2019/05/03 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 空の赤く染まる時刻。
人足の出入りのピークもとうに過ぎて、人気のすっかり少なくなった倉庫街を、
暇そうな面を下げてブラブラと歩く、銀色と赤の特徴的なジャケットを羽織った金髪の男が一人。

男は冒険者として、倉庫街の警備の依頼を受けてここに来ている。
とはいえ──これまで特に何事もなく時間は過ぎ、男は暇を持て余していた。

……なお、実際にはつい先程、近場の酒場で酔っぱらい同士の喧嘩が勃発し、その仲裁に入った果てに、
両名とも埠頭から海に放り込んだりもしたのだが、男的にはそれは特筆すべき『何事か』にはカウントされないらしい。

「──くーわわわ……ンン、暇すぐる。時間まで屯所でサボってようかにゃあ……」

大欠伸の後に、そんな怠惰な独り言が口をついて出てくる。
それでも一応もう少しだけ見て回っておこうと、男はのんびり巡回を続けてゆき。

エレイ > その後も特に、何事も起こらなかったらしく──。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からエレイさんが去りました。