2017/11/18 のログ
ご案内:「ゾス村」にクトゥワールさんが現れました。
クトゥワール > 若干荒んだ雰囲気の村。薄暗く陰鬱な、客の少ない酒場。
吹き渡る風から逃れるようにして幾分久しぶりとなるそれらの場所へと脚を運び、人心地ついたのが先程の事。
薄暗いとはいえ暖炉に薪は十分あり、中は暖かかった。

「かぁ……マズいビールが、あぁ染みるぜ。」

店主に聞こえよがしに言っては笑う。
ジョッキを傾ける度に流れ込んでくる喉越しは、実際に大して質の良いものではない。
だが物言いの上っ面とは裏腹に、語調は上々だった。
しみったれたこの村の酒場で上物でも出されようものならそれこそ場違いというものだ。これ位が丁度良い。

そんなわけで場に似つかわしい安酒を傾け、時に煎り豆を摘みながら窓際、外の様子を眺める。
風はまだ止みそうにない。