2020/06/23 のログ
ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」にエーシアさんが現れました。
エーシア > 夜 ~ゾス村娼館前~

「………」

所謂娼婦達が立ち客引きをする場所に彼女も居た。

布面積の小さな下着に透けた布を纏い―――とはいえ熱心に客引きをしている訳ではない。

元々隻腕という事もあり、金額も格もそこまで高くない、がそもそも。

「こんなつもりでは……」

確かにこの仕事についてから全くそういうコトはしていなかったのでむらむらはしていたし、何より全く気の進まない仕事よりはマシではあったがまさか思いついたようにこんな仕事をブン投げられるとは思ってない。

慰問という建前で放り込まれたが体のいい厄介払いだったんだろう。
気は楽になったが。

「ま、いいや。それならもうさっさと帰るだけだし」

あの前線がどーなろうがしったこっちゃない。
そうすっぱり結論つけて。

ふーとあたりをちらちら見る者やら熱心に客引きをする横で張り付けた愛想笑いだけをしている。

エーシア > ちらりと他の娼婦を見れば流石にこんな所でも、いやこんな所だからなのかしっかりと綺麗な子もいればかわいい子もいるなあ、とぼんやり思う。



―――まあそんな中ジト目で愛想もほとんど振らず愛想笑いをする隻腕というだけで割と悪目立ちしている訳ではあるが。

ちなみに隻腕なのでキズモノ扱いであり金額は安かった。
慣れたものだが。