2018/07/21 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にシュネルさんが現れました。
■シュネル > (港は常に賑わっている。
様々な人種、職種、業種の者達が行き交い、入り交じり、陸と海の出入りを繰り返す。
それだけでも混雑、渋滞、挙げ句煽り合いに罵り合い、果ては殴り合いすら日常茶飯事。
まして…基本船乗り達というのは、繁華街に屯する荒くれ達と似たり寄ったり、腕っ節自慢が多いのだから。
が。そんな者達も遠慮する程、物騒な雰囲気が。今日は港の一角に漂っていた)
絶対。絶対、落とす、なよ? 何か有ったら本当に――危ない、なんてモンじゃないんだから
(幾つもの大樽を、慎重な手付きで運ぶ人足達。
船から降ろすその際も、樽だから転がせば良い、等という事をせず。複数人で抱え上げ揺らさぬように。
運搬を見守り指揮する当人も、表情が硬い。
…そんな扱いは。中身を考えれば当然だった。
火薬。爆薬。炸薬。硝薬…今後、砦の奪還なり防衛なりの為。
各師団、特に第五から第八にかけての師団へと、届けられるもの)
■シュネル > (今回は。殊更燃焼を念頭に置いた火薬類が多い。
今現在、主に砦を攻めてくるのが、不死者の類である為と。
前の戦にて第七師団が魔王の襲撃を受けた際、火攻めによって防衛を果たした為と。
その辺りから、有効性が鑑みられているからだろう。
また、次に多く…そして特に気を使うのが、大砲等に用いる炸薬。
砲弾の特殊性はともあれ、砲撃を仕掛けてくる相手である以上、やり返す手段は必須。
また、第十三師団が以前、砲火戦にて砦を奪還したという実績も、理由の一つ。
…この戦闘については、詳細がさっぱり伝わってこないので。結果から鑑みるしかないが。
硫黄の臭いが際立つ、大樽達が船着き場を通り過ぎ。
自身も、、随伴する同僚も、遠巻きに見守る港の関係者達も。
漸く安堵出来るか、という所で。
今度は異なる意味で鼻に付く臭い。
火は点けるだけでは足りない。長く燃して、敵軍を焼いてやらねば意味がない。
その為に必要な油も船から降ろされてきた。
動物性の。魚油独特の。シェンヤン方面の島国等では、馴染みの臭いなのかもしれないが…)
頼んでおいて難だけど。――――き…っつぃな、これ…
(眉が下がる。情けない貌など見せる訳にはいかないと思いつつも…物理的な辛さが有る。
正直、監督責任という奴が無かったのなら。出来るだけ距離を取りたい所)
■シュネル > と。あぁそうだ。追加で、頼んだ物が有るんだ。
港…というか、この界隈なら、量が手に入る筈だから…
(思い出した。丁度良い、逃亡の口実が有った事を。
物凄く嫌そうな。裏切り者を見るような。仲間の視線をすっぱりと断ち切れば。
担当する荷を運び終え、手の空いたミレー族の人足を二人程連れて。
港から連なる市場へと歩き出した)
砦の方で、水はどうにかなるにしろ。 内陸だから――な。
こっちの方で塩とか、舶来の香辛料とか。そういうの、手に入れたい。
勿論お代は食料費の中から。
(限られた金額の中から、やりくりするのだ。
少しでも易く、少しでも良い物を、手に入れたいに決まっている。
その点で港という場所は。海産の品等を買い付けるにはうってつけ。
…これが王都で買うとなると。輸送費やら人件費やらが加わって。
その上仲買やら問屋やらが幾つも介入してくる事で。値段が一気に吊り上がってしまうのだから)
そうそう。水だけじゃない、塩も居るんだ、絶対。
この暑い時期に…遠征するわ、砦を修繕するわ、終わったらその侭維持し続けるわ、を考えたら。
長く詰めるんだし…肉や野菜だけでも不足か。船上と同じで。果物とかも欲しい。
(指折り数える。考える。脱水症状やら壊血病やら。余計な事で、兵が倒れるのは避けたい。
有る意味長期の航海に通じる物が有るので、此処で安く買える筈だ――
主婦か。と。己の内なる声音につっこまれた気がするが)
■シュネル > 正直、その辺…頼りたい。
やっぱり地元の人間やら、慣れた人っていうのに。こういうのは任せた方が、効率が良い。
(着いて来て貰った人足は。王都で雇用してきたのとはまた別口。
此方の港で働いている者達であり。必然、何処が安いか、何処の質が良いか、を。自分達より知っている。
当然、顔馴染みである商店主達の気を惹く話題やら。値切り方も詳しいだろう。
適材適所。やるべき事をやるのと同様に。任せられる所は任せるべきで。使える者は使うべきだ。
先ず。この国は、人間達は、負けたという事実が。頑として横たわっているのだ。
其処から盛り返し、更に勝ちを収めるには。面子だの体裁だの、まして身分だの種族だの、拘っていられない。
…その為に現状自分の行っているのは。まだまだ、実戦には程遠い、裏方お使いばかりなのだが)
…魚?そりゃぁ、有るなら有った方が。普段と違う物とか、士気に繋がりそうだし。
でも足が早いっていうんだろ?砦の方面まで…保つかどうか。
(早速、地元の品を薦めてくれる人足と相談しつつ、市場の中へ。
軍備、食料、その他。今日運び込んだ物、買い込んだ物は。分散されて王国内の各地へ…
砦に一極集中はせず、念を入れて複数箇所に備蓄されるらしい。
それぞれの師団達が。砦を攻めるのに。或いは守るのに。テロ対策に。辺境支援に。
目的や手段は各々で違うだろうが、皆有効活用してくれる事だろう。
その侭引き続き輸送へと。…戦その他の下準備は。多いに越した事が無いのだから)
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からシュネルさんが去りました。