2016/11/22 のログ
ご案内:「ゾス村 /宿屋」にノアさんが現れました。
ご案内:「ゾス村 /宿屋」にイルマさんが現れました。
ご案内:「ゾス村 /宿屋」にハイドリアさんが現れました。
ノア > 堪えきれずに欲望がそのまま唇から漏れると、友人も同様に自分を求める言葉を漏らした。互いに保っていたものが崩壊してしまえば、全てはドレスの女の思惑通りに..

「 .....ん、んっ.. はぁ... っ、ん.. 」

只でさえ呼吸が乱れた其の口に、氷と共に女の細い指が滑り込む。口内を悪戯に弄る其の指の動きに、節操もなく舐めて応えた。

「 つめた く、て.. きもち ぃ... っ。」

其の姿はまるで、餌で手懐けられたメスのようで.. わかってはいても、逢ったばかりの女の指を、舐めずにはいられない。ちゅぅ.. と小さな音を立て、軽く吸った。

イルマ > 熱に浮かされた頭で、滲み出る気の強さなどどこへ行ったのか蕩けた瞳をドレスの女に返しながら、口内に潜り込む女の指と氷を舐る。

「……ん、ふ……っ、ん、ん…」

氷が溶けていくに従って、じわじわと身体の自由が取り戻される。
その短な間すらもどかしく、ちゅ、うっと指に吸い付きながら片手をのろのろと伸ばす。
友人の手を探り当てれば、指を絡めるようにして繋ごうとするが…

ハイドリア > 「…ふふ。正体を無くすほど酔ってしまったのぉ?」

勿論体についた火はお酒のせいではない。
多少の酔いはあれどそれは飽く迄添えられた程度に過ぎない。
このまま放っておけば陶酔のまま歓楽の宴が始まるだろう。
…けれど

「酔いが覚めたら少しは落ち着いたかしらぁ?」

呆れたように言い、少しだけ冷静さを呼び戻させる。
酔いを言い訳に発情していたのだから、酔いが覚めれば我慢できるでしょう?そう言葉の端に含ませ、非難を絡める。

酔いという逃げ道を用意し、そこに逃げ込んだ瞬間梯子を外すような所業。
お預け期間が長ければ長いほど、耐えようとすればするほど
苦しむ時間は続くけれど、理性がそれを許さないよう…
かといってここで部屋を出て自身を慰められるほど体が動くわけでもない。
目の前の欲求に手を出すか否か…与えられる選択肢はそれだけ。
葛藤する様子は彼女にとってとても悦のそそられる時間。

…まぁ欲望に素直になっても待っているのは地獄なのだけれど、それを伝えてあげるほど彼女は親切ではなかった。

ノア > 宿屋に満ちた妖しげな空気にも、氷を舐めている間に掛けられた術にも、気付かないまま。しかし ──

「 .........っ、あた し.. 」

口の中の氷が溶けて身体に染み渡った頃には、唯一の逃げ道であった酔いから醒さまされて.. そこで初めて気付く、指を絡めていた友人の手。身体は当然其れを望んでいるけれど、欲望のままに動けない。今度は女の咎めるような声が、身体の動きを封じ。

「 だっ、て..... 違っ、なんか 変... 」

薄手のチュニック越しにでもわかる程に、胸の先はぷくりと反応していて。厭らしく蜜に濡らした割れ目を隠すように、裾をぎゅっと掴んで下ろした。

イルマ > そのまま友人とベッドに縺れ込もうとする意識を止めたのは、ドレスの女の呆れたような声音。
ビクッと指を絡めた手を微かに震わせる。身体も未だ満足には動けない。

「……ん、ぅ……身体、なんか…おか、しっ」

身につけたドレスの下、布を押し上げるように立ち上がった胸の先端。
無意識にも両膝を擦り合わせるような仕草は、秘部がすっかり濡れていることを言外に示すもの。

「………や、んっ‥…なんか、変……だから、っ…」

ハイドリア > 「だって”酔っていたからそうなった”のでしょぉ?
そうよねぇ?まさか初対面の誰かの前で耽ろうなんて獣以下だものねぇ?」

決して逃がさない。
既に獲物は網の中。どう足掻いても地獄しかないけれど
けれどこれは同時に遊戯。
それしか手がないとわかっていても
どれだけ追い詰められていても駒を打つのは…自分自身。
投了それ即ち獣性の証明。しかも相手は大事な友人。
まともな感覚を持てば持つほど安易に受け入れられない現実。

「変?私から見れば貴方達のほうがよっぽど変だわぁ?
ねぇ?さっき何がしたかったのぉ?何がしたいって口にしたかしらぁ?
それは…変…じゃないのぉ?酔ってないなら…平気よねぇ?
なのにねぇ…こぉんなに濡らして…」

