具と見ればまず逃げた頃もあっただろう。
しかし今はその特性を利用する事を覚え、身に宿す他者の魂に損傷を引き受けさせて、短期決戦を狙うのが常套手段。
それが結局、一番消耗を低く抑えられるという判断だった。
総合すると、結果的には比較的飢えずに済むという。
「――あ、アシュっ!?」
――うん知ってた。
けど抗議の声をはっきり聞いて、確信して、攻撃が鈍る。
仮に全力でも、対応されたかもしれない。
カラクリカトラスは予想に反した素早さで意表をついてきた。
勝つための準備を怠らない、これがヒトの戦い方だと、相手を吹き飛ばしながらしみじみする。
…地面に転がるアシュトンを勢い鈍らせながらもズンズン追って、
投擲されたナイフは今度こそ毒入りだろうから防ごうとするが、
一本は手甲で弾くものの、もう一本が腕に刺さった。
「――。」
一瞬。自分の腕を切り落としそうな顔で冷たくその傷口を見つめたが…
さっと観衆を見回して、すぐアシュトンを睨む。
「――何のつもりだ。
私なら勝てると思ったんだろうけどお生憎様。これまでの勝負見てなかったの?
…刺しても切っても毒だって、私は簡単にやられない。
降参――
…しろ、早く、殺―― っくそ!」
矢に刺されても平気くらいなら許容範囲だと思っているが、
四肢切断がトカゲの尻尾切りだなんてのは、あまり人に見せたいものじゃない。
アシュトンなら話が通じると考え、降伏勧告。
相手の人格をこちらがどう思っていても、この場に立つ時点でそんなものは通用しないのかもしれないが。
アシュトンの事情みたいな現実や、毒の効果なんかを甘く見ていた。
毒の使用者から見れば口をきいているだけで異常かもしれないが、それだけの毒であった事に焦る。
こんなの使って良いのか審判と抗議するのは後回し。
ほんのわずかな間ですっかり利かなくなっている片腕に、慌てて肩口をたすきで縛り付けようとした。
両手が塞がる攻撃のチャンスだが、降伏しないと見れば、今度こそ怒り任せの一撃が向けられるはず。
■アシュトン > 「はぁい、正解。手ぇ振ったのに気付かないとか寂しい――なんて軽口叩いてる余裕ねぇな」
(マヂで余裕がない。
とりあえず見た目通りの人間を相手にしていると考えてはいけない様だ。
どちらかと言えば、小型のオーガとでも言った方がまだ近い。
強引に間合いへと突っ込まれて、ぶった叩かれて、吹き飛ばされるか真っ二つになって、俺が死ぬ――いや、死ぬのはなるべく勘弁願いたい。
何にせよ、これが確実な負けパターン。
投げナイフの行方は視線の端で捉える程度に留め。相手が自分の腕を見て動きを止めている間に、もう何度か大きく転がってから、膝立ちに身を持ち上げる)
「始まる数分前、ちょっと覗きに来たらスポンサー様に掴まって強制参加なんだから見てる訳ねぇだろ。
まぁ、今までの一瞬だけで、普通の人間レベルじゃぁないってのは予想がつくな。
とは言え、全く効いてないって訳じゃぁない。
参ったな、『まだ』降参出来る様じゃ状況になってないってのは、分かるだろう?」
(相手の様子を観察しながら、ゆっくりと立ち上がる。
戦いは始まったばかりであるし、此方とアチラ、どちらが圧倒的に不利という状況にも見えない。
二人だけが戦っているならまだしも、客やスポンサーやら、そして金も動いているのだ。
そう単純に済む問題じゃぁない。
片目を閉じて少し考えるような仕草。こうやってやり取りしている間も、毒の回りを待つと言う意味で此方にとって優位な状況、ではあるのだけれども)
『そっちがわざと負けてくれねぇか?貰える賞金の半分は回す。諸々、一番問題の出ない終わり方だ。
煙幕で視界を遮るから、適当に倒れてくれりゃそれでいい』
(口を動かさず、相手の耳だけに音の振動として伝わる。空気伝達系の魔術、とでも言えばいいか。
スポンサーやら観客やら、敵に回さず終わらすにはこれが良いだろうと言う、逆提案だ)
■レキ・キドー > 「――ああ分かったッ!」
