2022/08/01 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場/酒場」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 夜中であっても続いている貨物船の往来に密かに港に停泊する奴隷船、日夜問わずに続く港町の酒場の一角。
本来ならば一仕事終えた海の男なり何なりが英気を養うために血気盛んに飲み明かしている事も珍しくないものであったが、今夜の店内は毛色が違っていた。
酒の入っていてもいなくても衣服をまともに纏っているのは店員ぐらいしか存在せず、あちこちが見えている始末。
普段漂って来る酒や料理の匂いの代わりには、甘ったるい様な香水の匂いと性臭の混ざった不穏な匂いが漂っている。
「――――はっ、はぁ、あぁぁぁ……ぁ……ぅ……!」
何より酒場に満たされているのは、カウンター席に座る客達に乗っている者、
テーブルの上に身体を預けられているもの、つい今しがた生での精液を膣内に吐き出されたのを受け止めてしまったもの……
疎らにミレー族や亜人といった者も存在する、裸の女性達だった。
一説によれば奴隷商人がハイブラゼールで全ての資産を賭けて負けた奴隷が流されて来た、
貸しきりでも無かった酒場に偶然入った不運な女性、或いは分かった上で足を踏み入れたのか――
細かい理由等は人によるだろうが、享楽的な宴はまだまだ終わりそうに無く、酒場の壁にはこんな張り紙が施されている。
「ご使用自由、大特価」と。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場/酒場」にハレスさんが現れました。
■ハレス > 今回の仕事場はダイラス。
この都市の上級貴族のご婦人の依頼でわざわざここまで足を運び、たった一人のための施術を行う。
まぁそれなりの代金を頂けるので全く問題はないし、施術の時間以外は自由だ。
王都とは異なり良くも悪くも活気の溢れるこの都市を久しぶりに堪能するとしよう。
「んん?」
いくつか酒場を巡って程よく酔った頃合い、さてハシゴもこのくらいにして宿に戻るかというところで目に付いたのは、とある酒場の壁の張り紙。
どういう意味の張り紙なのか首を傾げるものの、いくら酒に酔おうと淫靡な匂いを見逃すほど回ってはいない。
どういう経緯で酒場が乱交パーティ会場となったかはわからないが、ここは当たって砕けろの精神。
はてさて中は一体どんな様相となっているのやらと、酒場の扉をくぐる。
「おぉ…コイツは、なんというか繁盛してるな…」
酒場の中は酒の匂いに混じって強烈な性の匂い。
裸の男と女が複数、酒を呷りながらのくんづほぐれつの大乱交会場そのものだ。
「よおマスター、娼館がまるまる移転してきたみたいな有様だな」
とりあえずここは酒場なので、まずは絡み合う男女を掻き分けカウンターに進み、強い酒を頼みながら事の経緯でも尋ねてみようか。
■店主 > 「――おぉ、運が良いな。何でも奴隷商人同士がデカい勝負をやったらしくてよ。負けた側の奴隷が此処まで流れちまってるって訳さ」
普段以上に繁盛し、奇妙な匂いが満ちあふれている中、酒の注文も絶えていないのか満足気な笑顔で新たに入って来た相手にマスターが言葉を投げ掛ける。
奴隷全員が勝った側の商人のものになるのではなく、捌ききれないと踏んだ分が上物から捨て値と年齢や状態問わずに好きにばら撒かれたらしい。
近場に用意されていた奴隷市場と町の気風も合わさって、強引な取り合いではなく仲介人が挟んで理路整然と行われ、町中にフリーの奴隷が無造作にばら撒かれたとの話だ。
其方の方が景気が良く、話が伝わった方が良いヤマが転がり込んで来ると踏んだのかもしれない。
「お陰でこうして儲かってるけどよ、こんなんだからうっかり入って来た女の客もちょっとは巻き込まれてるが誰も気にしてねえ。女の注文も買い取った客が持つ事になってるからな」
眠らない都市ではよくある事とばかりに豪快に笑う中、一段と抵抗が激しいまま片隅で男達に抱かれている者、
または既に犯され抜いて虚ろな表情を浮かべている者に、奴隷と見紛う様な甘い表情でちょうど空いた女性……と、どこか見覚えのある顔も見付けられるだろうか。
■ハレス > 「へぇ、そいつはまぁなんとも、奴隷商もたまには派手なことをやるねぇ。
おかげで選び放題ってところだな」
いかにもこの国らしい出来事と言えようか。
ここまでくるともう奴隷ではなくフリーの娼婦か哀れにもレイプされてしまった女性という感じはしないでもないが。
店内にて恍惚な表情を浮かべて転がる数名の女性を見る限り、好きで犯されてる者もいるのだろう。
どちらにせよこの町はしばらくは好景気に揺れることになりそうだ。
酒を呷りながら店内を見回す男は、はてさてどいつと遊ぶとしようかと。
「こうしてみるとヒト以外も多いな、そっちのほうが都合がいいが……んっ!?」
人やエルフといった種族は奴隷として捌きやすく、ミレーや亜人といったものは人を選ぶらしいとはよく聞くため、それらの多くが町に流れてきたのだろう。
何人かひとまとめに宿に連れ込んでやろうかと選んでいると、ふと見知った…いやそれどころではない人物の姿がそこにあった。
彼女は今まさに犯されているのか、はたまたたっぷりと犯された後か…もしくは全く相手にされていないかのどれかだろう。
■レフェーリア > 喘ぎ声や肉の匂いが混ざっている中、歓楽街の男も男なら女も女である。
酒気を孕んだ女性は店内を確認した上で意図的に入る者もいるし、
本当に偶然に入ってしまった女性であってもこの町の男達は扱いを心得ているとばかりに裸に剥かれた頃には喘ぎ声ばかりが溢れる様になっていて。
亜人やミレー族の類も他の面子が空いている代わりに、といった扱いの差に違いはあれども、この場で女性が犯されるのは何も変わりはないもので。
「……あ、あぁ……ッ……」
そんな中、船乗りと思わしき大柄な男が離れ、すっかり全身も上気して仕上がっている丸裸のふくよかな女性の姿を捉えられただろうか。
他人の空似といった類でも何でもなく、店内に何者かがまた入ってきた音を聞き取ってか出入り口の方を眺めて来た視線とかち合ってしまった結果、
驚きの表情と合わせて淡く下腹部で光を宿す淫紋が満足そうに淡く輝きを見せているとなれば、何の言い逃れも出来ないだろう。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場/酒場」からハレスさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場/酒場」からレフェーリアさんが去りました。