2020/08/11 のログ
ご案内:「セレネルの海 岩場」にドルチェさんが現れました。
ドルチェ > 月明かりに導かれるように夜の海に姿を現す一つの影。
さらにしばらく歩いていると砂は少しずつ塊を増し、岩場に変わっていく。

月明かりを遮るように時折舞う漆黒、それに興味を惹かれ眺めている。
風邪に波の動きに合わせてふわりふわりと月明かりの中を揺蕩う姿。
撒き散らされる鱗粉、夜の闇よりも深く、月の光の中で染まらずに存在する黒紫の蝶に向かって手を伸ばす。

オブシダン > 黒が、燦々と散っていく。
白い指先に融けることなく、触れ、消えていくそれ。
まるで真夏に降る雪、あるいはそういう夢を見たかのように感触さえない。
伸びた手指の根元を辿っていけば――

白い雪で作られたような凛とした美貌。
その翡翠と真紅に映る黒が、ゆっくりと指先に舞い降りて、翅を休める。
感触はない。重さも、熱も、存在感さえ感じさえないその存在。

ふわり、ふわり、ふわり、ふわり――。

翅から零れる黒い雪。黒曜の鱗粉が二人を紡ぐ。
彼女の視界から、海を、岩を、耳朶から波音を消していくだろう。
消していく、塗り潰していく、光も、音も
やがて、現実をも―――…。

ドルチェ > 指先が触れたかと思うとさらに舞う鱗粉、溶ける事なく舞い散り消えていくようにも見える。
真夏の雪、泡沫の夢などといったものなのだろうか、触れる感触はなく、ただ包み込まれていくように思える。

ゆっくりと辿ると目に入るのは凛とした美貌、黒き蝶が指先で翅を休める姿。
指先で翅を休めている、それ以外にはなにも感じ取れず、微かな存在のみが捉えられる。

指先で休めていた翅が、ふわり、ふわりと微かに揺れるに合わせて降り注ぐ黒い雪、黒曜の鱗粉が身を包んでいく。
海を、岩を、音すらも奪われている事に気が付けないほど、指先の黒紫の蝶に見惚れ、互いの存在以外の全てを奪われ、塗り潰されていく。

ご案内:「セレネルの海 岩場」からオブシダンさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海 岩場」からドルチェさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海」にリシェさんが現れました。
リシェ > -本日お約束待ちです-
ご案内:「セレネルの海」にトルテさんが現れました。
トルテ > (王都に降り注ぐ強烈な日差しが、フィルター越しの物に過ぎなかったのではとさえ思える剥き出しの灼光と、それに炙られた砂浜が立ち昇らせる陽炎の揺らぎ。ジリジリと肌を焼く陽光はただ立っているだけでも自然を汗を噴き出させる程なのに、眼前に広がる光景はいっそ涼し気にさえ思える事だろう。色とりどりのパラソルや簡易天幕の立ち並ぶ白浜に打ち寄せる波は、透明度の高いエメラルドグリーンの水面に光の網を揺蕩わせ、水底に沈むサンゴ礁の周囲を泳ぐ色鮮やかな魚の鱗を輝かせる。所々に島影を浮かせた緩円の水平線と澄み切った蒼穹を隔てるのは、遥か彼方に聳え立つ入道雲の威容。そんなパノラマを背景に、色とりどりの水着で焼けた肌を飾る大勢の海水浴客のはしゃいだ声音が、寄せては返す潮騒のリズムに混ざって何とも賑やかな喧騒を作り出していた。更衣室の薄扉を開いて薄暗がりの中から灼熱の白光の中に歩み出たお嬢様は)

「ほら、リシェも早く出てきて下さい。海がとっても綺麗ですよ♪」

(自然と弾む声音と共にきゅっと握った友人の小さな手を引いて、ともすれば水着を着用する事さえ初めてという可能性もある友人を誘う。つば広の麦わら帽子が日差しの強さに比例して色濃く落とす木漏れ日めいた影の下、フレアスカートを思わせるピンクの布地で彩られるのは、いっそ下品な程に豊満な巨乳。波打つ短布の切れ目からは、ふにふにと柔らかそうなミルク色の肌のちょっぴりだらしない肉付きを有するお腹が、ヘソの縦筋だけでなく、ふっくらとした子宮の丸みさえも覗く位置まで露出していた。普段のトルテであれば、決して選ばなかっただろうパレオすら巻かぬローライズのビキニショーツもまたトップス同様に可愛らしいフリルで飾り立てられている。そんな大胆な水着を着ていれば、淫魔の呪いによって作り替えられたお嬢様のふたなり巨根は歪な膨らみを形作るどころか萎えて居てさえ立派な太蛇の頭部を小さなピンクの布地から顔を覗かせているはず。しかし、今のお嬢様を下肢を飾るフリルショーツにそうした違和感は見つけられない。情欲含みの人目を引き付けずにはいられぬ豊乳同様に自己主張の激しい淫蛇がどこに消えてしまったのか。その答えは、トルテが選んだ黒水着で透き通る程の白肌を彩る友人の中にあった。誘いの手紙に添えて、さも『それが普通なのですよ?』とでも言わんばかりの調子で送った黒水着は、ビーチ全体を見渡したとて他に類の見られぬ露出度の高すぎる代物であった。トルテの駄肉とは異なり形よく程よいサイズの膨らみは辛うじて乳輪までが三角形の黒布に隠されて、その周囲をオーガンジーのレースで飾られているだけ。腰横で無防備極まる蝶結びを垂れさせるビキニショーツはトルテ同様のローライズなデザインでありながら、こちらも黒布がしっかり隠しているのはクロッチ部分のみ。恥丘上部は瀟洒なレースで扇情的に飾られているだけで、その隙間から覗く肌の白さを一層淫靡に強調している。リオカットの尻布などは、ほぼTバックといって良い紐状態。おしりの割れ目に食い込む縦紐と、腰横で結ばれたサイドストリングの交点部分にごくごく小さな三角布が存在しているだけである。そして、それだけでも消えてしまいたくなるほどの羞恥に苛まれるだろうに、ぴっちり閉じ合わされているだろう彼女の細脚の付け根には、決して無視する事の出来ない強烈な圧迫感が、硬くとも確かな肉感と共に埋め込まれていた。)

リシェ > 「そ、そうですね、とても……ぁぁ、っ、少しだけ待って下さい、トルテ……っ…」

(二人の少女が、水着姿で海辺を駆ける。青く青く、透き通った空の下、白く爆ぜる波打ち際へと、駆けていく。
そういう風に、表現すると。とても、絵になる、青春の1ページめいた光景、なのだろうか。
少々残念な事に。遅れて手を引かれる方の少女は、何とも情けない、へっぴり腰を晒していた。

何せ、この少女にとって。初めて訪れる場所。眩しい程に照りつける、真夏の太陽の下も。光を弾いて、目に痛い程煌めいている、果ての見えない海原も。
勿論、其処に大勢の人々が集まり、笑いさんざめき、思い思いに夏の暑さと海水の冷たさを、満喫している…海水浴場という物も。
老若男女、誰もが皆、砂浜を駆け回り、浮き輪やビーチボールを抱え、水飛沫と戯れる。
下着と同じか、それ以上、高い露出度の水着であろうと。開放感に満ちた海辺では、皆が当然のように振る舞っている。
そして、こうやって拡がる海辺だけでなく。一度、海面より下へと、目を向けたなら。
其処にはきっと、手を引くもう一方の少女が、二通目の手紙で事細かく、絵にしてくれたような。
更に色取り取り、宝石箱とおもちゃ箱とを、一緒くたにひっくり返したかのような。目を見張る光景が、拡がっている筈。