体の鈍っている二人の喉元をそっとなでる。そのまま鎖骨あたりまでゆっくりと滑らせて…お預け。
…平気な訳がない。
既にこの部屋は完全に妖気で吞んでいる。
何も知らない人間がこの部屋に突然入り込めば発狂しかねないような、そんな濃度になっている。
耐えさせ続けたからこそ、無理やり正気を掴んでいるからこそこの二人は人としての意識を保っている。
加えて先ほどに比べて何倍にも感覚を押し上げている。
今や呼吸も、身じろぎも、快楽に繋がるはず。
ならば…
更に妖気を濃くしていく。
ただ見つめながら酒を口に運び、面白げに眺めながら。

さて、どんな切っ掛けで狂い始めるだろう。壊れ始めるだろう?
妖魔は心から笑みを浮かべる。
壊れたいと、自身から近く言い出すであろうその瞬間を、ただ手を下すことなく。

ノア > 「 .........だか、らっ.. 」

悔しいのは、ドレスの女の蔑む言葉に何も言い返せない事。信じられないのは、何も言い返せない程に身体が快楽を求めてしまっている自分。布が擦れるだけで震えてしまうのを ぐっと堪え、片手はチュニックの裾を強く握り締めたまま女を睨み ──

「 そんなん じゃ、ないって.. 言ってん でしょ... っ。だいた ぃ、アンタ 何な の.. 何処の金持ち だか、知ら ない... けどっ.. 勝手に 人の部 屋、入って きて..... 」

思い通りにならない身体と、欲望とで、思わずドレスの女を睨み付けるも.. 其の目はすっかり潤んでいて、声も熱っぽい吐息混じり。まるで迫力のない姿で悪態吐いた。

イルマ > 「……………」

女に喉元を撫でられる、その指先にすら快感を得て眉が寄る。
息も荒く、肌に擦れるドレスの感触を必死に堪えながら、潤んだ瞳はただ女を見つめていて…

「……は、っ、…あっ、……はぁ…」

友人の罵倒を聞きながらも、続けて悪態をつく気力も最早なくしているのか、ただ苦しそうに肩を上下させるだけ。
言葉を発することすら快楽に繋がってしまうようで、限界に達さぬよう口を噤む。
更に纏う妖気が濃くなると、ベッド上で身動ぎする。

狂い始めるのもそう長くはないと、傍目にもすぐわかるような様子だろう。

ハイドリア > 「私が気になるのぉ?あはぁ…」
不気味な、けれどうれしそうな笑みを浮かべる。
よしよしまだこんな口がきける。素敵じゃない。心の中で称賛を送る。
そろそろ次の盤上に堕としてしまおうか。

「でもぉ…こぉんな姿で…言われてもねぇ?」
腰かけるベッドの色を見て嗤う。
そのまま悪態をつく女のほうへと歩み寄るとチェニックの裾をつかみ、優しくとんっと後ろに突き倒す。
しびれた体で抵抗できなければそのまま後ろに倒れ秘所があらわになるかもしれない。
仮に倒れなくともおそらく隣に座っていれば発情しきった雌の部分に目を向けることができるだろう。

倒れたなら裾を離し、倒れないなら掴んだまま、隣の商人の耳元でくすくすと笑いながら脳髄を溶かすようにささやく。

「ほら見てぇ?貴方のこと見つめながら、この子こぉんなに濡らしちゃって
いやらしいと思わなぁぃ?」

自身もそうであるという羞恥と欲望を刷り込む。
無自覚とはいえ少し魅了をかけてあるのだから抗うのはとても難しいはずだ。
なら…この子に選ばせてあげよう。

「貴方も…辛いんでしょう?喰らいたいんでしょう?
良いわよぉ。”好きに”してぇ
私はそれを選ぶことを”許して”あげるわぁ」

悪魔の囁きはあくまで許可。目の前に掲げるのは最上級の餌。
けれど、喰らえというにはまだ早い。喰らえというほどやさしくはない。

(さぁ…好きに堕ちていきなさい?この盤上から。どちらが先か、下で手を広げて待っていてあげるわ?)

幾重にも積まれたこの盤上で、最後の盤から落ちた時…それこそがこの遊戯の結び。
簡単には降ろさせない。逃がさない。
これは私の気まぐれとこの娘二人の人生を天秤にかけた遊戯なのだから
すぐに終わらせるなんて勿体ない。
追いつめて追い詰めて打ちたくない手を差し切って
泣き、乞い、血を吐きながら差し出される心臓こそ贄にふさわしい。

(その時初めてこの渇きが癒されるのだから)

妖魔は思考を犯す毒を囁きながら笑みを浮かべる。
この先起こることを予想しながら。

ノア > 「 てゆー か、その酒.. くさって んじゃ ない の.. ? 呑みたい にゃ ら、自分の部屋 で.. 呑みな さい、ょ... っ。」

出逢ったばかりの女の前で 友人を求める言葉を口にしてしまった事も、当然覚えている。それでも今は、女を睨み付け文句の一つでも吐かずにいられなくて。逆ギレだとは百も承知で、更なる暴言を吐き続けるも..