効いてはいるが効きは遅い。
じきに身動き取れなくなるかもしれないという不安はあるが、死には至らず時間がかかっても解毒はされるという確信がある。
だから至って強気に、アシュトンが降参しない的な事を口にすれば、肩口を縛っていた手でむんずと刀を握り直した。
――贔屓にしてくれる雇い主からの頼みを断れなかったのだというのは十分に理解できる理由だったが、いつ降参するかはアシュトンの裁量。
私はそこまで知らないよと言い放ち、ではとっとと重傷を負わせてくれると、ややむきになる。
ぐわっと身を躍らせて、踏み込み、踏み込み、片腕で振り上げる身長以上の大太刀大上段(納刀)。
考える間など与えまいという動きだが、ニンジャ的手段で提案は届いていた。
「…間に合えばね。」
これで勝てるかどうかは分からない。
アシュトンが一筋縄でいかないのは分かったし、まだ隠し玉があるかもしれない。
提案にホイホイ乗ってしまうのもしゃくだけれど、アシュトンが降参するよりも自分が降参した方が、
毒を受けた状況的に自然であるし、互いの損耗も少なくて済む。
かなり容赦なく襲いかかりながら、煙幕が間に合えば話に乗ろうとぶっきらぼうに唇を動かした。
打ち込みが、やや芝居がかった動作に変わり、それはまるで止めに際して見栄を切ったようだけど、
ほんの少し間が出来る。
■アシュトン > (アチラは叩き潰す戦法、此方は絡め取る戦法。
その点から考えても、自分が勝ちに持っていく方が無駄な怪我も少なくて済むだろう。
いやま、俺が殴られたら身がもたないってのも大きいのだけれども。
返事がどう来るかはさておき、次の手も用意しておくべきだろう。
弓は、相変わらず左手に握られたままだ。それをチラリと示して視線誘導のような事をしながら、右手をコートの内側へと潜り込ませる)
『という事だ……』
「なるべく痛くない様に、済ませてやるよっ!!」
(大きく上へと構えるような仕草に合わせて、此方から敢えて前に出る。
周囲からはやけくそ気味な攻めに見えるか、それとも構えの隙を突いたように見えるか。
刀の間合いに入る一歩手前。懐から何かを取り出すと、そのままレキの足元目掛けて転がす。
一つは発煙弾……煙幕である。大会用に、刺激物を除いた――サビ抜きである。
ぷしゅっと煙が勢いよく出たな、と思った直後。強烈な閃光と爆音が周囲に響き渡る。観客席にいても、耳をつんざく程に。
此方はもう一つの方、閃光爆音弾。或いはスタングレネード。
対象の無力化に使うモノだが、観客や周囲の視線を逸らす事も出来る。至近距離なら音の衝撃はあるが、死ぬ程じゃないし、レキなら問題はるまい。
まぁつまり、もくもくと広がってゆく煙と、閃光と、音で、此方へと向かう注意を遮った形だ。
距離が近い分完全にとはいかないが、自分は使用者であるため、ある程度無効化は出来る。
光と音と煙の真っただ中に突っ込んでゆけば――互いに意思疎通ができていれば、だが。
足払いから胸元を掌で押し倒し、地面に倒れさせる形で決着をつけるとしよう。
武器を手放してくれていればなお良しである)
■レキ・キドー > 投げつけられるでもなく転がってくる物に対しては蹴り返そうとするような反応を見せるものの、それはなく。
ぶわりと膨らんだ煙の中で、一拍遅れてガンと適当に地面を打った。
「――ぎゃっッ!?!?」
煙に包まれたと判断した次の瞬間、閃光と爆音。
煙だけだろうと思っていたところに追い打ちで面食らい、視力・聴力を一時的に奪われる。
これは本気でやり合っていたとして、本当に勝てたのだろうかと慢心を猛省していたら、足払い。
抵抗なく押し倒されて、刀は手近に転がった。
――ふと。これからどうなるのだろうと思う。
相手がアシュトンなので、紳士なところがある人なので、
闘技場側が送り込む趣旨の明確な怪物のように、敗者を無暗に辱めるような事は無いと勝手に思っているのだが。
スポンサーの顔色を伺わなければならないように、会場の空気だとかに抗えないとしたら?
