2023/03/06 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 静けさ漂う、人気のない夜の倉庫街。
立ち並ぶ倉庫の間の路地を、腰に明かりの灯ったランタンを下げながらざしざしと
歩いているのは特徴的な銀色のジャケットを羽織った冒険者らしき風情の金髪の男。

「──くーわわわ……」

のんびりと歩を進めながら、男は誰も見ていないのを良いことに盛大に欠伸をかます。
……否。この男の場合、見てても構わずやるのだが。

なお、男は冒険者として倉庫街の警備の依頼を受けてこの場におり、今は不審なモノや
人物などがいないか、警邏している最中である。

──とはいえ。今の所とそういったものと遭遇する事もなく、男は暇であった。

「……平和なのは良いことではあるのだが……うぅむ、もう屯所に戻って
寝ててもいいような気すらしてくる始末」

などと、サボりさえ視野に入れ始めたりもしつつ。
退屈そうな面を下げたまま、ダラダラとやる気なさそうに巡回を続けてゆく。