ただ。今の少女の態度には、初めて触れる事柄への、驚きや、不安、感動…それ等以外の、理由も有る。)

「……んんぅっ、ん…っ♡んっんぁ、ぁ……こ…んな、ぉ……っきく…っぅ……♡」

(太腿を捩り合わせると。そこには、濡れた感触が拡がっている。…まだ、水に入ってもいないのに。
もし、これが、静謐な場所だったのなら。にちゃにちゃ、粘っこい水音すら。聞こえていたかもしれない。
原因は、彼女の同封してくれた、海辺で遊ぶ為の水着。
隠さなければいけない場所を、辛うじて最低限、包むだけのそれは、返って、その三点を強調するようで。
露出度云々を通り越して、いっそ全裸の方がまだ、まともに見えるのではないか。そう思える程、卑猥な衣装。
必然的に、脱衣所から出て来た途端。異性を中心に、色々な人達の視線を、集めてしまう。
剥き出しの肌に。あからさまに、薄く小さな黒布を押し上げる、胸先の突起に。少し歩くだけで、たちまち、中身の零れてしまいそうな、下半身に。
舐め回されているような、視線が這うのを、感じるだけで。とても、平静ではいられない。
丁度。幾度か、寸前まで至りながらも、奇跡的に実現してこなかった…彼女と挑んだ、露出行為。それを思わせるようで。

その上で。小さく震える、少女の声を、甘く溶かしてしまう原因は。外側の見てくれではなく、内側…
どんな、魔法によるものなのだろうか。小さな小さな、黒い布には、不可思議な仕掛けが、織り込まれて。
水着の内側から伸びた、太く雄々しい肉の柱が。吹き飛びかねない布地を、しっかりと固定する為でもあるように。
少女の尻孔に、送り込まれているのである。
それで、平静でいろというのは。誰にだって不可能な筈。

なお、その男根が、何処から来ているのかと言えば、それは。
いつも以上に、積極的に、手を引き駆ける、彼女から。
この場に相応しい、健康的、という単語を具象化したように、踊り跳ねる豊かな乳房や。
白く柔らかく、何時まででも触れていたくなるような、もっちりとした肌。
そんな女性らしさと、真っ向から反比例するような。凶悪極まる男根が。彼女の下肢には宿されている…筈なのに。
等しく、充分に大胆な、下半身を包んだ水着の中に。その膨らみは存在していない、様子。

即ち。彼女の水着の内側から。こちらの水着の内側へ。空間が繋がり、男根が挿し入れられていた。
それだけで、もう、耐え難いのに。彼女によって、急くように、引っ張られるものだから。
ごりごり、腸襞と男根が擂れ続ける。太陽が眩し過ぎるのか、快感が沸き上がるせいなのか、分からない程。少女の視界は白っぽく。)

トルテ > (海水浴客のはしゃいだ声音が、自分たちの周囲だけザワリと不穏に揺れた。傍らの友人の腰を肘でつついて顎先をしゃくる男達の視線は、じとりとした肉欲を滲ませながら黒布で淫靡に飾られたリシェの純白肌を視姦する。ぽかんと口を開いて目を丸くする男の子は、日焼けした頬に興奮の赤を昇らせながら、精通すら終えていないだろう子供ペニスでトランクスタイプの水着を膨らませてしまっていた。だらしなく鼻の下を伸ばして白金髪の少女の瑞々しい若肌を舐め回す様に見つめる中年男と、本来であればそんな夫の中年太りした腹部に怒りの肘打ちをめり込ませていただろう妻までもが、思わずゴクリと生唾を呑み込んでしまう程、親友の水着姿は蠱惑的だった。そんな視線の集中にどこか誇らしげなトルテの水着がいつもよりも大胆なのは、ふたなり巨根の消失だけが理由ではなく、だらしないくらいに大きな乳肉を揺らす自分よりも更に人目を惹きつけるだろう存在を予測していたからこそ。無論、そんな親友に、少しでも魅力的に思って貰える様にという狙いもあったのだけれども。)

「もうっ、砂浜が初めてなのだとしても、いくらなんでも危なっかしすぎですよリシェ。ほら、もっとわたくしに寄りかかって下さいませ。転んでしまいますよ?」

(熱でもあるかの様な友人の足取りを心配するお嬢様といった風情で親切心を装った声を掛け、彼女の二の腕を豊乳で挟み込むかのように密着する。そんなお嬢様の背筋をゾクゾクゾクッと妖しい愉悦が駆け上がる。それは、強く抱きしめればそれだけで折れてしまいそうな程に華奢な友人が、裸よりも淫靡なマイクロビキニの艶姿で、下腹を満たす淫根の圧迫感に腰を引いた状態で、トルテにしか聞こえない程度の甘声を漏らしているから。潮の匂いを押しのけてツンと鼻先に香る甘酸っぱい匂い。ちろりと何気ない調子で視線を下向ければ、汗というにはぬめりの強い体液が、擦り合わせられた内腿に淫靡なテカりを塗り広げている様を確認出来た。親友のそんなあられもない状態だけでイッてしまいそうな興奮を覚える。思わずきゅんっと力を込めた下腹がローライズのフリルショーツでぎりぎり隠れた恥丘上部の淫紋を経由して、少女の胎内を埋める肉塊をビクンッと大きく戦慄かせた。ただのディルドではありえない、生きた生殖器が見せる発情の蠢き。そして、特殊な淫術が反映させるのはトルテの側からのアクションだけでない。巨根を締め付けるぬめりを帯びた熱い肉壁――――妖精か精霊の様に儚げな美しさを見せる少女の排泄孔の淫猥な触感もまた余すところなくフィードバックされているのだ。)

「はぁ…っ♡ はぁ…っ♡ 皆さん、食い入るようにリシェの事を見ていますわ♡ いかがですか? 日差しよりも強く、彼らの視線を感じませんか?」

(カーテンめいてドレープを形作る短布の被さる豊乳を彼女の二の腕に押し付けながら、友人同士の戯れの一環といった調子で小さな耳朶に唇を寄せ、興奮の淫熱を多分に含んだ吐息と共に掠れた声音の問いを注ぐ。日差しに炙られた白肌に浮く珠汗が、つぅぅ…っと豊乳の丘陵を伝って谷間に落ちる。熱帯びた体躯が発散する桃を思わせるトルテ特有の体臭さえ、蒸した真夏の熱感ゆえか、どこか熟しすぎた果実の様な爛れた気配を伴って親友の鼻腔を擽る事だろう。)

「いやらしいですね、リシェ。こんな大勢の前で、裸でいるよりもよっぽど恥ずかしい水着姿を晒して、その上けつまんこにこんなにぶっとい生ちんぽ突っ込んで……♡」

(稚気を残した品の良い声音が『けつまんこ』『生ちんぽ』なんて隠語を友人にだけ届く声量で小さな耳孔に注ぎ込む。セリフの中で紡がれた恥ずかしい水着を選んだのはトルテ自身で、彼女の後孔に自身の巨根を挿入したのもお嬢様。大勢の金持ちからの変態的な嬲りを受け入れる以外の生き方を知らぬ親友の気質が、そんなトルテの提案さえも受け入れてくれるだろうことを予想した上での淫行なのに、リシェの淫乱さこそが原因の全てだと言わんばかりの言葉責め。しかし、嘲弄するかのセリフとは裏腹に、トルテ自身がたまらぬ興奮を覚えている事は、ミルク色の頬に滲んだ紅潮や、吐息に含まれた淫熱、そして何よりガチガチに勃起したふたなりペニスの野太い硬さが示していた。)

