2018/09/20 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にリュシーさんが現れました。
■リュシー > (桟橋の突端には、今宵も大きな船影がある。
ランタンの明かりを頼りにして、慌しく行き交う人々の影は、
荷物の積み込みをおこなっているのか、それとも積み下ろしか。
どちらにしても―――大きな箱で運ばれる、悲鳴をあげたり泣きじゃくったりする『荷物』なんて、
明らかに、ロクなものではないだろう。
それがわかったところで、己には何もできないけれど―――。)
……ああいう商売は、どんなときでも大繁盛なんだねぇ。
(桟橋のたもとに積みあげられた木箱の上に座り、ぼんやりとひとりごちる。
感心したというか、呆れたというか―――――
そうして、ふと気づく。
以前よりもすこしだけ―――否、かなり。夜目が、きくようになっているような。)
……あれ、女の子かなぁ。
声は高いけど、……さすがに、そこまでは見えないな……って、あれ?
(鉄格子の填まった箱の中、俯く誰かの横顔に、見覚えがあるような気がした。
まさか、そんな偶然―――――思わず身を乗り出すようにして、運ばれている箱の中身に目を凝らし)
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にアシュトンさんが現れました。
■アシュトン > 「はぁ、いやさぁ聞いてくれよ。今日の昼飯が最悪でさぁ……」
(うなだれているように見えていた女性は、ため息をつくなり檻の天井を見上げるようにして呟く。
……捕まっているようには見えない、非常に呑気なモノであった。他の商品と比べて、大層余裕そうである。
――ことを遡るに2週間程前。
奴隷を海外へと売りさばいている業者の摘発依頼が来た訳であるが。
どうにもこうにも、これが尻尾を捕まえるのに一苦労とする。
仕方がないので最終手段として、業者に侵入する事となったのである。
わざわざ知り合いの外道魔導師の力を借りて、女の姿形に変って……なお、コレが3回目の模様。2回目までは外れでした。
さて今回は、といった感じである。
勿論、元に戻る準備はしたうえで、だが。
顔つきなんかも、我ながらこういうのもナンだが、悪くはない筈だ。
目つきなんかが少し気になるが、良く言えば切れ長ともとれる。
少々胸元がさびしいが、スタイルなんかも、うん、それなりには良い筈だ。
遠目から見ても近目から見ても、間違いなく女性姿形をしてはいるが……やはり雰囲気、とでもいうべきだろうか。
暗がりの中で見るに、なるほど、『普段のアイツ』と一瞬であれば見間違えても、不思議はなさそうである
狭い立方体中で最大限くつろぐような姿勢をとりつつ、まとめた髪の先端を弄び始めるのだった)
■リュシー > (―――――かつ、ん。
履いている大きめの靴が、足許の地面を叩く。
桟橋の先へ視線を宛がうまま、木箱からは飛び降りて―――――
もっと近くで見てみなければわからない、というか、記憶のなかのどこの誰と、
『似ている』と思ったのだか、が、まずわからなくなっていた。
ならば、放っておけばよかったのだろうけれど。)
――――― 何、してんだ、アイツ。
(そろりそろり、闇に紛れて近づくうち、気づいた、というか閃いた。
そうだ、アイツに似ているんだ、と―――――
一瞬真顔になって呟いた己が、次に考えたのは。
誰かに外道と罵られても、鬼畜と誹られても構わない。
今すぐコイツは見捨てて、立ち去ろう、なんてことだった。
幸いにしていまは夜、己は黒い服を着ている。
闇に紛れてそうっと離れれば、きっと誰にも見つからないだろう―――――
桟橋を、既に中ほどまで近づいたところ。
そんなことを考えてきびすを返そうとした己は、みずからの髪の色を計算に入れ損ねていた。
船に近づくにつれ、ゆらゆらと夜風に揺れるランタンの光が灯されており。
己の黄金色の髪は、ほんの一瞬―――――きらりと、その光を反射する。
気づくのは己が見捨ててやるつもりのアイツか、それとももっとよろしくない、
奴隷売買を生業としている業者の誰か、だろうか。)
■アシュトン > (まさに、何してんだあいつ、感満載のこの状況。捕まっているにしては、随分とのんびりとしたモノである。
それを裏打ちするように、逃げる用意も既に有り……準備期間をさっぴいて、一週間で3回もわざと捕まっていればこうもなるだろう。
後はさて、どうしたモノか。
このまま船に積荷として搬入され、出航を確かめた後に脱走。
情報を集めて帰還する、というのが今までのパターンであった。今回も、恐らくそうなるだろう。
余程儲かっているのか、これから連れてゆかれる大きな船をのんびりと眺めていた、そんな頃合いだった)
「ん~……?」
(視界の端で、何やらチョロッと動いたような。まぁ人がそれなりに行き交う港だ、不思議なモノじゃない。
といっても、現状では外を眺める位しか、暇つぶしの手段はない。
肉体面はどうしても落ちている部分があるが、感覚的な面は何時もの状態とそう大差はないらしく。
暫く夜目を凝らしていると、見えてくるのは、何となく覚えがあるような)
「――何してんだ、あいつ」
(恐らく本人の精いっぱいでこっそりと移動している姿を見当てると、一人つぶやいていた。
現在お仕事の真っ最中。別の事に構っているような、状況でもない訳であるが。
暫し考えるように首をかしげた後、口端を上げて笑う姿は――とっても、何時も通りな笑い方であった)
「なー、お兄さん。アッチの方に可愛らしい子がいたよ?
