2023/01/27 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にエレイさんが現れました。
■エレイ > まだ日の高い時間帯の、いくつもの倉庫が軒を連ねる倉庫街。
その通りには、荷物を倉庫へと運び込む人足が何人か行き交っている。
ピーク時にはかなりの人数になり、結構な混雑となったりもするのだが今はそれも過ぎ、
ぼちぼちと言った所。
そんな光景を眺めながら、両手を頭の後ろで組みながらのんきそうな面を下げてのんびりと通りを闊歩する、金髪碧眼の男が一人。
「──んんーむ……なんにもなさすぎて暇すぐる。くーわわわ……」
独り言を呟くと、大口開けて欠伸を零す。
男は、冒険者として倉庫街の警邏の依頼を受けてこの場に来ていた。
なんにもない、とは言うが、実際にはこれまでに荒くれ者たち同士の喧嘩などが2、3勃発しており、
男もその仲裁もしくは鎮圧にあたっているのだが、男にとってそれは特段記憶に留めておくような出来事ではなかった模様。
ともかくそんな感じで暇を持て余している男は、なにか面白いものでもないかと淡い期待を抱きながら
視線を巡らせつつ、大股でゆっくりと歩みを進め続けてゆく。