リシェ > (其処だけが、別の空間。違和感の塊。とすら思わせてしまうような、海水浴客達のざわめきが。細波のように、砂浜の一角をさざめkせる。
若い娘達が、濡れた肌に水着を貼り付かせて、笑い合いはしゃぎ回る姿を。せいぜい、横目で盗み見て、心の中で愛でる…といった程度で、満足していた若者が。
露骨極まる、泳ぐ為ではない、見せ付ける為にこそ、身に着けているかのような。少女の、卑猥な水着姿に、あんぐり、口を開け。堪らず、まじまじ、孔を開けるように見つめてくる。
逆に、娘達の方も。同性少女のその姿に、始めは、悲鳴のような声をあげるものの。其処から先は、どきどき、胸の高鳴りを抑えきれず。
真っ赤に染まる面持ちも、そのままに。自分達の事を、投影してしまいでもするのだろうか、矢張り食い入るような、瞳。
安全を守るべき監視員は、役目を忘れて、双眼鏡でねっとり、九割以上裸の少女を、舐り回して。内腿を煌めかせる蜜の色合いに、口笛を吹く。
脱衣所傍の屋台では。剥き出しの尻肉に、何処までも視線を誘導されてしまう店員の手元で。鉄板上で焼かれる側が、焦げ付いた臭いを上げ始め。

総じて、王城の中よりも更に、更に。大勢によって、痴態を鑑賞されてしまう。
勿論その中には、親友の豊かな双乳、丸く魅惑的な尻、良くも悪くも、男好きしてしまうであろう、おっとりとした顔付き…そちらに、色に満ちた視線を、向ける者も。多いのだろうけど。
どうしても、自分の方への視線、それ等を意識してしまわざるを得ず…)

「ふ…ぁ、っ。……ん……申し訳、あ……ありません、トルテ…
とても、とても……あつくて、堪らないのです、わたし………♡」

(事情を知らない他人は、勘違いしそうな、台詞。…暑い暑い真夏の太陽に。色白な、さも、運動とは無縁そうな少女が。立ち眩み間際なのかと。
…それとも、そんな少女が、自ら晒す紐水着の、卑猥さと。それを眺める視線達とへの意識に。淫らな思いに、脚を震わせているのかと。
彼等彼女等の、想像は。勿論、どちらも正解なものの。同時に、答えの全てではない、という所。
見ているだけの者達には。必然、目に見える範囲をしか、知る由は無いのだから。

ふらつく足取りを、傍らから、彼女に支えられると。早々に汗にまみれ始めた、二人の肌が。ねちり、と音を立てて貼り付き合う。
真夏は汗ばむのが当然、などと、思える筈もなく。まるで、激しい情交の真っ最中に、抱き合った時のような。
湿度や体臭すらも、絡め合わせて密着する、そういった時間を想像してしまい。きゅんと胸が痛くなる程。
答えようとした声が、最初、明らかに震えてしまったのは。肌の触れ合った瞬間、彼女の側にも、思う所が有ったのだろう…
みっしり、直腸を深く、埋め尽くしている男根に。力が入り、小さく跳ねる、その感触を。思い知らされて。
もう、紐と化して食い込んでいる、それだけの水着では。とても抑えきれない程。とろとろ、濡れた感触が。下半身をべったりと。
それは、歩む度、緩やかに攪拌されるような、尻孔から滲み出す腸液と。何もなくもと濡れて、溢れてしまう、淫靡な蜜とによるぬめり。)

「そこは、は…っい、も…勿論、です……んぁ、ぁ…♡
こういう所だと……いつもよりも。はっきり、感じてしまうのです……ね……」

(元々、大勢に嬲られたりして、痴態を人前にさらされる事は、初めてではないものの。
それは、欲望に充ち満ちた、あの城の中という…いわば、特殊な環境下だからこその物、で。
ぱっと見は、比較的健全な、真夏の海水浴場という。開けた眩しい場所で、数え切れない程の人々に、見せ付けさせられるのは。流石に初めて。
場所の為か、相手が違うからか…それらを感じとる、少女自身の、意識の違いか。
彼女に言われる通り。見られている事に対する、実感が。普段よりも、ずっと強く。当たり前だと、思う事が出来なかった。
されて当然などという、諦めとも、開き直りとも言える感覚から、一歩外に解放されてしまうと。
其処にあるのは、ぞくぞくと肌を震わす、全身を薄桃色に火照らせていく、紛う事なき……マゾ寄りの心地良さで。)

「っふ、ぁ、っふ、…ぁ、はぃ……♡…ご存じの通り…でしょう?わたし、と…っても、いやらしいいですから……
ぁ…ふぁ、っ♡皆様の前で、こっそり……トルテに、おちんぽ、ずぼずぼっ…されてると、思うと……んっん、ぅ…くふ……!
…ぁ…はぁ……バレたら、どうしようとも………ばらしてしまいたい、っ、皆様に自慢して……しまいたいとも…」

(どちらの願望にも苛まれて。堪らなく、興奮が増してしまう。
抱き寄せられるように、身を預けつつ。身震いする度、腸孔に走り抜ける、さざめきが。男根のひくつきと、絡み合い、高め合う。
耳を擽る、秘密の囁き声に。意地悪な、いやらしい言葉に。はあ…♡と、熱に満ちた吐息を零して、彼女の肩や、喉元を擽りつつ。
それでも。引っ込んでしまおう、此処から逃げてしまおう、そんな様子は見せずに。
寧ろ、普段以上に、彼女のリードを望むかのように。きゅ、こちらから。彼女の腕を抱く。
…端から見れば、二人の少女の、少々濃厚なじゃれ合いだが。実際には、腕よりも更に、離そうとしない、腸孔の存在があり。)

トルテ > (天蓋付きの大きなベッドの縁に行儀よく腰掛けて、儚げな笑顔を浮かべるエルフみたいに綺麗なお姫様。そんなトルテの抱くイメージが決して大げさとは言えぬ美少女が、今にも幽界に透け消えてしまいそうな白肌を、淫靡な黒布で飾り立て、時に不自然に震わせた細身と共に悩まし気な表情を覗かせる。そんな彼女の危なっかしい足取りを支える様に、豊満で淫猥な体躯をピンク色のフレアビキニで飾った麦わら帽子のお嬢様が密着している。熱に浮かされているかの様なリシェの表情と、倒錯的な興奮に白頬を紅潮させたトルテの姿は、ただの友人なんて括りでは語る事が出来ない程に妖しい雰囲気を帯びていた。そんなお嬢様の日焼け止めのオイルを塗った肌に、珠汗の浮く白肌の熱くいやらしいぬめりが触れ合い、それがどうしようもなく親友とのセックスを想起させる。再びビクンッと脈打った剛直が、友人の腸内にびゅるるっと常人の射精と変わらぬ量の先走りを注ぎ込む。そんな状態だけでも堪らないのに、そこにたっぷりと熱を帯びた、何も知らない物が聞けば熱射に倒れてしまいそうな姫君の喘ぎとも取れる言葉―――その癖、実の所は異様な状況と尻穴を苛む圧迫に耐えがたい肉悦を感じる少女のあられもない告白を聞いてしまえば、衝動的な行動に出てしまいそうになる。親友の細脚の付け根をかろうじて覆っている黒色の三角布。きっとぐっしょりと雌蒸れているだろうそこに手指を差し込んで、ぐちょぐちょのおまんこににゅるんっと指先を挿入したい。尻穴を満たす巨根の圧迫で歪に膨れた膣孔の中で、グツグツの愛液を滅茶苦茶に撹拌して、美しくも愛らしい親友の唇からもっと甘やかな声音を響かせたい。)