「 あたしと イル マ、はね.. ただ の、ともだ ─── っ、ん..... んっ.. ! 」

言葉の途中、頭から爪先まで全身を強い刺激が走り。びくんっ と身体を震わせるとそのまま背中を丸め、辛そうに呼吸を続けた。俯き長い髪で隠れた顔は、とろんと猫目を細めていて。唇の端から つぅ、と細く銀糸垂らした 其の時 ──

「 ──── っ ?! 」

視界がぐらりと揺れた。ベッドのシーツから、ドレスの女、そして天井へ.. 気が付けば仰向けに倒され、下着も身に付けていない無防備な身体をベッドの上で晒し..

「 ぃ、や.. 見ない でっ..... ちが、っ.. !! 」

視線を感じる度、女の声が聞こえる度、綺麗に処理された無毛の割れ目は ひくついて.. とろりと蜜をだらしなく滲ませた。

イルマ > 物怖じせぬ友人の暴言、罵倒に賞賛する気持ちすら今は湧かない。
切羽詰まったような吐息を零していれば、ふと隣で動きがあった。ドレスの女が友人をベッドに押し倒し、友人の濡れぼそった割れ目が視界に映り込んで――

「……っ、―――……」

耳元で囁く女の声に蕩かされる。
蒼い瞳を瞠り、視線は割れ目へと釘付けになって……許しを得、重たい身体をゆっくりと動かす。
肌に擦れるドレスを邪魔に思いながら、唇を薄く開いたままで友人に這い寄っていこうとする。

「ノ、ア。……アタシ、……っ、……」

友人に伸ばした指先が微かに震える。最早精神も肉体も、限界に達しかけていた。
絶頂を禁じられていることなど思いもよらず、ただ楽になりたいが為に身じろぐ。

ハイドリア > 「ほぅらぁ?”動けるように”してあげたわぁ?」

ゆっくりと脳に刻んでいく。
魔術など必要ない。言葉だけでいい。

「いやらしい娘なら、シタいことは…わかっているわよねぇ?」

元々この娘には素質がある。
罵倒は認めたくないがためだろう。罵倒して目をそらしたいだけだ。
それに対してこの娘は悟っている。そしてはんば認めてしまっている。自身の今の獣性を…。
なら後押ししてやればいい。
アイスピールに手を伸ばし、溶けた水を、”酔い冷まし”の水を口に含ませる。
あとは、放っておけば次の盤上へ堕ちてくる。
そう確信して。

ノア > 何故か、こんなタイミングで脳裏に浮かんだのはイルマと初めて出逢った夜の事。あの夜も、お喋りと美味しいお酒を楽しんで.. 今夜と、然程変わらない夜だった筈。

初めて同性との口付けを知って、其の気持ち良さ、柔らかさを知って.. そこから先は容量オーバー、酔いが回ったせいもあり眠ってしまったんだっけ...

「 .........っ、ん.. イル マ、だめ... 」

艶かしく這い寄るイルマの手が、綺麗な指先が、此方に伸ばされている。"だめ" なのは彼女に対する言葉ではなく.. こんな羞恥と欲望に満ちた身体を見知らぬ女の目の前で触れられてしまえば、どうなってしまうのかわからなかったから。

それに.....

「 イル、マっ.. だ め 、待っ ─── ん、んぁっ !! 」

動けるように "してあげた" と言う女の声が、抱いていた違和感の正体に気付かせた。全て、この状況全てが女の仕組んだものだったのでは と。其れを伝えるべく口を開くも.. 伸ばされたイルマの指先が肌に触れた瞬間、信じられないくらいの刺激に背中を弓形に反らして、甘ったるい鳴き声が部屋に響いた。触れたのは手か、脚か.. いずれにせよ肌にほんの一瞬触れた、それだけで。

イルマ > 酒を飲み始めた頃は、最初に出逢った夜のことを思い出すこともあった。今このタイミングでは、他に考えを巡らす余裕も無い。ただ目の前の友人に視線が縛り付けられる。

伸ばした細い指が友人に迫る。制止の声も聞こえているのか否か、脳に刻まれる女の声はそれを良しとしない。
口に差し込まれる氷が舌の上で溶け、また身体が自由になっていく。

「――…ノア、…っ、……」

少し触れただけだというのに、弓なりに上体をしならせて喘ぐ友人の姿に驚く。
その拍子、思わず手を引く動作で衣服が少しばかり強く、肌に擦れた。

「―――…っ、あ、ぁぁっ!!」

脳髄まで突き抜けるような快楽がその身を襲う。
ビクッと背を反らし、友人に劣らず甘ったるい声を響かせてバランスを崩す。勢い、友人の上に覆いかぶさる形となった。