自分は空気を読まずに無視して来たが、ここはそういうショーも楽しめる闘技場。
ちょっとその辺、念を押しておこうかと小さく口を開いたら――
「ほっほ―― …っあ、わ、ふひは―― お、おひ、へんらひら…」
口がきかない、変な気は起こすなよと、もがもが。
刺された片腕に続いて四肢も効かなくなっているようで、抵抗というか抗議の仕草も力無いが、煙が張れる前には、もう昏倒したフリをした。
意外なほど消耗が穏やかなところから、致死性の毒ではなかったのだろうと納得するが。
■アシュトン > (重い煙は、闘技場にとどまったまま中々晴れる事はない。
時間にして数秒程度の経過だが、若干不満の意図も感じ取れる。
押し倒した体勢のままに、ちょいちょいと気流を術式で操作してやると。
煙幕はやがて霧散し、状況があらわとなる
ある種あっけない決着、ではあるのだが。場を盛り上げるような、甲高い声のアナウンスが響き渡り。
それに合わせて、観客の方では。然り、とでもいうべきか。戦いとはまた違う意味での、興奮が渦巻き始める)
「さてと、それじゃ……皆様のご期待に沿えるとしましょうか」
『暫く、痺れた演技しててくれよ?あぁ、毒は自然に抜けるから安心していい。
無理やりっぽい感じの方が受けがいいから、適当によろしく。意識の無い状態、てのもありっぽいが』
(口当てにしていた布をぐいと下に逸らすと、顔を露わにして。
口端を上げる軽い笑みを描いたままに、彼女の唇へと強引に重ね付けるとしよう。
……彼女の方はうっかり戦闘に集中して、此方が勝つ意味を忘れていたかもしれないが。ここは、そういう場所である。
ついでに言えば、『こういう事態が起こる』からこそ、観客やらを敵に回さず済む訳である。
敢えて言わなかったけど。まぁ、スポンサーにお願いして、記録データーの出回りは何とか差し止めてもらおうか。
抵抗が余り無いか演技の範疇であれば、彼女の衣服を捲り上げて下半身部分をさらけ出すとしよう
……事と次第によっては、此方の逆転負けになりそうだけど)
■レキ・キドー > 「――ひょっろ!? はへっ! はっ… ああああああ…!」
昏倒したフリを続けようかと思うが、待て待て待てと身をバタつかせる。
甘く見ていたのだ。
自分が勝っているうちはそういう事を起こさなかったし、それで許されていて、たまにはそういう上品な大会が開かれる事もあると説明されていたから。しかし――
男が女に勝ったとなると、事情が変わるのか。
…賭けの結果に対する猛烈な熱気とは別に、煙が晴れてみれば観衆から自分に向けられる目がガラリと変わっている事を意識する。
押し寄せる邪な感情が身を昂らせ―― それによって解毒は急速に早まるのだけれど、これはしょうがない事だから身を任せようという、流される感情が抵抗を弱めていた。
「――っふぶ…!? んンッ… んんんんんん…!」
唇が触れあい。
ベッドではしなかったじゃんか、と悔し気に顔を歪めた。
それは早々に自分が咥えてしまったからかもしれないけれど…
一度は肌を重ねた事がある相手と最初に口付けたのが見世物でなんて、なんか嫌で。
引き剥がそうとするように手を動かすものの、用は成していない。
「――っふぅ! ぅうっふ、っふぅうううううう…ッ!」
脱がし方はもう知られてしまっている。
人前で脱がす事はないだろうと、とにかく抵抗するものの、見えなきゃ納得させられないというのも頷ける話。
――やろうと思えばアシュトンの股座を蹴り上げるくらい出来たかもしれないが、されるがままに身をよじる。
そしてふんどしも、例によって湿り始めているという。