「はぁ…っ♡ はぁ…っ♡ リ、リシェえ……っ♡ そ、その様に言われたら、わたくしの方も、ん、くぅ……っ、堪らなくなって、しまいますぅ……ッ♡」

(こちらを見つめるほとんどの人が、リシェを苛む状況を正確には捉えていないだろう。それでも、その脳裏に浮かび上がる淫らな妄想は当たらずとも遠からずといった物のはず。今の二人を取り囲むのは、ピンと張り詰めた糸の様な危うい状況。ここで更に大胆な行動に出てしまえば、ギリギリの状態で保たれた均衡はあっさりと決壊し、雪崩の如く押し寄せる雄獣達に親友諸共押し倒され、気を失うまで―――否、気を失ってもなお終わる事のない淫行の宴に囚われる事となるだろう。そんな破滅的な未来を想像する事で、お嬢様は今にも豊乳の内からあふれ出さんばかりの淫欲を抑え込み、どうにかこうにか移動を続ける。)

「はぅ、ぅう……ッ♡ リシェ、えっちすぎ、ますぅ…♡ わたくし、もっともっとリシェとのお散歩を楽しむつもりだったのに……こんな、ぁ、んんぅ…ッ♡ あっ、あぁぁ…ッ♡ おちんぽ、爆ぜ、ちゃうぅぅ……ッ♡♡」

(攻めているのはトルテの方。にもかかわらず、お嬢様の慣れぬ言葉責めに対する娼姫の切り返しの言葉は、不安定な歩みのリズムと不規則な臓腑の蠕動によってにゅるにゅると肉棒を舐め回す腸壁の卑猥な蠢きと共にトルテの淫気を弄ぶかの様。仲の良い友人同士の囁き合い―――なんて微笑ましさとは程遠い、淫熱に蒸れた吐息を交換するかの、それこそ唇と唇がふとした瞬間に触れ合いそうな程の至近距離で交わされる睦言のやり取り。そのセリフの中に含まれる、相手にしか聞かれていないからこそ発する事の出来るあられもない、滾る劣情を隠しもしない言葉の数々が、それを発したのが幻想的なまでに美しい姫君だからこそトルテの忍耐を破砕した。)

「―――――ンあッ!?♡ ……っきゅ、ふぅぅう゛……ッ♡♡♡」

(これまで以上の力強さで、それこそ肉沼に沈められた大蛇の断末魔の蠢きの如き動きで跳ね上がった巨根が、どぷっ、ごぷっ、どびゅるっ、ぶびゅぅぅうッっと人間離れした勢いで白濁のマグマをぶち撒けた。太蛇の圧迫で散々に充血して感度を増した腸壁の最奥に、臓腑を跳ね上げるかの勢いで叩き付けられるジェル状の熱塊。挿入したまま動きを止めて、肉壁の蠢きと交わす言葉に含まれた愛欲の昂ぶりだけで互いを高めるポリネシアンセックスにも似た状況での射精は、普段よりも長く長く多量の精液を親友の排泄孔に注ぎ込んだ。)

「んふぁ…っ、……ッは♡ は、ぁあ……っ♡ はぅっ♡ はぅっ♡ は、ぉ……ぉ、んんぅぅう……っ♡♡♡」

(ふら付く友人の細身を支えるエスコート役のお嬢様が、不意にその歩みを止めて内股に寄せた太腿を不随意の動きで痙攣させる。まるでトルテの方にこそバイブやらローターといった淫具が仕込まれ、それのもたらした不意打ちの振動に思わずイッてしまったかの如き有様。しかし、実際の攻めを受けているのは白金髪の娼姫の方。絶頂痙攣のリズムに合わせて何度も何度もしゃくり上げる巨根が、その度に常人の一射を大きく上回るザーメン浣腸を少女の薄い腹肉の中に注ぎ込んでいるのだから。)

リシェ > (実際には。そうした、王都のお城の、豪奢極まる、寝台の上に在る時。少女は大概、誰かに組み敷かれて、圧し潰されるような喘ぎと共に、その子宮にまで、白濁を注ぎ込まれていたり。
時には、自ら、そそり立った男根の上に、跨がらされて。腰を振り乱し、欲望を搾り取らされる、奉仕に励んでいたり…なのだけど。
そんな事は、今日初めて、連れ添う二人の少女を見つめる、海水浴客達には。知る由もないだろう。
頬を赤らめ、息を弾ませ、震える膚身を、そろりともう一人の少女へと、擦り寄せている…そんな少女の、華奢な裸身を。
創造の中で押し倒して。有無を言わさず男根をねじ込んで。滅茶苦茶に掻き回し、散々喘がせて、溺れる程の白濁をぶち撒ける。
精通前後の男児すら、そういった行為を、無知なりに夢想するのかもしれない、中。
人々は、もう一人の、健やかにその女体を育てた、少女にも。間違い無く、劣情と妄想を向けている。
顔すら埋もれる程の豊乳に、雄々しい男根へと、奉仕させる事。傍らへと囁く、ぽってりと熟れた唇を、精処理用具のように、好き勝手用いる事。
さぞ抱き心地の良いだろう、柔らかな肌身を、痛がる程抱き締めて。押さえ付けて。朗らかな微笑みが、ぐしゃぐしゃの泣き顔に変わるまで、弄んで。
男達の性器へと、成す術ない程屈服させて、白濁を強請らせる事。
誰もが、二人の少女に対して、そんな事柄を思わざるを得ない…程。寄り添っているだけにも見える、その筈の二人は。目に見えない、フェロモンのような、淫らな熱を。其処彼処へ振りまいていた。
勿論。周りの者達や、傍らの彼女と同じく、少女自身も、すっかり虜。
思わず口走ってしまった通り。脇目も振らず、見られても構わずに、彼女に抱かれたい。尻孔も膣孔も、思う様突き上げられて、何度も何度も、射精されて。隅々まで、彼女の欲望で埋もれてしまいたい。
止め処ない欲情が、歩いているだけでも、なお、じゅる…じゅる、啜り上げるように、腸襞を揺らめかせて。)

(人々の想像の中。二人の水着の中。目に見えない遣り取りと、絡み合いとが。短い移動の間だけでも、ぐっしょりと、何もかもを濡らしてしまう。
吹き渡る海風が、潮の香りを。焼けた砂の、陽の匂いを。砂浜いっぱいに拡げているから、まだ、気付かれずにいるものの。
実際には、もう、乾いた砂地に、点々と、滴り落ちた痕を刻む程。少女の下肢は、両脚は、発情蜜でべとべとに。
元より、普通の人に比べれば、理性やら羞恥やら、掛け離れた少女だから。羞恥ですらも、男根を包み込んで舐めしゃぶる、情欲にばかり繋がっており。
周囲に気付かれ、襲い掛かられるような事になれば。あっという間に、輪姦だか乱交だか、その中に溺れてしまうだろう。
何をされるのも、快楽にしかならない、壊れそうな悦楽の中に、身を委ねて……彼女の事も、引っ張り込んでしまう筈。
そうすれば、もう後は。誰も彼もに犯されて、犯されて、犯され続けて…二度と戻る事が出来無い、淫らな牝犬奴隷にでも、連れ添い、堕ちていきかねない。

