2020/05/04 のログ
■エレイ > 「……何だただの酔っ払いだったかという顔になる」
現れたのは肩を組んだ二人組の酔漢だった。
「──何? 街行ってもっと飲む? じゃああっちへ行くべきだろうなその方向へ進んでもなにもないという意見」
聞いてもいないのにこれからの予定を話す二人にそう言ってやると、彼らは陽気な声で
感謝を告げて素直に案内された方向へと消えていった。
喧嘩腰に絡んでくるようなタチの悪い酔っ払いでなかったのはありがたい。
海に放り込むのは一手間だし。
そんな事を考えながら、男はまた警邏に戻っていって──
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からエレイさんが去りました。