【名前】現在の名前はハイドリア。基本滅多に名乗らない。 王侯貴族としてはラヴィア・エーテリウス 他にも多数の立場、替えを持つ。
真名は【ラエティエリ・フィオーラ・クィバーレア】 古い龍の言葉で優しい冬。転じて慈しむ白、"初雪"と訳される。 真名の為この名前を知っているものは非常に限られるだろう。
【容姿】 感情の読みとりにくい笑みを常に浮かべる、朱色の長髪を持つ美女。 色白で均整の取れた体形をしており、所作もたおやか。 上品でゆっくりと染み渡るような、けれど脳髄をくすぐる様な甘い声と 常に涙を湛えたような艶のある美しい翡翠の瞳を持ち、 それ見る者は何故かぞっとする感触とともに まるで吸い寄せられるような感情を覚えるかもしれない。
貴族として振舞う際は黒や赤のドレスを身に纏い その上に薄いケープ等を、そして同じく黒字に桜模様が美しい桐の扇子を所持している。 髪も結い上げており、美しい水晶の髪留めで留められている。 唇と指先には紅を、装いは王侯貴族らしく かなりの高級品をさりげなく身に纏っており隙がない。 唯一例外としては少し古く、美しい刺繍の施された厚手のコートや よく似たローブを所持しており、それらをとても大事にしているように見える。
荒野で遭遇した場合は軽装にローブをまとっており、往々にして素足で現れる。 基本的に荒野にはふさわしくない装いの場合が多々ある。 貴族時よりも若く儚げな印象を受けるかもしれない。 とはいえ望めば服装も見た目も自由に変えられる為あまり参考になる情報ではない。
【性格】 ・普段 若干嗜虐的な傾向があり気まぐれ。ある意味とても貴族的。 適当な獲物を見繕っては喰らったり味見したりしている。 基本的にはプライドが高く独占欲が強く 自身の持ち物を奪われる事がとても嫌い。 ただしお楽しみの際に乱暴に扱われるのは嫌いではない。 人間を愛しつつ憎んでおり、魔族含めより多くの存在が堕落し恐怖する事を望んでいる。 どちらかというと魔族はあまり好きではないらしい。 判明している中では精神が壊れていく様を好む傾向があり その欲求を満たすため追い詰めることも。 自らが怪物である事を自覚しており、そうあれかしと振る舞う。 失敗や怠慢には非常に厳しいものの、 上機嫌の時は基本親切で大抵のことは大目に見てくれる 自身の下につくものを上に立つものとして大事にするところもある。 本人曰く持つべき者の義務。 破滅主義な傾向もあり時折死にたがっているかのようにすら見える。
多くのバリエーションを持っている為それに合わせて振る舞いを変える。 基本どんな目にあっても自身に損失がほとんどない為強者として振舞う。 化身に合わせて感情や知性、感覚が多少変化するらしい。 最近は若い娘の姿が気に入っているとか。 一応人の姿に偽装しているが人間から隠れるためではなく、 そのほうが何かと都合がよいためであり人間を脅威とはほぼ思っていない。 ただし例外がいるということもしっかりと理解はしている模様。
零落の影響で徐々に獣性が増しつつあるものの 狡猾さに磨きがかかる結果になりむしろ性質が悪い。 時折非常に儚げな印象に戻るときがある。
・内実 割と一途で情熱家。理想主義な傾向も強く妙に慈悲深いところもある。 人間を強く憎んでいるものの同時に強く愛してもいるため 歪んだ愛情を見せることも多い。 一個人としての選択や覚悟を持ったものを愛しており とくに強い意志を持つものや責任を持つものを好む。 敵に相当するものであってもそれを尊重し見逃すことも。 その殆どが対価と条件付きだが求められた場合敵でも力に成る事すらある。 もっともお眼鏡に叶うような対象であればそれも覚悟の上だろう。 過去に失ったものの代償と復讐を求めておりその為に暗躍している。
【経歴】 もとは知恵ある竜に連なるものでかなり古い時代から生きるもの。 元々はとても穏やかで静かな暮らしをしていたが突然自ら魔物として零落。 その切欠として”彼女”の存在があるが詳細は不明。 縄張り等を一切気にすることなく放浪を続け、領域の主を喰らった事もある模様。 元々は竜ということもあり並みの冒険者や魔物であれば歯牙にもかけず一蹴する。 また奪う行為に愉悦を覚える性質があるのでただ争い、縄張りを奪うためにその場所の主を襲うことすらあり、 種族問わず忌まわしくも恐ろしい存在と称されている。 現在は基本的に定住することなく各地をのんびりと放浪しているが、王侯貴族としてふらりと様々な場所に現れることも多い。
ティルヒアと一人の人間を愛していた龍のなれのはて。 その何方もを失い、誇りも、愛すらも失った龍はただ狂気のままに復讐を望んだ。 猛る龍は自身を贄にし、狂気に堕ち、零落してでも彼女は願う。 彼女らを奪い、代償としたもの達に対価を。その選択に相応しい災禍をと。 ……やがてその呪いは彼女自身を焼き、無意味にその命を散らすだろう。
【追加情報】 ・変幻の妖魔 現身として荒野を流離っているもののその姿形は様々。 冒険者等には詳細を知られていない為強力なラミアの一種だと思われている。 ちなみにラミア呼ばわりされると少し機嫌が悪くなる。 噂を聞きつけ挑みに行った冒険者はいるものの正体を悟った時には捕食されているため 彼女に相対して生還した物は現在皆無。 それが情報の少なさに拍車をかけている。