■アシュトン > (そう言う大会も無くはないし、女性が勝ち続けている限りは、それはそれで納得される場合もある、が。
男が女に勝った場合、話は別である。というか、そいう「上品な試合もある」なんてのは、可哀そうな犠牲者を呼び込むための文句、という側面が大きい)
「はは、毒が回ってて何言ってるかさっぱりだな」
(押し倒していた手で、胸元を摩るように愛撫しながら。
口づけをより深くと押し付ければ、舌をぬるりと捻じ込んでゆく。
まぁ前回は口で最初にしたらね、仕方ない。或いは後半戦は互いに忘れてしていたかもしれないが。
状況が状況だっただけに、記憶には残っていないかもしれない。
もう一方の手が己のズボンへと掛かると、金具を外す金属音と。取り出されるのは、鎌首をもたげた雄の杭。
取り出した小瓶の中身をそれに垂らし濡らしてゆけば、粘液質に光を照り返す)
「こいつは特性の媚薬でね。
雌の腹の中を刺激して、初潮が来てない処女でさえ孕ませるってシロモノだ。
なぁ、奥までぶち込んで大量に流し込んでやったら、どうなるだろうな?」
(如何にも演技っぽく、悪い笑みを浮かびあげる。
なお、実際の所はローション代わりに使う普通の媚薬である。……普通の媚薬とは一体。
興奮作用や催淫作用はあるものの、先に言ったような効果はない。
――そういう効果がある薬も、別にあるには有るけれど。
観客を盛り上げるための、一種マイクパフォーマンスである。
怒張を見せつけるような体勢をとりつつ、フンドシの上から割れ目を一撫で。それだけで湿り気を感じ、双眸が細くなる。
下着の端に指を掛ければ、グイと横に強めと逸らし。秘所を露わにとしてやって
全部を脱がさないのは、せめてものとでも言うべきだろうか)
敗北の代償を、しっかりと味わえ、よっ!!
(先走りも混ざる鈴口を、花弁へと押し付け。
腰を軽くとゆすり位置を整えれば、そこから一気に体重をかけ。媚薬を潤滑液にして膣穴を押し広げると、奥まで一直線に貫いて。
子宮口へと叩きつけるようにすれば、重い衝撃が彼女の胎内深くへと鈍く広がり。押し付けた体勢のままにグリグリと腰を動かし、深い部分を捏ね上げてゆく)
■レキ・キドー > 「んンン…!ンーッ…!」
いやいやするように首を振って舌から逃れようとするが、アシュトンは諦めないし、止められる状況でもないと観念すれば、おずおずと口の中でだけは、くちくちと、ほとんど動かない舌を絡め返すような素振りを見せた。
なだらかな胸をさする手に手を沿えて、止めさせようとしているのか誘導しているのか分からなくなりながら。
というかアシュトンは恥ずかしくないのかと、やや弛緩した顔で抗議っぽく睨む。
…おクスリの説明に、冗談だよね?と青くなったりしつつ。
「…ほ、ほひっ!ひょ、ひょうはん、は…!まへ、やへへ、やへ、ろっ…!」
自分の特性を思えばまさか孕む事は無いと思うけれど、
堕胎なんて考えたくもない。
先日も孕ませるの何のと言っていたのを思い、妻とやれと。
「――ッ…! …! …!」
聞き入れられるわけもなく、挿入。
愛撫もそこそこだが、侵入するそこはすっかり熱く濡れそぼって、一息に奥を突くのを受け止めた。
背筋を駆け上がる快感に身をのけ反らせて、ほぼ逆さになる視界で、観衆をそわそわ見回す。
幸いここに映写機まであることは意識できておらず、この痴態が場合によっては永久保存とは知らない。
「――っはぁッ、っはぁッ、はッ、ンッ、ンァああんっ…!」
またこれ、とアシュトンの奥まで響くピストンに悲鳴を上げた。
