2015/12/22 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にリーシャさんが現れました。
■リーシャ > 冬の海は、どことなく波が高い気がする。
少女は釣り糸を垂らしながらぼんやりと考えていた。
今夜はなんとなく釣りがしたくなったものだから、海の幸を求めての夜長の暇つぶしを敢行中。
今のところ当たりはゼロ。バケツの中は冷えきった水が静かな水面を見せている。
ふく風に冷やされる体。小さく小さく縮こまって、外套の中の温もりを味わいながら、気まぐれに竿を揺らす。
まだ何も来る気配はない。隠された猫耳もペタッと髪の中に埋もれていた。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にリラさんが現れました。
■リラ > (種によっては嫌うモノも居るであろう水場……もとい『流れ水』だが己にとっては影響の無い代物だった。そんなものだから今宵も気侭な散策と相成った一見すれば小娘は、常人であれば寒気の所為で震えかねない衣服具合も何のそのと歩んで居た―――所、気が付けばぐるりと回って、また波止場まで辿り付いてしまっていた)
んー……物流がどうこうなってる、って訳じゃあない、か……
(苦手とはしていなくても余り来る事が無い場所であるのもまた事実、唇の下に右手指を添えてきょろり、きょろりと人気も薄く、街中と比べれば流石に暗く感じる一帯に眼を滑らせ……くす、と、小さく笑みが零れ出た)
こんばんわ、リーシャ。……なあに、夜ご飯の自己調達でもしてるのかしら?
(釣り糸垂れる少女の傍らまで無遠慮に歩み寄るなり身を屈め、ともすれば背後から抱きつきそうな間合いまで至って声をかけるは何処か楽しげな雰囲気すら漂わせていた)
■リーシャ > 全く、どうしてこんな冷える夜に釣りをしたくなったのか。とは言えやりたいなら我慢しないのが少女の心情。
揺れる水面に映る月を眺めながらの夜釣りだ。時折流れるようにして銀色の影が泳ぎ、水面の向こうを抜けていく。
やれやれ、てんで全くかからないぞ――むむ、と悩んでいた所にかかる声。聞き覚えのあるそれには一瞥すると、釣り竿に向き直り。
「んー、晩御飯ってわけじゃないけど釣りがしたくなってね……リラは随分寒そうな服じゃないか――あぁ、隣りに座るなら構わないよ」
時折糸を引いて、釣り針に生きているような錯覚を生み出す。これで上手く釣られてくれればよいのだが、魚も馬鹿ではない。
いつの間にか餌を食われているかもしれないなぁ、などと呑気に考えながら、再び糸を揺らす。水面が僅かにぴん、と震えた。
■リラ > (水面を抜ける魚影も、また暢気なのか気侭なのか、ちらりと眼をやるも己が積極的に手を出す様子は今の所、ない。寧ろ、と、屈んだ折にも無造作なモノ、小さく首を振ると、右隣といえなくもないポジションに腰を下ろすものの、岸辺に挑む彼女からはやや後ろに引いた位置である)
ふぅん……魚が食べたいだけなら適当に突いてやるなり店で買うなりすれば良いだけだものねぇ……リーシャが路銀を枯らしてるなら別だけれど
(なんて茶化すような言葉と共に、さも当然とばかりに右手を伸ばし、外套越しではあるものの隣り合った少女に腕を絡め、吐息がかかる程に顔を寄せる。―――無論、釣の邪魔にも程があるのは承知の上、だった)
っ、ふふ、だぁいじょぶよ、私が気温ごときで『寒い』なんて凍えるようなモノじゃないのは知ってるでしょう?冷気が嫌なら、うすーく“膜”でも張ればそれで良いもの。
……寒いより、暖かい方が都合が良いのは、確かだけれどね。リーシャもそうだけれど、厚着されてたんじゃ色々とつまらないもの?
