2018/10/14 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にルースさんが現れました。
■ルース > 「ここもか……ったく、これで5つ目だぞ。どれだけ仕事してないんだ」
船着き場に並ぶ倉庫の一つから抜け出し路地裏に通り、たった今確認したもの。
持ち込むには問題のあるシェンヤンからの積み荷に始まり、ミレー族、人間、その他種族の奴隷。
表に出せば問題がいくらでも起きる様なものが平然と倉庫に置かれた光景を目にすればため息も吐く。
「よほどにでかい貴族が絡んでそうだな…」
こう堂々と船着き場の近くに商品を置くからには相当の見返りを払わねば警備兵などに押さえられる。
しかしそんな様子がない事に余ほどの袖の下を払うか大貴族がやっている事だろうと目星をつけるのは簡単な事。
「どうするか……ね」
回った倉庫にあった目録の写しや商品の数や目録を記したメモは膨大。
何処の師団に持ち込めば確実に摘発をするか、それを考える前に一休み。
そう決めて壁に背を預けて煙草を咥え、火壺で火をつければ一服を始める。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からルースさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にジードさんが現れました。
■ジード > 昼間の喧騒が嘘だったかのように人の気配が消えた船着き場。
薄明かりに照らされたまばらな人影が通るだけになった路地に、露天が広げられていた。
色とりどりの薬やアクセサリーが歯抜けに並べられている店先は、
その店がそこそこ程度に繁盛した形跡を残している。
「――それなりに受けは悪くは無いんだが。
売れる薬はどうにも原価が高いんだよな。今日はこの辺が切り上げどきかね」
渋い顔でぼやきながらのセリフを漏らしながら、
店主らしき男は困り顔で肩を揺らした。トータルで見ると今一のようだ。
気を取り直してとばかりに人のまばらな通りに目をやるが、
見向きもされない様子に息を吐いて頬杖をつくのだった。
■ジード > 「よし、そろそろ切り上げどきだな。
食事する場所だけはしっかり用意しておかないとな」
声を漏らしながら立ち上がり荷物を片付けて、街の方へと消えていくのだった。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からジードさんが去りました。