一突きされる度に表情がだらしなく崩れていくのを感じ、見られているのもあって顔を覆ってしまう。
そうしながらも、中の肉襞は搾り取ろうとするようにうねり、捏ね上げに応えてぐちょぐちょ鳴った。
■アシュトン > (喋りがおぼつかない所から、舌も動かしにくい状態だろう。
もっとも、状況からして余り乗り気でない部分が大きいだろうけども。
此方から舌を捉えると、丹念にその形をなぞり、舌先で裏筋をくすぐって。
咥内から、唾液の混ざる音が響いてゆく。
何の抗議か、睨む視線には軽く口の端だけ上げて返しておいた。……後で謝っておくべきだろう、多分。
お薬の説明に、青くなった頃合いに。まぁこの辺りで十分かと、小さく笑ってから)
「冗談?んな訳ないだろ。しっかりと孕ませてやるから、安心しろよ?」
『ただのマイクパフォーマンスだ。気持ちよくなるだけの、お薬だよ』
(これで安心できるかはさておいて。観客を興奮させる為だけの方便だと伝えておく。
直ぐにネタ晴らしすると意味がなくなっちゃうからね。客を沸かせた方が、当然金払いがいいのだ。
さてそんな事を言いつつも、胸元を弄ぶ手の動きは止まらずに。
杭は秘所へとぐいぐいと押し付けられる形となり)
「っ、ん……奥まで入ったぜ。
無理やりエッチな事されてる姿、皆に見て貰おうな?」
(挿入する前から期待もあったのか、どうなのか。
媚薬を使う必要もなかったのでは、と思う程に。解れて濡れた膣内は、怒張を受け止め。
奥までの一突きに、反る背が快感の程を伝えてくる。
映写機については、対処しておくので大丈夫、とは言わないけど。見られている時点で、大概である。
蜜壺をかき回すかのよう、最初から力強く激しい律動に、淫靡な水音が鳴り響き。
愛液をまき散らしながら腰を打ち付けてやれば、膣肉を抉り、膣奥を貫いて。
彼女の胎内で怒張は更に熱を増し、心地よさげにピクリと跳ねる)
「っ、このまま一発、奥で出してやる、からな。
人前で孕まされて、いっちまい、な、よっ!!」
(ずるりと、腰を大きく引き抜いて。
そこから体重をかけて押し込めば、尖端を子宮の入り口へと捻じ込んで。
種付けのプレスを決めると、物欲しげにうねる膣内の中。快楽の限界をまたぎ越え。
一瞬肉竿が大きく膨れたかと思えば、直後、吐き出されるのは大量の白濁液。
濃厚な精液は塊のように、子宮の中へと叩きつけ。重い液体が、瞬く間に胎内をみたしてゆく)
■レキ・キドー > 舌が丁寧だと、つい協力的になってしまったりするが。
基本は抵抗。その中で、見破られまいとするようにほんのちょっとだけ親愛の情を返す。
態度など無くても、体の反応だけで十分好意は感じてくれたかもしれないが。
ちゅうっと舌に吸い付いておきながら、しかめっ面で。
背を掻くように腕を回してしまいながら、腰は逃れようと―― いや、自分から振っているようにしか見えないだろうか。
「ららのっへ、ひひょ… ひひょーらろっ!? ~んッ? ン、ン、あン…っ!」
オクスリ使うのがそもそも卑怯で、必要無いのにと声を上げ――
でも本当は、こんな状況では感じられないかもしれないから、おクスリも無事に帰るための小道具としてみれば、思いやりなのかもしれないと思い当たる。
相手の行為に考えが及ぶと、それを必要としない自分の身体はなんともあさましく。
もうどうしたらいいのか分からないと言う風に、アシュトンの肩に頭を埋めて顔を隠す。
「――っは、っはァ… やぁ… やらぁっ… みらへっ、いゃっ、やあぁ…
…ッぃふっ、も、いっひゃ、いぅううううううッ――ッ…!!」