■リーシャ > 夜の港は静かだ。昼間の喧騒など嘘のように。月明かりの真下で、それだけを頼りにするのは中々に風情があった。
やや右後ろの位置に座る彼女。漂う甘い香りを僅かに捉えながら、少しばかり機嫌を良くする。話し相手は居たほうがいい。
どこか呑気に服の中の尻尾を揺らしながら、少女は足をぶらつかせていた。
「いやぁ、前とは違って路銀あるしねぇ――おや、これは恋人の距離だよ、リラ?」
絡まる腕、近づく顔。甘い匂いも濃くなって、釣り竿から意識を奪われる。今は手先の感覚のみが、釣り竿の様子を図る術。
それ以外の全ては彼女の方に向けられる。赤い髪は冴え冴えとした青白い月の光に照らされており、どこか神々しい印象を受ける。
甘い匂いには、彼女の体温が入り交じる。全く、釣りをするには向かない誘惑だった。
「そう?――厚着は厚着で、可愛らしいリラを見てみたいけど?コートなんか似合うかもよ?……ボクは残念ながら厚着さ。だから、手早く脱がせてエッチなこと、なんて言うのには向かないね」
微笑みを返すと、隙を見て彼女の唇を奪ってしまう算段を固める。なんだかんだ、少女も目の前の彼女の感触が愛しくて仕方ないのである。
■リラ > (相変わらず己は薔薇の芳香を纏っている身の上、この距離ともなればその甘さも届きやすいであろう。多少離れれば流石に夜の冷気の前には幾分か殺がれてしまうのは、これが香水の類ではなく、己の体臭に近いモノである所為だった。言葉では揶揄られるも身を離そうとしないのを良い事に、己の薄着を良い事に胸を押し付け……とは言え、布地一枚程度の防御でも豊満とは程遠い胸は、厚着の彼女に何処まで伝わるかは判らなかった)
っ、ふふ、恋人―――に、なって欲しいのかしら、リーシャ?セフレのお誘いは大歓迎で受けたんだもの、久しぶりに顔を見たんだもの、ちょっとぐらい欲張っても良いと思わない?
(なんて戯れ、唇を奪われる気配を察すればわざと隙を作り顔を寄せ……彼女が口付けようものなら竿の犠牲を省みる事無く己は彼女の外套の内側へと左手を潜り込ませ、襟口辺りをいつかのようになぞり始めてしまう)
あっは、わかってるじゃない……ちなみに、このさむーい中でハダカになって、リーシャは平気な方だったりする?
■リーシャ > 薔薇の芳香はなんと芳しいものか。繊細で優美なその香りに浸りながら、少女もまた彼女の側に身を寄せる。
自身の、どこかミルクにも似た甘い体臭を彼女の薔薇に似た中に混ぜて、甘ったるい雰囲気を作り出す。
腕に当たる胸元の感触は、彼女の体を一度隈なく味わったがゆえに、イメージとして鮮明に理解してしまえる物だった。
「一夜の恋人という意味では間違いないかもね――んっ……ふふ、欲張られるのもボクの甲斐性かな?」
彼女の繊手が鎖骨の辺りに入り込む。これはそろそろ釣りを諦めねばならぬ頃か。釣り竿を専用のスタンドに立てかけると。空いた両手をゆっくりと彼女に回して抱きしめる。暖かさを味わいながら、啄むようなキスを交わし、そして。
「……ボクはまぁ、風邪ひくしお腹痛くなるかもしれないけど……その上で、今リラに脱がされることを拒否したりしないさ。後悔はしない主義なんだ」
脱がせたいなら脱がせてくれ、そんな動きに応じよう。そう微笑んだ少女は、ゆっくりと彼女の手をとって外套の留め金に導いていく
■リラ > (相手特有の香りも己にとっては心地の良いものであり……となれば、今宵の偶然は喜ばしい代物でもある、故にと“サービス”する胸を押し当てる行為もまた、以前のように探る所の無い“そうする権利があって当然”と主張するかの様。―――釣の行方を少しは気にしても良さそうなものだが、ある種我侭な身の上はそんな配慮を微塵も感じさせなかった)
ん、ふふ……一夜の、ねぇ……私も特定の誰かに縛られるようなクチでは無いけれど、リーシャもそうなのかしら、それとも……私は良い浮気相手、ってなっちゃうかしら?
(重なった唇は、最初こそ淡いモノ、それでも、お返し、と、合わせた唇は数秒……それでも珍しく舌を潜らせるでも無く、この冷気の只中をいかにも寒そうな格好で歩いていた事など微塵も感じさせない温もりを彼女の唇に伝えるような行為だった)
あははっ、リーシャの回復力も“普通”の範囲はカバーしてくれないんだぁ……?
