2017/09/30 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にフォークさんが現れました。
フォーク > アケローン闘技場には昔から伝わる名言がある。

『英雄は眠らない』

人気ファイターは忙しく、また試合数も増えるので眠っている暇もないという意味だ。
現在、闘技場でトップレベルのファイターとなっている『ザ・バーバリアン』も例外ではなかった。
その正体は傭兵フォーク・ルースである。

(ね、眠い。でも今日試合をこなせば少し休みが取れる!)

不思議なもので睡眠不足で疲れているほど性欲は高まる。
現在ザ・バーバリアンの男根は激しい隆起を見せ、腰に巻いている布を押しあげ外気にさらされていた。
試合を待つギャラリーたちはそれを観て、今夜のザ・バーバリアンは闘士が漲っていると応援の声をさらに張り上げる。

「うおーーーーーーーー!!!!!」

ザ・バーバリアン。眠気覚ましに咆哮する。
今宵の対戦相手は果たして?

フォーク > 「どっせい!」

ザ・バーバリアンが対戦相手に炸裂させたフィニッシュホールドは東洋の武道にある技『オオソト』だった。
通常のオオソトは相手の襟元を掴んで行うものだが、彼のオオソトは相手の衣服の腰を掴むスタイル。
それくらい彼の睡眠欲は絶頂に達しようとしているのだった。

「それでは観客の皆々様がたよ。また逢おう!!」

試合後、適当にファンサービスを行ったザ・バーバリアンはふらふらの足取りで選手控室へと戻る。
そこで彼が目にしたものは……?

「ギニャーーーー!!!」

ザ・バーバリアンは卒倒する。
控室の机に置かれていたのは、闘技場の支援者たちに送るサイン色紙の山だったからだ。
彼がきちんと睡眠を取れたのは、それから8時間後のことだった。

フォーク > 英雄は、眠れない。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からフォークさんが去りました。