2018/07/12 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にカインさんが現れました。
カイン > すっかり暗くなった船着き場。
船員達はとうに街に繰り出すか、あるいは自分の船に引きこもり、
酒盛りを始めているかどちらかの時間帯である。
そんな中、如何にも荒事稼業でございという風体の男が下船して港に足を踏み入れる。

「…もうこんな時間か。酒の誘惑に負けた俺が悪いんだが、
 これは宿が見つかるかどうか怪しいな」

これは大変そうだと腰に片手を当て、
背負い袋のひもを握り直して天を仰ぐ。

カイン > ちらりと下船してきた船に視線をやるとつい先ほどまで、
自分も混ざっていた宴の喧騒が下まで聞こえてくる。
夕方で終わった護衛の終わりに誘われて、酒宴に参加したのが運の尽き。
酒に対する未練を断ち切る様に町の方に視線を向けると、
当然の様に盛況な様子が遠くからでも見て取れた。

「馴染みの宿もそうないし、多分埋まってるだろうしな。
 となるとハイブラゼールか…。空いてる場所はあるだろうな」

妙に空いてる場所はそれこそ次の朝まで無事でいられるかは別問題だ。
困ったものだと考えながら首を鳴らし。

カイン > 「どっかの船に混ぜてもらう…のはやめたほうが良いな。
 朝まで飲みに付き合わされるだけだ」

運が良ければ酒場よりも良い酒にありつけそうだが、
それ以上に酔っ払いの喧騒に飲まれるのがオチだ。
後ろ頭を引っ掻いて市街地と船着き場との丁度境目になる、
腰程度の高さの標識に腰かけ、思案顔だ。

「博打を打つ場所は多いんだが、いかんせん本当に、
 ただ宿をとるとなるとちと心当たりがないなここ」

カイン > 「ま、仕方ない。できるだけ探すは探しておこう。
 最悪酒場で粘りでもするかね」

酒でも飲みながら待つことも最悪考えようと思いつつ、
っ地上がってから荷物を手に取ると街の方へと去っていく。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からカインさんが去りました。