2017/02/23 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にマリアベルさんが現れました。
■マリアベル > 「これで30人目。なかなか居ませんわね」
ぽつりと呟きながら、死体を片付けさせる。
次の挑戦者を、と司会に命じながら。
お嬢様の親衛隊に欠員が出てしまった。それもかなりの数。
これの補充の為にやってきたのが、闘技場である。
闘技場で、腕利きの人間を10人ばかり用意し、親衛隊の選抜試験に回す。
これが、わざわざ贋金造りの調査を一時中断してまでこんな場所に来た理由だ。
ところが、だ。
「ここまでゼロとは――闘技場のレベルが落ちましたか?」
■マリアベル > 「――次」
闘技場でもかなりの実力者、という傭兵の喉を切り裂き終了。
31人目。失格。
どうも、弱い人間ばかり集まる日を選んでしまったのか。
それとも、実力者は闘技場などではなく野試合を選んでいるのか。
「やれやれ……」
はぁ、とひとつため息。
闘技場の主催者の一人が嫌な顔をするが、知った事ではない。
全てはお嬢様の為なのだ。
■マリアベル > 結局、選抜試験にかなう者はおらず。
女執事は落胆しながら去った。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からマリアベルさんが去りました。