ただ。そうなる前に、明確な変化が訪れた。
お互い、麦わら帽子の鍔に隠れて、寄せ合った顔と顔。唇同士が触れ合いそうな中、囁き合う、言葉の最中。
それだけしか、存在しない筈なのに。尻肉を圧し潰す、突き上げられた腰の存在すら、錯覚しそうな力強さで。
一等深い結腸奥を、抉り抜いた、男根が。一際大きく、膨れ上がり…)

「ぃっい、ぃ゛……っひぁ゛、っ、っぁ…っぁは…っぁ………!?♡♡♡
っは、ぁ、っぁ゛…ぁ、んっ、っ、……っ…っっ……!♡♡」

(たちまち溢れる、白濁の大洪水。津波に呑み込まれるようにして、あっという間に、肥大化した快感の果て…絶頂にまで、押し上げられる。
抱き合って、支え合っている。大きな動き、肉幹のストロークなどはない。それでも。
感極まった彼女が、腸の奥へと吐き出す、白濁の膨大さは。周囲の者達、幾人にも輪姦されたとしても。まだ足りない程、圧倒的。
辛うじて。繋がっていたのが、膣の方だったら。子宮など、あっという間に満たされて、ぱんぱんに膨らんで。
ビキニ姿では、隠しようのない程、下腹を膨らまされていただろうから。尻孔の方にしておいて良かった…などと。頭の中で。
それはそれで。曲がりくねった腸内を、どこまでもどこまでも、白濁に遡られて。熱に蕩ける、快感に溺れる粘膜が、延々と拡がっていくのだから。
結局、大差はないのかもしれないが。)

「ふ……っ、っ、あ…っぁっ、あ………♡は……ぁ、っ……と…る……トルテ……っ…ぇ……♡♡♡」

(二人が、不意に立ち止まり。声を上げ、身体を震わせる。ましてその声が、とてつもなく、切羽詰まって甘いから。
流石に、何か、違和感を覚え始めるのだろう。視姦に留めていた人々が、先程まで以上に、訝しげにどよめき始める。
極々近い距離の者になら…濃密な精臭も、勘付かれかねない。
それでも。狂おしい絶頂感と。人々の前でそれを繰り広げる、意識の拡散していくかのような感覚には、抗えず。
未だに暴れ続ける男根を、しっかりと、腸肉が包み込んで、搾り上げながら。

改めて、彼女の頭の麦わら帽子を、少し斜めに引っ張り下ろし。
其処だけは、人々の目線から隠すようにしながら。唇を重ね合っていく。
女の子同士の、軽い物、で済む筈のない…ねっとり、舌を絡め、貪り合うような。性交の一環としての、口付けを。)

トルテ > (生々しくも汚らわしい性行などとは無縁そうな、白金髪と雪白肌の美姫。そんな彼女が陽光の元ではさして目立たぬ橙光の灯る双眸を揺らめかせつつ覗かせる淫顔にて衆目の脳裏に描かれる猥褻行為の数々は、しかるべき相手に十分なお金さえ払えばあっさりと叶ってしまうのだ。これほど綺麗で可愛らしい親友が、その身体の全てを金銭と引き換えに明け渡してしまう背徳にも、淫魔の呪いの染みついたお嬢様は薄昏い興奮を覚えてしまう。そんな己にさえ肉欲塗れの劣情が向けられている事を忘れるのは、傍らで震える親友の姿が魅力的に過ぎるから。トルテだけでなく、じっとこちらを見つめる娘達の双眸にさえ軽蔑ではなくはっきりとした肉欲の色を見て取る事が出来るからだ。そんな親友の、未だ覚悟の定まらぬトルテとは異なり淫欲の宴にいつでも飛び込む事の出来る娼姫のあられもない告白に、お嬢様は堪えようもなく射精へと打ち上げられてしまったのだった。魂その物を劣情に溶かして思考諸共ザーメンで呑み込み押し流すかの濁流の中、抱き合う様に身を寄せた純白の細身もまた不随意の痙攣に苛まれている事を知って、トルテは得も言われぬ奇妙な幸福感を感じてしまう。大切な親友と、これまでは誰とも共有の出来なかった爛れた肉欲の悦びを共有しているという実感が、中出し射精の征服感と共に脳髄を蕩けさせる。)

「は―――……っ♡ は――…っ♡ はぁぁ……♡ はぁ…♡ は、ふぅう……っ♡ りしぇ……♡♡」

(最初に絶頂の津波から立ち直ったのはどちらなのか。乱れた呼気を濃密な雌臭を吸い込みながら整える。快楽の涙に睫毛を濡らした目蓋を持ち上げて、潤み切った黒瞳を開けば、驚くほど近くに存在する親友の蕩顔。射精を終えたばかりの怒張が再びビクンッと戦慄いて、抜けかけた淫力を取り戻す程に魅力的な美貌。そんな親友と見つめ合ったまま長時間に及ぶ射精を終えたお嬢様は、少し傾いてしまった麦わら帽子の作る木陰の下の童顔を、放尿の解放感に満たされた直後の様に弛緩させつつ、ぷるりと背筋を震わせながら猫背気味に曲げていた上体を戻した。汗濡れた親友の肌の滑りと、排泄孔に咥え込まれた巨根を包み込む熱感のみに支配されていたお嬢様の五感が、ジリジリと肌を焼く灼熱の陽光と、サンダル履きの足裏に感じる砂浜の感触、今や周囲にも気付かれてしまっているかも知れない二人分の雌フェロモンの甘臭を混ぜ込んだ海風の匂いを思い出したかの様に感じ取る。潮騒と遠く聞こえる海水浴客の賑わいの中、二人の周囲にて広がる不穏な気配。それは、淫魔に監禁されていた2年の間、トルテの尻穴を代わる代わる犯しぬいた男達が滲ませていた一触即発の雰囲気と同等の物。一刻も早くこの場を立ち去らねば、理性を獣欲で塗りつぶした暴徒に呑み込まれて、リシェと二人、終わらぬ淫宴の供物として散々に弄ばれる事になるだろう。その場は意識を失う事で乗り切れるだろうが、男達の力強い腕を振り切る事の出来る手段など持ち合わせぬお嬢様と、同様に非力な娼姫は、きっと長い間淫らな運命に囚われ続ける事になるはずだ。『そんな運命もリシェと二人一緒であれば……♡』そんな刹那的で破滅的な劣情を揺らめかせる黒の垂れ目を持ち上げれば、そこには共通の想いを抱いてくれているだろう親友の美貌。『あ……流されちゃう……♡』)

「――――ん、ぅ…っ♡ はむ、……ン、ちゅ…っ♡ ちぅぅ……、れ、るぅ…っ♡ んちゅ、ちゅぅうう……っ♡♡」

(友人の細腕を抱きしめる形でその傍らに寄り添っていた体躯が、目に見えぬ力に引かれる様に正面から向き合って―――ぐいっとリシェらしからぬ力強さで麦わら帽子のつばが引き下ろされたかと思った次の瞬間、今日まで幾度も重ねて来た親友の唇の感触に呼吸が奪われた。甘やかで、繊細な、異性による乱暴で奪う様なキスとはまるで異なる同性同士の背徳的な接吻。塞がれた唇に変わって酸欠気味の脳に呼吸を送り込む鼻腔が感じるのは、どこまでも甘やかな娼姫のフェロモン含みの体臭。こんな風に水音を奏でていたら、引き下ろした麦わら帽子で隠していても意味がないくらいに何をしているか気付かれてしまうだろう。それは、じりじりと包囲を狭めていた獣達に最後のきっかけを与えかねない危険な行為。それを頭の片隅で理解していながら、それでも離れる事の出来ない麻薬めいて危険な親友とのレズキス。)

