2020/02/22 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にカインさんが現れました。
■カイン > すっかり暗くなった船着き場。
船員達はとうに街に繰り出すか、あるいは自分の船に引きこもり、
酒盛りを始めているかどちらかの時間帯である。
そんな中、如何にも荒事稼業でございという風体の男が下船して港に足を踏み入れる。
「…もうこんな時間か。酒の誘惑に負けた俺が悪いんだが、
これは宿が見つかるかどうか怪しいな」
これは大変そうだと腰に片手を当て、
背負い袋のひもを握り直して天を仰ぐ。
■カイン > ちらりと下船してきた船に視線をやるとつい先ほどまで、
自分も混ざっていた宴の喧騒が下まで聞こえてくる。
夕方で終わった護衛の終わりに誘われて、酒宴に参加したのが運の尽き。
酒に対する未練を断ち切る様に町の方に視線を向けると、
当然の様に盛況な様子が遠くからでも見て取れた。
「馴染みの宿もそうないし、多分埋まってるだろうしな。
となるとハイブラゼールか…。空いてる場所はあるだろうな」
妙に空いてる場所はそれこそ次の朝まで無事でいられるかは別問題だが、背に腹は代えられない。
困ったものだと考えながら首を鳴らして当座の方針を決めると、
手近な木箱を椅子代わりに座り込むと休憩とばかりに体を伸ばし。
■カイン > 「まあ、かと言ってこの寒空の下野宿なんてのだけは勘弁願いたいもんだ。
夏場だったら別にそれでも良かったんだけどなあ」
今の季節はいくら何でも死が見える。
空を見上げて渋い顔になりながらも、緩やかに吐息を吐き出しす。
それが白いのを見て若干げんなりとした表情になり。
「もう冬ってのが嫌になるね。できればさっさと過ぎ去ってほしい季節だが」
■カイン > 「ま、仕方ない。できるだけ探すは探しておこう。
最悪酒場で粘りでもするかね」
酒でも飲みながら待つことも最悪考えようと、
とりあえず当面の方針を決めてからその場を去っていくのだった。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からカインさんが去りました。