2019/02/11 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にジードさんが現れました。
■ジード > 昼間の喧騒が嘘だったかのように人の気配が消えた船着き場。
街頭の薄い照明にてらされて、すっかり人気のなくなった路地に、露天が広げられていた。
色とりどりの薬やアクセサリーが歯抜けに並べられている店先は、
その店がそこそこ程度に繁盛した形跡を残している。
「――それなりに受けは悪くは無いんだが。
売れる薬はどうにも原価が高いんだよな。今日はこの辺が切り上げどきかね」
渋い顔でぼやきながらのセリフを漏らしながら、
店主らしき男は困り顔で肩を揺らした。トータルで見ると今一のようだ。
気を取り直してとばかりに通りに視線をやってみるとのだが客になりそうな人影は全く見えない。
困ったもんだと肩をすくめ。