2019/03/07 のログ
アイリス > 「……は、恥ずかしい、です」

顔を赤く染めながらぷい、と顔を背けて。
視線は合わせないようにし続ける。
第一、自分はちょろくない、ちょろくない、と内心言い聞かせつつ。
あの時は場の流れに流されただけなのです、と硬く。

「そ、それに、カインさんは、その、激しすぎて翌日に響くんです……っ!!」

カイン > 「…なんというかアイリスはそういう所可愛いよな。
 素直に言わなくてもいいのに」

一瞬キョトンとした表情を浮かべた後、
軽く笑いながらも開いた手で子供にするように頭をグリグリとなでつけて見せる。
そして次に言われた理由には少し考える仕草を見せ。

「んじゃあ、今度は激しくしない方針でどうだい?
 激しいのばっかりがエッチなのじゃないしな」

興味ない?とからかうように笑って行ってのける。完全にセクハラだ。

アイリス > 「だ、だだ、だめ、だめです、だーめーでーすー!」

可愛いとか言われてうろたえて顔を赤くしてから。
ぐりぐり、となでつけられわぷ、と声をあげてから。
うぐぐ、と呻いてから。

「それでも、だめ、ですっ……!! だ、第一、壁、薄いお宿なんですから……っ!!」

ぢたばたしてしまい、なんとか離そうとして。

カイン > 「お、おう。悪かった悪かった」

本格的に臍曲げ始めた相手に笑いながら体を離すと、
それはそれとしてと相手に改めて向き直り。

「それで部屋はほんとに貸してくれるのかい?
 まあ、見ての通りの狼なわけだけど」

それでもいいならこっちは助かると改めて問いかけながらに笑ってみせる。
どうにも相手の初心な反応についついからかってしまう様子。

アイリス > 「部屋は別に大丈夫です。襲ってきたら尻尾踏みますからねっ!」

離れたのを確認してからびしっ、と指を突きつけて。
狼と言われたら尻尾を踏む、と返した。
自分の尻尾のような髪を揺らしながら翡翠は見上げ。

「ほ、ほんとに尻尾踏むんですからねっ!」

びびしぃっ、と改めてさらに告げた。
顔が真っ赤なまま。

カイン > 「なら、有り難くお邪魔させてもらおうか。
 どんなふうにやるのかお手並み拝見、だな」

こっちはこっちで余裕綽々といった体。
見上げられればそれこそ狼のように犬歯を剥いて笑って見せながら、
右手を差し出し。

「というわけで案内頼むぜ、あんまりここに居ても寒いだけだしな」

3月に入ったとはいえまだ風は冷たい。
軽く笑うままに催促し。

アイリス > 「じゃあこっちですよ」

くるん、と踵を返せば案内を始めて。
尻尾髪を揺らしながらとてとてと宿に向かう。
たどり着いた宿はまぁ中堅どころか、と言った様子で。
確かに壁は薄そうで。

「絶対に襲っちゃやですからねっ」

言い募りながら宿に案内し――――。
後はどうなったかは彼と彼女のみが知る。
知るが……翌日顔を赤らめてたあたりやっぱりだめだったんだろうな、と言う結論であった。

カイン > 「んー、じゃあついていくとしましょうか」

差し出したてをすげなく放置されれば、手持ち無沙汰に手を降って、
軽い返しの後にのんびりと後をついていく。
結局二人が夜の間にどうしていたのかは二人のみの知ることになるだろう。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からアイリスさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からカインさんが去りました。