「――――っぷぁ♡ はぁっ、はぁっ、リ、リシェ、わたくし、少し熱にやられてしまったみたいですわ。そ、その、向こうっ、向こうの方で、少し休みましょう? ねっ?」

(破滅的で刹那的な運命に傾きつつあった心の天秤を戻したのもまた、親友の存在だった。彼女との蕩けそうな口付けが、このまま流れに身を任せてしまえば、淫らな運命の途上で彼女とも引きはがされてしまうという可能性を肉欲に蕩けきっていた理性に教えたのだ。先端のピンク色を覆い隠す黒色の三角布をずらしかねない程に押し付けられていた豊乳が汗蒸れた体温と共に一旦離れ、彼女の腰に無意識のまま回していた手指がするりと滑ってその小さな白手を握りしめる。指と指を複雑に絡め合わせた恋人繋ぎは、何があってもこの手は放したくないというトルテの想いの滲む物。じわじわと淫欲の高まり続ける周囲の気配に冷や汗を浮かばせた童顔が、わざとらしい笑顔と共に口早にこの場を離れる理由を告げて、ぐいぐいと親友の細腕を引く。射精を終えてオスと同様のメカニズムでいくらかの理性を取り戻したトルテとは異なり、未だに硬く野太いままの肉浣腸と、更には追加で注ぎ込まれた多量のザーメンの圧迫に苛まれている娼姫にとっては、少し離れた場所にある岩陰に駆け込む事は難しかろう。非力なお嬢様の手による引きずる様に強引な引っ張り移動がもたらす振動は、ともすれば親友の後孔からぶびゅっと白濁の一端を噴き零すかも知れないし、それを誘い水として切り離されたふたなり巨根を含む腹腔内の異物全てをその場に垂れ流す決定的な痴態さえ晒してしまうかも知れない。それは間違いなく肉欲に支配された雄獣達を解き放つ最後のきっかけとなってしまうだろう綱渡りめいて危険な行為ではあるが――――果たして。)

リシェ > (誰も彼もに、淫らな妄想を、リアルな感覚を持って浮かばせてしまうのは。想像だけに留まらず、今正に二人の少女達が、現実に。目に見えない形で、交わっているから。
例え、性交その物を、視認する事が出来なくても。寄り添い合う、半裸の二人は、快感に打ち震えているとしか見えず。
時折零れる甘い声は、囁きに留める事が出来なくなって。時折、高く跳ね上がり。あからさまに、何かしているのだと、零してしまう。
そして。ともすれば、本家本物の淫魔をすら、上回るのではないか…そうとすら感じてしまう程の、夥しく濃密な、彼女の射精は。
注がれれば注がれる程、度を超して、行き止まりを知らない、腸奥にすら収めきれず。ぱたり、ぱたり。隠れもしない尻肉の狭間から、垂れ落ち始める。
外へと、溢れてしまうなら、強烈な淫臭を、隠し通す事は出来そうになく…
同性の娘達にすら。陽光下の海辺で、淫行に耽る、危険な妄想を。抱かせ始める中。
既に実行途中の少女は、未だに、どろどろと詰め込まれる射精に。男根の脈動に。…何より、抱き合う彼女の戦きや、色に塗れる眼差しや。息を荒げる唇を、つ、と唾液が零れていく光景にすら。
煽られて、煽られて、快感から…絶頂から、戻って来られない。ぴくぴくと、小刻みに、痙攣じみた身震いを続けながら。
どくん、どくん…なお、注がれ続ける射精を、感じるたびに。それこそ、隠すしかない程。そうでなければ、誰の目にも明らかな程。
唇を緩ませ、舌先すら、だらしなく差し出した、どうしようもない、蕩けた表情を。彼女にばかり晒してしまい。
同じく、絡み合うかのような、眼差しの向こう。矢張り感じて、達して、蕩けに蕩けた親友の顔。
愛らしくも、淫らに喘ぐ、その唇を。求めるな…という方が、無理な話で。)

「ふ……ちゅ、る……んっ、んぁ、っ……んん、んふ♡トルテ…っぁ、ぁ、ふ…ふ……ぁ、ぁつ……ぃぃ…♡♡」

(どくん。どくん。腸の深くから、頭の芯にまで、音として響く程。白濁の注入が、止まってくれない。
だから、上げる声すら、互いに飲み混み合うような。口付けの深さも、また、変わらないし…終わらない。
発声よりも、呼吸よりも、接吻と抱擁と……結合の感触、快感にばかり、意識を傾ける。
長い……本当に長い間。その時間は終わらなかった。目映く煌めく、甘く熱い瞬間が、漸く収まりを見せ始めると。
白濁に、下から溺れさせられてしまった、少女の方も。彼女よりは遅れつつも、次第に、現実へと引き戻されてくる。

内側からの、熱と快感、それ等にばかり、割かれてしまっていた知覚が。少しずつ、周囲へと向き直していくのなら。
確かに、其処に在るのは…もう。一触即発、そう言わざるを得ない程。爆発的に膨れ上がった、人々の欲。
例え、二人が何をしているのか、詳細までは理解出来なかったとしても。
掻き立てられてしまう、ケダモノめいた浅ましい妄想は、現実じみた生々しさで、彼等彼女等を、煽り立ててしまう様子。
夏の日差しよりも熱く、それでも同時に、背徳じみて薄暗く、煮えたぎるマグマのような熱を籠もらせて。
じり。じり。少しずつ、遠巻きだった人の輪が。狭まりつつあった。
もう、止めようがない。彼等の頭の中で、既に少女達は二人共。砂地の上に、引き摺り倒されて。
着ていても、いなくても、何の防備にもならない水着も、そのままに。数多の腕でもみくちゃにされ、身体中を弄ばれている。
上と言わず下と言わず、前と言わず後ろと言わず、孔という孔を、彼等の為に使われている。…溢れる程の、白濁に漬け込まれている。
泣き叫ぼうと、気絶しようと、容赦なく犯され続けて…最終的に。口にも出せないような末路すら、待っているのかもしれない。
破滅的な展望なのに。確かに、彼女と一緒なら…とも、思えてしまうし。逆に、彼女と共に味わえるのなら、どんな事でもしたい、されたい…とも願ってしまう。

先に、彼女の方が。ある意味で、我に返ってくれなかったのなら。
間違い無く……何処までも。流されていた筈で。)

「ふ…っふ、ぅ、ぁふ…んん……♡っ、ふ……ぷは、ぁ……ふ……ぁぃ……わたし…は、ずっと、もう…その通りで………っん…ふ……
では…案内、して下さいますか?トルテ、一緒に……」

(一緒に行く。一緒に逃げる。…果たして、それだけの言葉、だっただろうか。
未だに、分かち合った絶頂の悦び、その名残を、惜しむかのように。
唇が、舌先同士が、糸を引く濃厚なキスを。隠しても隠し切れない、帽子の向こうで重ねつつ。
二人とも、世間慣れしている、とは到底言えないのだとしても。彼女の方が、鳥籠暮らしの長い、少女よりは。世の危険を知っている。
離れてしまう肌を、掌を、それ等の温もりを惜しみながらも。
決して離さないかのように、しっかり、指と指とが絡み合えば。それも嬉しく思えてしまう。
同じように。手指の一つ一つを、融け合いそうな程に、重ね合いながら。二人は、真っ白く焼けた砂の上、目立たざるを得ない場所から。
仮初めにでも、人々の視線を遮ってくれる、海水浴場端の岩場へと、向かっていく。但し…)

