2020/06/22 のログ
ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」にエーシアさんが現れました。
エーシア > ―夜 ゾス村内の酒場―

ぎゃあぎゃあと喧騒が響く。
非番であった兵も、夜からは予定がない者、単に在住している冒険者や傭兵などなど。
酒、食い物、喧嘩。
わかりやすく治安の悪い酒場、といった状況でテーブル席の端っこの方でちびちびとエールを煽り、フォークで不機嫌そうにソーセージをつつく。

隻腕で、どうみても不機嫌で「ワケあり」といった様子に流石に誰彼とは話しかけはしない。
そんな周りから浮いた状況だが気にせずがつがつと一人酒盛りを続けていた。
現にちらとそちらを見てばつが悪そうにこそこそと奥の方へ引っ込んでいった者たちもいた。
―――まあ自分トコの同僚やらだが。
大方娼婦でもひっかけようとしてたんだろう。
彼女にとっては取り合うつもりもない。
そもそももうオフであってオフでまで規範がどうの言うようではないからだ。
放り投げた仕事を思うと痛飲して忘れたくもなる。

「あー……めんどくさぁ……」

ぼやあと呟いた。

エーシア > 「はあ……」

頬杖をつき、ぼんやりと店内を眺める。
奥の方では冒険者だか傭兵だかが晩酌に付き合っていた娼婦に声をかけそのまま店主に声をかけ、階段を上がっていく。

腰に手を回されていた娼婦も何だかんだ満更ではない表情で。

「……」

それを見て何となしに更に機嫌が悪くなり、ぐい、と酒を煽った。
そういえば最近シてないなあ、などと回る酒気にぼんやりと思いながら。

エーシア > ぼんやりと酒を飲み。

しばらくした後に立ち上がる。
結局頭に引っかかったまま美味しい酒とも言えず。
満足に酔えないままに。

「……」

息を吐く。
どうしようもないが何にせよやるしかあるまい。

「ごちそうさま」

ちゃりんと支払いを済ませてさっさと未だに喧騒冷めやらぬ酒場を後にした。

ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」からエーシアさんが去りました。