内容はどうでも喘ぎ声にしか聞こえないようなとろけた声で。
呼吸もままならないかのようにきゅうきゅう喉を鳴らして、最後の一突きにはピンと脚が張り、
半脱ぎの和装がシルエットを隠してなお、ガクガクと大きく痙攣して絶頂を迎える。
媚薬も手伝ってかびちゃびちゃと溢れた蜜がアシュトンのお腹を打って。
――忘我の表情でぐったりと宙を仰ぐが、これで許されるかは……
■アシュトン > (今まで知った情報として。まず、案外と繊細に乙女である。
あと、基本対応がツンツン。なのでまぁ、ちょっとだけでも素直になるのが、彼女なりの表し方なのだろうと、思っておく。
遠慮がちに吸い付いてきた事に、ちょいとばかり楽しげな表情を浮かべつつ。
抱き着いてきたのは……観客にどう映るのだろうか。個人的には嬉しいのだが)
「だいぶん気持ちよくなってきただろう?
経験のない女でも、こいつには耐えきれないぜ」
『いやほら、愛撫して恥ずかしい目が長引くより、早く終わらせたほうがいいだろうし。
クスリで気持ちよくなった方が、言い訳も立つだろ?無事に納める為に、仕方のない事さ』
(周囲へのパフォーマンス的な意味も含まれているが。
彼女自身の解釈とは、そう大きくとも外れていないようである。
もっとも、実際の心中を察するのは難しい所であるが。
本来なら蕩けた顔も見せた方が良いのだろうが、流石にちょいと可哀そうかと。
顔をうずめてきた所を抱きかかえてやれば、そのまま軽くと肩のあたりへと押し付けてやって)
「っつ、ふぅ……まだ、でるぞ……はは、お腹の中たぷたぷになっちまったな」
(脈動に合わせてドクドクと、白い粘液は絶頂の訪れた膣内へと遠慮も無しに放たれてゆき。
お腹にかかった蜜の飛沫をゆびで拭えば、ぺろりと舌で舐めとって。
やがて全てを出し終えてから一息の後に。蜜と精に濡れた膣穴から、肉竿をゆっくりと退き出し。
混ざり泡だった液体が、ぽっかりと空いた花弁の穴からこぼれ出るのを、観客へと見せつけてやる)
(さてそののちと。
白濁零れる膣穴へと、再びに挿入されてゆく怒張。
ここで自分は引く手もあるが、その場合は別の参加者による輪姦になる可能性も高く。
客が満足するまで、己の手による行為が続いた方が、まだマシだろうか。
数度と精を流し込んだ後に。客の盛り上がりと落ち着き具合の合間を縫って、控室まで担いで連れてゆき、試合の終わりとしようか。
――なお、彼女が気が付いた頃合いには、謝った後に半分よりも多めの賞金を譲ったそうな)
■レキ・キドー > 観衆の劣情にさらされて、媚薬によって、あるいはアシュトンの優しさや、縁起とはいえ興奮を煽る言葉など、身体の接触にあわせてどうしようもなく昂る要素が重なり、もうわけが分からなくなりつつあった。
アシュトンは肝を冷やしたかもしれないが、媚薬にとろけさせられてという事にしておこう。
――第2ラウンドに入ると、案の定まだするのかと抵抗を示すものの、すぐに流されてもうかなりチョロイ。
何をされたのかはこれ以上覚えていられなかったが、輪姦よりは遥かにマシで助けられた形だと、後で、内心では納得しただろう。
その納得をアシュトンには伝えなさそうだが、謝罪を否定したり、賞金をきっちり半分にしようとしたりするところで表現したつもりになるのだ。きっと。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からレキ・キドーさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からアシュトンさんが去りました。