2020/10/04 のログ
ご案内:「ゾス村」にソティさんが現れました。
ソティ > ここに立ち寄ったのは、王都へと向かう道の途中だったから。
ゾス村だと、偶然同じように村に来た人に聞いた。
何だか今現在、色々とあって大変らしい、とも。
だから今日は宿を取って、明日早々に向かおうって考えていた。

「うん…お食事、それで。
うん、後は、お部屋…そう、ありがとう」

今居るのは、そんな村にある宿も兼用してる酒場。
目立たぬ隅っこのカウンター席に座る少女は、食事を頼むついでに部屋も取っていた。
その傍らには、可愛らしい服装とは合わない、白銀の鞘に収められた大剣が、自分と壁を挟むように立てられている。

ソティ > ただ待って座っているのも暇なのだろう。
両足をぷらぷらと揺らし、カウンター奥を見詰めていた。
さすがに中を見渡す事は出来ないが、注文の料理を作るマスターの姿が時々見えている。

夕食から少し遅れた時間というのもあって、食事よりも酒を飲みに来ている人達の方が多く見える。
少女はそんな様子にも目を向け、先に頼んだ果実酒をちびちびと飲んでいた。
食事をしたらお風呂に入って、明日に備えて休息しよう。
明日になったら馬車を探して、後は王都到着を目指すだけかな。
そんな先の事を頭の中で考えながら。

ソティ > そんな考え事をしていたら、奥からマスターが戻って来る。
その手に持っていたシチュー、頼んでいた注文の品が置かれて。

「あ、どうも…です」

視線を前に置かれたシチューに落とし、次の仕事に取り掛かるマスターへと戻して。
同じく前に置かれたスプーンを手に取れば、さっそくと食事に移る。
ゆっくりと手を動かし、ゆっくりとしたペースでの食事。
単にのんびりとしているだけなのか、しっかりと味わって食事をとっているのか。
ただ分かるのは、普通の人と比べて結構食事が遅いという事だろう。

ソティ > 食べ終われば少女は席を立ち、剣を抱えてその場を後にする。
そこから向かう先は、考えていた予定通りのもので。
何事も無ければ、後数日で目的の王都に着く事だろう。
本当にそうなるのかは、今、分かる事でもないが。

ご案内:「ゾス村」からソティさんが去りました。