2020/09/18 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」に海柘榴さんが現れました。
■海柘榴 > 船着き場 倉庫街
海柘榴は一人、在庫点検を終えていた
仕事柄手に入れてきた品物の確認。
中にあるのは盗品の盗品。
海賊狩りを行って手に入れた合法品だ
中には品物としては媚薬や酒、煙草葉などが摘まれており嗜好品類が並んでいた
下手な宝石よりも需要があり、捌きやすい
ちょっとした酒場で税抜き、もしくは普段の値よりも安く卸せばそれだけで飛びついてくる
他の品も同様に。
発端は船にいる間の仲間との喧嘩による罰ながら大したことはない
胸元に挟んでいた筒から葉巻を取りだし、燐寸の先端を擦る。
ブチリと噛み切った先端を捨て、甘ったるい煙を吐き出しながら、倉庫街の道を一人歩いていた。
「かったるい事は終わったしどうしようかねえ。
適当なチンピラでもいりゃ魚の餌にしてやるのに。」
求めているのは八つ当たり気味な喧嘩やセックス
もやっとした気分をすっきりさせたかった
とはいえど、今の倉庫街は静かなもの
倉庫荒らしや秘密裏な取引でもしていなければ、此処は用なしな場所だ
見回りなんて丁寧なもの、居やしない。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にオルティニアさんが現れました。
■オルティニア > 「――――にゃあっ!?」
そこらのチンピラなど一蹴してのけるだろう武骨な筋肉と、それでいて女である事をこれでもかと言わんばかりに主張する胸尻の膨らみを、ボディラインもぴっちりと浮き上がる海獣の皮繋ぎにて包み込んだその長躯が曲がり角に差し掛かった所だった。
ぽいんっという軽い衝撃を感じると同時、トーンの高い声音が仔猫めいた悲鳴を上げた。
長躯の海賊娘がさぞや深い谷間を形成しているだろう乳塊越しに下方を覗き込んだなら、そこには石畳に尻もちをついた若草色のチュニックの小躯と、華奢な細脚の付け根に食い込む純白の白帯を目にすることが出来るだろう。
そしてその次の瞬間には、打ち付けたお尻の痛みに瞑っていた双眸が長い睫毛を持ち上げながらキッと見上げる翠瞳の何とも気の強そうな煌めきと共に
「ちょっとぉ! どこみて歩いてんのよでくのぼーっ!」
きゃんきゃんと吠え立てるスピッツの如き罵声が威勢よく倉庫街に響くのである。
■海柘榴 > 倉庫街っていうやつは、どこも静かなもの
堂々と不忍に歩くのは、コソ泥はともかく怪しげな取引や密会を行うような連中に悟らせるため。
わざわざ現場を見つけてやる必要もなく、そういう連中は息をひそめる
況してや倉庫の中でやるものだろう
お陰で一人葉巻の煙を燻らせながら、海柘榴は倉庫を角に曲がろうとしては、倉庫街から出ようとしていた。
その時壁際を歩いたのは、何かしらの物音を感じた時身を潜めるための癖だったのだろうか
胸元に軽い衝撃 ぶつかった奴は跳ね返り、地面に尻をサービスしてみせるという慈善っぷり
そんなことをしても地面様は何もしちゃくれないけどね、と葉巻の煙を口の中で転がし、半開く。
モワリと零れ出ていく煙を感じながら、でかい胸元では見下ろしづらい相手
一歩後ろに下がれば、そこにいたのは。
「お、でけぇ。」
小柄な身体に見合わぬ豊乳
海柘榴よりは小さいものの、肩幅や背丈が強調し、より大きく見せている相手がいた。
強気な視線に片眉を持ち上げきゃん鳴くのに葉巻を手に携え。
「アタシがでくの坊ならテメェはなんだ、この爆乳ロ―――エルフ?」
その爆乳や尻から見えるサービスショットの前に、耳に目が着く
ロリと言おうとした口が途切れ、出てきたのは
「ババアか。」
ズドンッと心に言葉のカトラスをぶち込んでいく。
最も、海柘榴自体見た目良ければ歳は良し
言葉のちょっとしたジャブの打ち合いである。
■オルティニア > 「あちこち無駄に出っ張ってんだから、もっと周りに注意して歩きなさいよ!」
チュニックのお尻をはたきつつ立ち上がりずずいっと身を寄せれば、ダークブラウンのつむじは丁度豊満な彼女のおっぱいに鼻先を埋めるかの位置関係。
その側頭からぴょこっと突き出た尖耳を見るまでもなく、恐ろしいまでに整った容姿を見ればエルフである事は一目瞭然なのだけれど、すらりととした高身長が多い森の妖精族としてはなんて枕詞をつけるまでもなくチビだった。
その癖、チュニックの胸元は眼前の海賊娘の双乳にも負けぬボリューム感をたわわに実らせているというアンバランスさ。
そんな小躯が一丁前に細剣を腰に吊り、釣り上がったエメラルドの双眸で長躯の海賊を睨み上げ、今なおきゃんきゃんと騒ぎ立てる様子にはある種の微笑ましさすら感じられるかも知れない。
「―――はァ!? あ、あんた今どこ見て……ちょ、今爆乳ロリとか言おうとしてたでしょっ! そーゆーのわかんだからねっ!!? ――――って、バ………ッ!!!!???」
『でけぇ』という素直な感想に続く暴言の数々に、一旦は丸くなった翠瞳がますますつり上がり、白皙の頬にかぁぁぁぁ…ッ! と紅潮の朱を広げていく。
何事か叫ぶべく広がった桜唇ではあったが双の眦と共に閉ざされて、そのままぷるぷるとエルフ耳ももろともに震わせる小躯がひきつった笑みに口端を歪ませながら
「ふ……フフッ、フフフフフフ…ッ。なるほど……なるほどね……このあたしに売ってんのね、ケンカ売ってんのね……。いいわっ、買ったげるっ!! エルフ様を小馬鹿にした罪、後悔しながら逝くといいわッッ!!」
再びカッと開いた双眸がエメラルドの双玉の奥に憤怒の炎を宿しながら、鞘走りも勇ましく腰の細剣を引き抜き、その切っ先を宣戦布告の声音と共に眼前の海賊娘に突き付けた!