「…………!…っぅ゛…ふ、…っぅぁ、ぁ゛………!?♡」

(白濁にぬめる、直腸は。ずるずる、男根を滑らせて。歩みに耐えきれず、締め付ければ締め付けてしまう程。押し出すような動きになり。
生じる摩擦は、繋がり合うお互いを、苛む事になりそうで。
それでも必死に、引かれる足は歩み続けて、何とか、岩場にまでは。来る事が出来そうだ。

ただ。それで限界。
一つの岩陰に滑り込んだ、その瞬間、緊張が解け……背中を仰け反らせ、一際甘い、隠しようのない嬌声が。高く高く、大勢へと聞こえてしまうように、夏空に迸った。
耐えられなかったのも、当然だろう。僅かに力が抜けた途端。菊座のひくつきすら、両端から覗かせてしまう、文字通りの紐では…押し留められず。
ふやけた、緩んだ、尻孔から。精液、腸液、その他諸々。栓となる男根と共に……ずりゅんっ!と。
決潰する排泄めいた、泥のような音をたて、溢れ返ってしまったのだから。)

トルテ > (Tバックと言っても過言ではない黒色の細紐だけが不浄の窄まりを隠すリオカットのマイクロビキニは、もしもこの場で上体を倒して臀部を突き出せば、トルテのそれに比べて控えめな柔肉の挟み込みを押しのける様にして丸く引き延ばされた肉孔と、そこにぐっぽりとはまり込んだ生肉ディルドの底面―――ミルク色の肌色にお嬢様の恥丘に描かれた淫紋とついになる法陣を浮き上がらせた平面を見る事が出来るはず。野太さこそ並の淫具を凌駕していてもプラグとは異なり《返し》の存在しないふたなり巨根は、そこが本来排泄のためだけに存在する器官という事もあって常にぎゅっと締め付けていなければあっさりと抜け落ちてしまうだろう。そんな、一部の隙もなくぴっちりと肛門括約筋に食い締められた結合部から白濁粘液が溢れだし、照り光る愛液にまみれた太腿を伝い落ちるどころかぼたぼたと重たげな粘音と共に滴るのは、一重に注ぎこまれた熱流が多すぎたがため。今やはっきりと二人の乙女の性臭の漂う一画に、むわりと侵食する雄の精臭。二人がどのような秘事に興じているのか。その詳細こそ分からぬ物の、本来ではあれば白日の元で行われるべきではない爛れた行為に浸っている事は、周囲から淫熱の籠った凝視を向ける観衆にもとっくに気付かれているだろう。公衆の面前で行われる少女二人の猥褻行為に彼らの獣欲が弾けてしまわぬのは、ただ単に一般的なモラルと、自分同様に周囲で固唾を飲んで見守り続ける観衆が、未だに動こうとしていないという危うい綱引きの結果に過ぎない。誰か一人が動き出せば、この均衡は崩れ落ちる城壁の如く一気に破砕される事だろう。まるで、最初に動いた一人だけが愛らしい乙女を穢した犯罪者となり、それに便乗したその他大勢は罪から逃れられるのだという暗黙の了解でもあるかの如き重苦しい沈黙の中、異様な興奮と未知への恐怖に震える声音が紡ぐ脱出のための言い訳。その最中に必死で引いた細腕が、ぎゅっと抵抗の意思を示していたのなら、きっと間に合わずに獣欲の濁流に二人して飲み込まれていたに違いない。)

「――――……っ! は、はいっ、リシェ! こ、こちらですっ! わたくし、もうっ、一刻も早く、日陰で休まないと……っ!」

(にじり寄る肉食獣を前にのんびりと日向ぼっこを続ける小動物の如く、いかにも鈍そうな生存本能しか有してい無さそうなお嬢様が退路として選んだのは、真っ赤な顔で友人同士寄り添い合い、これまでは想像さえしていなかった同性同士の淫行という背徳の魔悦の一端を教えられてしまった少女達の佇む一角。絶頂の閃光の中でじわじわと形成されつつあったのだろう人垣の包囲網の中で最も薄いその場所を、豊肉の重みを活かしてぐいぐいこじ開け、『きゃっ』『ひぁっ!?』なんて彼女たちの小さな悲鳴に、すみません、ごめんなさいと短い謝りの言葉だけを残して駆けていく。ピンクのフレア襞が優雅に靡き、それに多い隠されたボリュームたっぷりの乳塊が、ばるんばるんっと奔放極まる揺れ撓みをダイナミックに見せつけながら、それでもトルテ自身が『わたくしってこんなに早く走れたのですね!』なんて驚きを覚える程の速度で不穏な気配を内包する人混みを置き去りに少し離れた岩陰に親友の小躯を連れ込んでいく。)

「んふぃぃいいっ!?♡ り、りしぇ……ぅ、あっ♡ も、もうしょこ、しぃ……がまん、ひてくらさいぃぃい……ッ♡♡」

(肉浣腸の圧迫に加えて多量のザーメンまでもを注ぎ込まれた少女の腹腔が、砂地を駆ける衝撃に耐えかねて漏らす大蛇の太尾。見た目にたがわぬ脆弱性しか持ち合わせぬ黒紐は、それでも奇跡的にピンッと張り詰めて少女の尻穴から大きく突き出した張り型の底を抑えつけ、その肉胴にねっとりと絡みついたザーメンと腸液の混合粘液を振り散らすにとどめた。その際、どろどろに蕩け切った腸壁に舐めしゃぶられた太蛇は、淫紋を介して麦わら帽子のお嬢様の下肢にも溶け爛れた肉悦を注ぎ込み、思わずその場で倒れ込みそうな程にバランスを崩させた。それに何とか耐えて、一見したレベルでは周囲にひと気の感じられない岩陰への退避を成功させて)

「んひぁあぁぁぁあんんぅっっ♡♡」

(途端、断末魔というには甘すぎる少女の声音が響き渡り、薄い背筋をのけぞらせた親友の尻穴を長時間に渡って塞ぎ続けていた肉浣腸が、夥しい量の白濁と共に勢いよく噴き散らされた。爛れた衝撃と陽光に炙られ続けた砂浜の熱、続けて浴びせかけられる人肌に温められたザーメン浣腸の猥褻な液流に耐えかねて、トルテもまた下腹部を抑える様に背筋を丸めて切り離されたふたなり巨根が味わう肉悦にビクッ、ビククッと肉付きの良い体躯を震わせた。ビクッビクンッ、と白砂の上で跳ねる巨根が、その先端から踏み潰された地虫の溢れさせる体液の如く黄ばんだ白濁をまき散らし、それを上塗りするかの様に親友の尻穴を捲り返らせるザーメン浣腸が浴びせかけられる。そに際に聞こえてくる泥濘めいて汚らしく生々しい音は、楚々として美しい親友の身体が立てる音とは到底思えなくて、そのギャップが生み出す興奮が空打ちの精液で砂地に広がる白濁池を一層大きく広げていく。)