(と、思わず愉しげに笑ってしまったものの、指が留め具へと導かれれば―――ぱちん、と、またも当然の如くソレを外してしまう)
じゃあ、そうねぇ……ふふ、こうして逢えたのもラッキーだし、折角、そんなデメリットがあるなら『この間』みたいに露出ショウになってくれる方が愉しいかしら、例えば……―――此処でハダカにして、宿までお散歩させちゃう、とか、ね
(この言葉が冗談で済まないのは以前の逢瀬で実証済みなのだから世話も無し、言葉にした所為でか、そうした欲求に駆られるのもまた事実……にま、と、もはや隠す必要の無い犬歯の覗く笑みを浮かべて)
でも、こうして偶々じゃないと連絡が取れないセフレって、不便だと思わない?―――もし、リーシャが、今、この場で、ストリップしてくれたら……良いもの、プレゼントしてあげる、って言ったら、どうする?
■リーシャ > 言葉遊びのような一時。釣り竿は珍しく魚がかかった様子で震えていたが、そんな場合じゃなくなっている。口説かれて、それに答えなきゃいけない場面――久方ぶりの火遊びだ。ならばこちらも全力で応じるのが楽しみというもの。笑みを浮かべると、甘えるように頬ずりをしながら。
「――ボクは色んな人に縛られてるさ。その上で自由なのは、後でされそうなお仕置きすら楽しみだっていうのが理由かなぁ?こんなに可愛い浮気相手は中々居ないけど、だからこそ中々燃えるもんじゃないか」
ゆっくりゆっくり、啄むようなキスの応酬。あえて舌を差し込まないのは、彼女との時間をより長く味わいたいから。その気になればいつでもそちらにシフトできるのだから、問題はない。甘く暖かな唇が今は何宵も甘美だった。外される留め金。方から厚手のコートが落ちると、中は以前あった時とほとんど同じ布の柔らかな服を一枚着ているだけ。言葉の縛りを与えてくる彼女に頬を染めながら。
「ん、普通の範囲は、普通に治さないといけないんだよ――ふふ、なら明日看病をお願いしようかな。きっと風邪ひくから」
雰囲気と言葉に当てられて、少女はそっと腰の帯を解いた。後は彼女が脱がそうとすれば、靴以外全てを纏わぬ少女が、寒空の下に生まれるだろう。寒さに鳥肌すら浮かぶが、秘所は僅かに濡れており、瞳もどこか潤んでいる。寒さすら被虐的な欲求として昇華して、快楽に転換しているのだろう。その上でのいいものについては、抱きつきながら。
「……いいもの、欲しいな。かわりに、ほら、リラのために、全部脱いじゃったし……あの服、リラが持っててくれていいから、思いっきり意地悪な散歩、しよう?ボクが絶対風邪引くまで、お外でエッチなこと、するんだ」
などと、彼女の欲求に自分の欲望を足しながら、誘うように笑うのだった。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にリーシャさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にリーシャさんが現れました。
■リラ > (己に至っては竿の行方等、最初から見て居なかった。―――路銀に困って、と言う事であればまだ別のアプローチもあったかもしれないが、辿り付く結果にそう変わりは無いだろう。故に、くすくすと小さく笑み零して)
……そうねぇ、リーシャには“紋”があるものねぇ……?私も、リーシャに何かその手の呪い、かけちゃおっかなーって思っちゃうけれど、あんまりやり過ぎて中で混線して機能不全になっても困るものねぇ……オシオキが愉しみって……その“オシオキ”も、やっぱり、えっちなコトだったりするのよね?
(半ば確信めいて告げたのは、その“紋”の効果を一部とは言え聞いている為である。―――あんなモノを性的な目的以外で利用仕様、と言う発想は少なくとも己には無く、だからこそ瘴気を注ぎ込む事無く―――セフレの一人として言葉を紡いで居た)
……ふぅん、案外不便なのねぇ……―――看病って、私が普通の看病出来ると思ったら大間違いよ?
(言うも、己は過日のように裂く事はしないまま、それでも手馴れた指使いで衣を奪い―――それこそ下着すら無遠慮に剥ぎ取ってしまう有様。勢いで靴も脱がしかけた所で紡がれた“散歩”の誘いに思い留まる。結果、一糸纏わぬ裸身にも関わらず足元だけは『外出用』と仕立てた少女が寒空に晒される事になるだろう)
―――っ、ふふ、リーシャ?……コレ、ちょっと濡れてるの、もしかして……“脱げ”って言われて、興奮シちゃった?