ついでに一人位捕まえておいたら、良い稼ぎになるんじゃぁないかな?
丁度この檻、もう一人位は入れそうだし、ね」
(明らかにガラの悪い下っ端に声を掛ければ、チョイチョイと。
今丁度、髪の色が明かりに照らされ出されている辺りをゆびで示す。
こいつらが非合法なら、仕入れ先なんて気にしないのだろうが。その辺、どうも予想通りであったらしい。
数人が集まり始めれば、小声で相談を始め。しまいには下品な笑みを浮かび上がらせれば、少女が逃げようとする方角へと近づいてゆくのであった)
■リュシー > (檻の中に入っているのだから、捕まっているのだと考えるのが妥当だろう。
けれど、己の知る人物があの檻の中の『女性』なら、もっとこう―――――
関わると馬鹿をみるような、そんな展開しか浮かばない。
それにきっとアイツなら、放っておいても勝手に逃げ出すだろう。きっと。
うんうん、とひとり頷きながら小走りに桟橋を辿る己に、背後から声がかかる。
『お嬢ちゃん、こんな時間にこんなところで何してんだい?』
―――――ぎくん、と肩を揺らして振り返れば、おそろしく大柄な男が数人、
こちらをニヤニヤしながら見つめていた。
お構いなく、とか、もう帰るところです、とか、わめく小娘の声がもごもごとくぐもり、
数人の重い足音が、檻の置かれたあたりへ戻ってくる。
やたらと手際の良い男たちの手で後ろ手に縛られ、猿轡を噛まされて、
まさしく荷物のように担がれてきた小娘が、彼の入っている檻の中へ、
ごろん、と乱暴に転がされて)
んっ、んんん、ん―――――……!!
(何すんだこの乱暴者、とか、ぼく関係ないだろ、とか、
必死の形相でわめいているけれど、言葉にはなっていない。
『大人しくしやがれ』なんて怒鳴られて、ついでに檻の角を蹴飛ばされたので、
びく、と身を竦ませて黙りこんだ己は、仕方なく、そう、本当に仕方なく。
狭い檻の中の同居人となってしまった相手のほうへ、うんざりと視線を向ける。
言いたいことも聞きたいことも山盛りなのだが、とりあえず。
目顔で「猿轡を外せ」と訴えてみたいところである。)
■アシュトン > (まんまと使いっパシリを出す事に成功すれば、後は様子を伺うだけである。
運ぶ男たちの人数が明らかに減ってしまっているが、檻の中に入った女が逃げ出せる、とは考えていないらしい。
少なくとも、ここに一人例外が居いる訳ではあるが。
いそいそと少女の方へと近づいてゆく男たちの後ろ姿を眺める。体格はいいが……歩き方からして、あんまり強くなさそうだなー、とか思ったり。
如何にもチンピラ風な感じで絡み始めたなー、と他人事のような視線を送ってみたり。
なんやらかんやらと一悶着あったらしいが、意外に手際よく捕まえ、そして新たな犠牲者が一名担がれてやってくる光景にには、肩を揺らして笑みを小さく漏らしていた)
「いらっしゃーい、可愛い同居人さん。
暫くの間だろうけど、仲よくしようじゃないか」
(他人行儀、にしては妙になれなれしい口調。細めた双眸と、口元が若干ニヤニヤとしていた。二人とも捕まっているのには間違いないのだから、なんとも珍妙な光景でもある。
さてどうしようかなと思いつつ、このまま睨まれているだけではつまらないだろう。
幸い、此方は特に拘束はされていない。いや、されていても外せるけども。
スルリと、まるで蛇か何かが近づくように音もなく。傍らに寄れば顔を覗き込み
片手が軽く、胸元辺りへと)
「分かってるとは思うけど。大きな声は出さないようにな」
(撫でるような手つき。頬に触れると、轡をそのまま下へとずり下げてやる)
■リュシー > (たとえ強そうじゃなくたって、こちらはもっと強そうじゃない小娘である。