「はぁっ♡ はぁっ♡ リシェ……♡ わたくし、まだ……っ♡♡」

(そうしてしばしの休息を、捲れ返った窄まりからいつまでも続く精液浣腸の奔流を吐き出し続ける親友の痴態を視姦しながら過ごしたトルテは、白砂に熱せられた白濁池拾い上げたふたなり巨根をフリルショーツを引き下げて露出させた恥丘に張り付けて、重たげな太糸を粘り落とす怒張を跳ねさせながらぐったりしている白躯に近付く。つい先程まで彼女の腹腔内で温められ続けた剛直は、二度の大量射精を終えたばかりとは思えぬ程に猛々しく反り返り、禁欲直後の様に力強く太幹をビクつかせていた。そこから始まる本番行為は、岩壁に両手を突かせての立ちバックから始まり、影となっている砂地をベッドとしての正常位、そのまま上下を逆転させた騎乗位や、一旦彼女の胎内から引き抜いての口奉仕など体位を変えつつ何度も何度も続けられる。全てを終えた後は、それこそ大勢の男達に代わる代わる輪姦されたかの様な、身体の中も外も爛れた白濁塗れにされた白金髪の少女の姿を見る事が出来たはず。)

リシェ > (上手い事、下から、覗き込める物が居たのなら。異様な光景を通じて、ある程度、真実に近付けたかもしれない。
…不可思議な紋様が、水着の底紐と、絡み合い。其処から伸びる、太すぎる程に太い、肉色をした何かが。少女の尻孔を、丸く大きく、拡げているのだという事に。
ただ、流石に。それが、正真正銘本物の、男根であり。本来は…恵まれた豊満な肢体を晒す、彼女の下肢に、もう一方の紋様の先に、宿っているべき代物なのだとまでは。想像し得そうにないが。
それでも、少女達の一方が、自ら尻孔に、異物を受け容れて。開発されきったかのように、快感に喘いでいるのだから。
もう片方の少女もまた、爛れた性的な何かに、興じているとだけは。想像出来てしまうだろう。
幸い、人波の輪から、突出し。覗き込むなり、直に触れるなり、といった行動に出て来る者は、居なかった。
互いが互いを、牽制し合うかのような。暴発の、最初の一点になってしまったのなら。後から後から、押し干せ溢れる者達に、圧し潰されかねないかのような。
危うい均衡状態が、一人目として口火を切る勇気を、誰にも与えない侭だったのだろう。
…とはいえそれは、勇気の在る者、もしくは、無謀な蛮勇が居たのなら。たちまち崩れる、仮初めの牽制状態。
このままなら、最終的に。肥大化しきって、飽和した、肉欲の奔流が。何処かから…或いは、最悪抑えきれずに彼方此方から、同時に。
突き崩されてしまうのだろう、ギリギリの状態で。
結局、最初に動いたのは、当事者である、二人の少女。
淫靡な…どこまでも蕩けた顔の、熱に溺れる二匹の、雌。そんな二人が、一気に近付いて来る事に。
固唾を呑んで、見守っていた娘達から、あられもない悲鳴が上がり。)

「…ご……めん、なさいっ、ごめんなさい……!」

(彼女の突進めいた前進に、飛び退く娘達に対して、後から必死に、頭を下げながら。
少女は、数え切れない程に人数を増した、包囲網を抜けていく。…脱出が叶わなかったなら、どうなっていただろう。
二人で堕ちる、それ自体は。少女にとっては、いっそ望む所かもしれない。が。そこはあくまで、二人で、というのが。ポイントである。
手を繋ぐ少女が、今この場で堕ちる事を、望まずに駆けるなら。
それを食い止め、嫌がる彼女を、無理矢理引きずり下ろすような…落ち方を。少女が望む筈はない。
かくして、二人、衆人環視の包囲を抜けて。岩場へと、危なっかしい足取りの侭、逃げていく。

…ちなみに。娘達の一部が、噎せ返る程の精臭を感じ取ったり。はくはくと拡がりひくつく、少女の尻孔を、垣間見てしまったり等して…すっかり、色を意識してしまい。
この夏、がらりと雰囲気を変え、肉食系になった娘が。海辺で男を誘ったり。
娘達同士が、甘い背徳の道へと転げ落ち、互い求め合うようになったりした…というのは。別の話。)

「………っっ、っっっ!!♡♡♡くふっっぅ゛っ、っぅぁ、っっん…!!ふ…っぅ゛ぅう゛ぅぅ゛ぅ………!!!♡♡
ぁっぁ、ぁ゛…は、出ちゃ、っ、ぁ゛っ、ご…めんなさい、っトルテ……我慢、出来……出来な、っ…ひぃ゛いいぃ゛ぃ゛んっっ…!!?♡♡♡」

(謝りどおしの少女が、最後に、ごめんなさいを告げるのは。ようやく岩場に駆け込んだ途端、彼女へと。
走れば走る程、たぷん。たぷん、腸内どころか、胃にまで詰まった白濁が、熱いスープのように、腹の中で音をたて。
しかもそれは、忘れる事の出来無い熱さと、快感を、消化器官に与え続ける。
多量の液体で、ふやけきり。酷使を重ねて、拡張されきり、すっかり緩んだ尻孔は。もう、詰まりに詰まった中身を、押さえ込むのも、限界だった。
僅かに安堵した、途端。ぶるんっと硬く生々しい、張り型のような肉塊が。尻孔から、勢い良く吐き出されて。
栓の失せた、ぽっかりと拡がりきった其処からは。後から後から、どれだけ入っていたのか…という程の。半ば固体にも近しい、白濁液の塊が、どぼどぼ、排泄され続ける。
止まらない排泄感、内側から外側へ、彼女の精を感じ続ける快感、その二つは。一度達した少女を、もう一度、呆気なく絶頂にまで押し上げて。
止め処なく、腸内の中身を、吐き出しながら。足元で暴れ回る、生き物のような男根から、噴き上がる白濁を。脚に、尻に浴びながら。再び、彼女と抱き合って、悶え続ける。)

「………!!♡♡♡っ、っ…っ…………!!!♡♡♡♡っぁ、ぁ…と…るて、トルテ、……トルテぇぇっ……♡♡」

(声にもならない、嬌声は。もう、隠せもせず、岩場に響き渡る。
矢張り、詳細が分からないとしても…人々には。姿を隠した二人が、肉欲に溺れている事だけは、理解されてしまうのだろう。
…もし、誰かが。せめてこっそり、岩場の影を、盗み見ようとしたのなら。その場で繰り広げられる光景に、息を飲まされる事となった筈。
白すぎる肌を、色鮮やかに紅く染め、悶えに悶える細身の少女を。
豊かな肉付きの、より女らしい女である少女が、貫く光景……そう、その下肢に、海辺の男達の誰にも負けない、雄々しい男根を取り戻して。
想像を超える情景と、その痴態とが。混乱を招いて、直に手を出す者が出ない分。二人は、思う様存分に、久しぶりに求め合う。絡み合う。
尻が腫れる程、後ろから突き立てられたり。上になって、酔いしれるままに躍ったり。横たわって、座って、抱き合いながら交わったり。
膣を満たされ、子宮が膨らんで、それでも足らず。再び腸内へ詰め込まれたり。喉奥まで使って奉仕したり。
思い付く事を端から試すかのように、交わって、交わって……
ようやく終わるその頃には。すっかり、真夏の太陽も陰りつつある事だろう。一夏分の眩しさや激しさを、一気に纏めて味わい尽くしたかのような。
焼け付く程の快楽に、息も絶え絶えで。…二人が、海辺を離れる事が出来るのは。更に更に、先の時間となっただろうか…)

ご案内:「セレネルの海」からトルテさんが去りました。
ご案内:「セレネルの海」からリシェさんが去りました。