(と、彼女の前に翳して見せるは剥ぎ取ったばかりの下着。見せ付けるようにとするも、彼女が抱きついてくれば左手指で淡い膨らみを撫で揉むようにとし、蕾を指の腹でころり、ころりと転がし嬲り始めてしまって)
っ、あはっ!リーシャってばえっちぃ……じゃあ、そうねぇ……服は―――こうしちゃおっかな
(と、脱げ落ちた外套に脱がした衣類をぽいぽいと載せ、以前“大事だ”と聞き及んでいた武具もその中へ。そうした所で全体を外套で包み、留め具で固定―――ちょっとした小包のようになったソレを、右手指で虚空をなぞり、空けた“穴”に、ひょい、と放り込んでしまった)
……これで私が『リーシャの服を持ってる』訳じゃないから……ただの、ハダカでえっちな子の出来上がり、ね?あ、私の居城に一回送っただけだから無くなったりしないし、後で返してあげるから安心して大丈夫よ?
(そう嘯くものの……自由になった右手は、と言えば抱擁してくる彼女の指に己の指を軽く絡め、その指を促すようにと彼女自身の蜜口へと誘おうとして)
―――イイモノは、この指にあげる。ちょっとしたマジックアイテムみたいなもの、ね。ソレを使えばリーシャは私に言葉……メッセージが送れるし、私はその指輪を介してリーシャの意識にメッセージを送れるし……ふふ、リーシャが指輪をして居てさえくれれば、もう少し面白い事も出来るわよ?
■リーシャ > 竿の揺れは少しの後に収まった。どうやら餌を食われてしまったらしい。何が釣れていたのかは今となってはもうわからないが、それ以上に魅力的で可愛らしい彼女が連れたのであれば申し分ない。小さな笑みすら可愛らしく、彼女が欲しくなるのは直ぐの事だった。
「ん……これ以上色々混ぜられたら流石に変な事になる気がするなぁ。――ぁー、うん、多分ね。とろっとろになるまで虐められるのさ。リラにやられるのとは違う形でね・」
彼女の確信は正当だ。瘴気を注いで犯すもありだし、単純にねじ伏せるのもありだろう。少女も万能ではない。負かされた相手も数多く居るのだ。肩も腕も外された時は流石に泣きそうだったが、それでも生きてるから不思議なものだ。
「……せめてお粥くらいは出して欲しいかなぁ。じゃないとお腹へったらボクはしくしく泣いちゃうんだよ」
服と呼べるものは全て取られた。足元の革靴とその中の靴下以外は全て。丁寧な、しかし素早い手つきはまさしくなれの産物なのだろう。どれだけの女性を脱がしたのかと思うような手つきだが、それを問うのは無粋というもの。むしろ上手ならばその手に任せる方が楽しいのではないかと考えてしまう。恥ずかしい事実を告げられると顔を真っ赤にしながらも、正直に頷いて
「――リラ、君が魅力的だからいけないんだよ。君にいじめて欲しいって思ったらこんなに――ん、ふぁ……そ、こっ……♪」
陰核は既に固く勃ちきっていて、指で扱けば極小の肉棒のように律動する。そして目の前、服と預けた神刀を含めて全てがどこかに消えていく。それには若干焦る感情が浮かぶものの、彼女への信頼が勝ったのか、動こうとはしなかった。返してくれなければ、件については呼べばいいだけだ。服はめちゃくちゃ困るが、どっかから盗むしかない。
「――ん、そっか。それなら、うん、返してもらうまでボクはリラの言うことを聞くだけのか弱い女の子だね?」
確認するだけでも下腹部に甘い疼きが走る。こんなにも甘美な夜は久方ぶりだ。彼女の手に全てを委ねると、言われたままに差し出した指は自身の秘所へ。くちゅ、と蜜が指を伝って落ちていく。
「……指輪、かぁ。うん、それならもらおうかな。薬指は空けといてね?嫉妬に駆られちゃう子がいるから――」
等と言いながら、彼女がくれるものを受け入れる。きっとずっと外さない指輪を、その指にもらうのだ。
■リーシャ > せーぶなんだよー
■リラ > 【継続】
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からリラさんが去りました。