数人がかりで来られて逃げ切れるはずもなく、まんまと捕らえられて檻の中。
それなりに暴れたからだろう、後ろ手に拘束、と猿轡、のおまけつきで。
なれなれしい、上に、無性にひとをイラっとさせる。
どう見ても捕まっている人間の態度ではないし、たぶん間違いなく、
『関わったら馬鹿をみる』たぐいの事情があるのだろう。
心なし涙目になりながら、己にできることと言えば睨みつけることばかり、で。
近づいてくる相手の手が、轡ではなく胸元へ伸びれば、
抗議の意を込めて低く唸ったが―――――きゅ、と眉間に皺を寄せて、ささやかな悪戯に堪え。
大きな声は出すな、という言葉に、小さく頷いて)
―――――ぷ、……っは、ぁ、………ったく、………
(轡がずらされて、ようやくひと息。
周囲の男たちの中には、まだこちらを下卑た目で見てくる者も居るから、
できる限り、声のトーンを落としながら)
……で。
何してくれちゃってんだよ、このクサレ外道。
どうせあんたが、あの連中に余計なこと言ったんだろ。
(彼という人間について、いやというほど学習した身。
もう、違うかも、なんて疑ってみようともせず、ふてくされたような口調で尋ねた。)
■アシュトン > 「…………」
(一瞬目を丸くした後に、瞬きを数度。たっぷり考えるように、頭を左右に傾ける。
いつの間にか割と大胆な動きになりつつあった、胸を揉む仕草も止まっていて)
「まさかこんな速攻でバレるとは。ちゃんと姿は変わってる筈なんだがなぁ。
そりゃまぁ、肉親程度の外見ではあるけども」
(自分の身体を確かめるように、腕やら脚やら。見下ろした先に胸は、あんまりない。布地がささやかに浮かび上がっている位か。
貫頭衣の裾を捲り上げてみれば、下着はつけておらず。男に本来ついているだろう存在も、見受けられなかった。ひとまず、現状では。
おおよそで言えば、当人の妹です、とでも言えば通じる位の容姿である。もっとも、頬傷なんかが一部誤魔化し切れずに残っているので、なるほど察する事が出来なくもない
もうすこし幼女的な姿なら、相手の反応も変わっただろうか?……不可逆ならともかく、可逆変身では難しい話である)
「しかし、早々クサレ外道とは酷いじゃないか。たまたま運が悪かっただけかもしれないのに。
――……ま、俺が手引きしたんだけどな。
運悪くこの檻に一人だけになっちまってな。監視の目をごまかすのに、もう一人いた方が都合が良かったんだよ。
仕事が済んだら一緒に逃がしてやるし、金が入ったら分けてやるから暫く我慢してな」
(しれっと言い放つこの男。いや、いま女性だけど。
独りでも問題は無かったが、手伝いか……あるいはデコイが居れば、もっと楽になるのも確かだったのだろう。
彼女にとっては、いい迷惑な話である。
胸元に添えていた手つきが再び動き始めると、形を緩くと歪ませるようにして)
「もっとも、一番の理由は暇だったから、だけどね」
(ウィンクを一つ。正体を知らなければそれなりに可愛らしくも見えるが、知っている彼女にとってはおぞましい何か、かもしれない。
愉しそうに喉元を鳴らしながら、白い首筋へと軽く吸い付こうとした。
彼女を捕まえてきたモノの一人が、何やらコチラを下卑た視線で見ているが、気にする事もないだろう)
■リュシー > (ひと、ではないものに変化したせいかもしれないし、
たいへん不本意ではあるけれど、この男を知りすぎているせいかもしれない。
もぞ、と上体をくねらせて、ひたと止まった彼の手を払おうとしつつ)
あんたを知らないヤツなら、ストレートに女だと思うかも知れないけどな。
どうせ、なんか変な薬か、術でも使ってんだろ……って、
ぺろっと服なんかめくるな、ばか!恥知らず!
(ベースは単なる女装かと思ったら、予想外に完全な変化だった。
ぺろりとめくった服の下から、少なくとも一見したところでは、
完璧に女性の陰部が覗いたので―――――男から女に変わった先輩として、
ちょっと頬を赤らめながら、精いっぱいひそめた声で罵倒しておく。
――――ちなみにもちろん、幼女なら中身が誰でも良い、というわけではない。)
あんたが関わってて、偶然とか運が悪いからとか、思えるわけないだろ。
―――てか、なんでぼくがあんたの仕事なんか、手伝ってやんなきゃならな……、
ん、も、触んな、変態、っ……!
(どうせきっと、いや絶対、ロクな仕事ではないと信じこんでいる。
けれど、両手は後ろ手に縛られたまま――――彼の手指が好き勝手に乳房を弄びはじめれば、
胸の芯がじわりと熱くなってきて、むず痒さが身体の奥にわだかまりそうで、
自由になる脚をばたつかせ、彼の悪戯から逃れようとするけれど。)
ぼ、くは、ひまじゃな、い………!
やっ、……めろ、ばか、離せっ、てば……、仕事は、どうした、ッ……!
(ひゅう、と檻の外から口笛が聞こえた。
少女と若い女性との、禁断のアレコレを期待しての口笛なのかもしれないが、
己にとっては冗談ではない話、である。
首筋へ顔を寄せる彼から、逃れようと身を捩るものの――――
体格は己のほうが小柄であるし、既に覆い被さられているような格好。
顔を真っ赤にして慌てれば慌てるだけ着衣の裾が乱れ、
己の意思とは無関係に、乳房の先端が微かに芯を持ちはじめる。
いやいやをするようにかぶりを振る己の首筋には結局、くっきりと彼の口づけの痕が浮かんでおり。)
■アシュトン > 「ふっつーはそうそうバレんだろうな。胸とか身体とか、さわり心地も本物だぜ?
うん?ははは。『女同士』だろ、気にすんなって。いちおー、新品だそうだ」
(しかし両者とも中身は男性という、不思議な状況でもある。
女装で済ませられる位なら――普通に侵入してるわなって話である。
外見の歳相応に茂みも見えるが、チラリと見えた様子でも、割と綺麗な形であったようだ。
本来の時分と姿が違う分、頓着していない結果のたくし上げ、だったのだが。
間近に寄り添った姿勢のまま、肩が微かに上下に揺れていた)
「随分と学習してるみたいじゃぁないか。ま、そういう事だ。だからあっさり認めたんだけどね。
うーん、手伝いたくないってんなら。別に構わないけど。その場合、一人で逃げるぜ?
どちらにせよ、こんな状況で選択肢なんてないのさ。
手の感覚が違うと、さわり心地も違うモンだな」
(いやぁ、仕事自体はちゃんとマトモなモノなんですけどね?
とはいえ、今までの事から、彼女がそう感じてしまうのも、無理はないだろう。
抗議の言葉は、ご覧の通りに全く意に介した様子もなく。
手自体が小さく、指も細くなたせいだろうか。触れた時のボリューム感が、何時もとはちがうようで。
それが愉しいのか、より丹念な指使いで。全体を撫で回し、尖端を探り当て、指の腹で転がしてゆく)
「絶賛お仕事中。こんな事してりゃ、俺の目的勘ぐったりしないだろう。あいつら、如何にもバカっぽいし。
なるほど……女の身体で興奮すると、こんな感覚になるのか。中々不思議なモンだなぁ」
(腹の奥底が、少し熱を帯びるような、奇妙な感覚がじんわりと広がってくる。
股間に熱が凝縮するのとは、また違う。
この姿を取るの自体は初めてではないが、如何せん色事については初めてである。これはコレで、経験としては面白いかもしれない。
己が感じている熱の発生源を、相手の身体から探り当てるように。
撫でる片手は彼女の足先から、太ももへと。スカートの内側、ショーツへとたどり着けば秘所をゆっくりとなぞってゆき
伸ばした赤い舌先が、肌についた唇の痕を、舐め上げた)