・知恵ある竜に連なるもの 翼竜など知能の少ないものとは一線を画すれっきとした竜。足のない半人半蛇の体に翼がある。 零落している為今はより魔物に近い外見だが元々は美しい鱗を持つ白い竜だった。 その名残は零落した今でも残っており、妖魔とはいえその外見は非常に美しく その鱗は見る角度によって様々な色を見せる。 種族が種族だけに魔術や魔物についても知識は豊富。それらに属さない能力を使用する場合もある。 唾液や毒腺からの分泌物に非常に強い麻痺性の神経毒を持っており血液には強い魅了効果がある。 特に変質や体調変化をもたらす魔術に長けており記憶や感覚を弄ることも得意。 基本的に防護しなければ思考はダダ漏れと考えてよい。 また内部から神経や体質を作り変えることもあり現状では気分次第でそれを行うため非常に危険。
・戯れの形代 基本的に変化や化身を行動させており 化身の一人二人が消し飛んだところで気にしない。彼女にとって補充は安易。 とはいえ報復はきっちりと行う模様。 契約者をベースに自身の姿を映す事が多く、 同じ容姿の人物が別の場所にいるということや 体質そのものを完全に切り替えることも起こりうる。 基本的には彼女自身を映すがまれに当人の姿のまま行動することも。 その化身も突然触手が生えたり液状化したりとまさに彼女の気分次第。 化身が倒された場合本人は術式を解除するものの ベースになった人物は本来の姿に戻ることが多い。 多くの場合形代はそのまま死亡する。
・彼岸の白竜姫 零落前は山奥で人の形をとりながら普段は薬師として生活していた。 薬学や医学に精通しており、その領域は人に留まらない。 助からない者を痛みなく穏やかに送ることも彼女の役目であり その地方の祭事を司るものでもあったようだ。 また生活していくうえで生物学や植物学にも造詣が深く、 様々な意味で生死に深く関わっていたことから かつては彼岸の白竜姫と呼ばれ親しまれると同時に畏怖されていた。 その姿は年若く、常に泣いているような瞳と炎髪が美しい穏やかな女性と言われている。
・災禍の契約者 契約という形で全てを愛し全てを縛る者。 厳密には魔術ではなく、その存在の在り方そのものに起因するもの。 選択し、願い、叶え、その対価を支払う。 単純かつ明快、それ故に強力な繋がりを契約者との間に形成する。 おとぎ話における悪魔との契約を思い浮かべるものも多いだろう。
成立には相手の選択に委ねられる一方で 成立さえしてしまえば相互の魂を縛る枷となる。 ある意味概念その物であるため契約の定義が崩れない限り どちらか一方から切れるような物でもなく、 破棄が一方的にできるようなものでもない。 その契約が満たされるまでその存在を縛り続ける根源の枷。 幾度枷が取り除かれようとも、契約者が契約者である限り その枷は何度でも甦るだろう。 その契約者が契約者であり続ける限り。 ある意味彼女が願う人の在り方でもあり 人を憎み、零落しきれない原因でもある。
【既知関係等】 ・荒野の妖魔 荒野を流離う妖魔。 かなり危険な魔物として知られているが機嫌が良ければ何もしない。 荒野を主な住処とするものは彼女のことを知っているかもしれない。 冒険や討伐を生業とする者は魔物としての彼女について噂程度は耳にしたことがあるだろう。
・詳細不明の貴族 時折王都に現れる不思議な貴族。 家系としてはかなり上位で一応王家に連なるものでもある。 名前や家系はわかっているものの彼女自身については殆どだれも詳細を知らない。 穏やかで柔軟、少し浮世離れした不思議な魅力を持つ人物で知られ、権力にあまり興味がない。 一方で非常に鋭く、読心に近い洞察力を持つ事から自衛にも長けており、漬けこむ隙が少ない不思議な人と周囲には思われている。 実際は人としての権力に興味がない。
・竜の一族 同族、もしくは真名を知っている存在であれば彼女の噂を聞いたことがあるかもしれない。 その場合は零落以前の彼女は非常に穏やかな性格だったこと。 非常に人間を愛していたことを知っていても可笑しくない。 また会話を交わしたこともあるかもしれない。
・守護龍伝説 とある名前すらないような村の守護者として住民を世界を愛した古い白竜がいたという。 儚げな容姿と守護者としてのふるまいから村人に親しまれていたらしい。 しかし煽動者によってその村は彼女の大切なものを奪い去り、 それにより狂った龍自身によって一夜にして滅ぼされ、村人も全て息絶えた。 その後彼女の姿を見た者はいないという。 竜に纏わるおとぎ話としてごく一部にまことしやかに流布する噂話。 ……生存者が皆無であったならなぜこの噂話が流布しているのかは定かではない。
・その他 軽い程度でしたらご自由にどうぞ。
【関係者】 ノア(550)…泳がしている相手その1。時折眺めるのは面白いわぁ? イルマ(551)…泳がしている相手その2。良かったわねぇ? サロメ(205)…貧民街で”回収”。さぁ、踊って頂戴。 ヴァネッサ(668)…従属者(玩具)のうち一つ。本人に自覚はないけれどねぇ? −−−−(a]‐)…ええ、分かっているわ。
【ロール傾向】 基本的に狡猾で色々な意味で酷い存在。 一方である意味誰よりも人を愛していて 愛ゆえに狂い、愛ゆえに狂いきれない……そんな人。 最終的にどう転んでも死ぬしかないじゃないという敵役さん。 その結末が呪いとなるか祝福となるかは状況次第。 普段は適当に遊んで適当にあしらう感じになります。 基本的には明確な落としどころは確保しますが それ以外は容赦なく追い詰める可能性があります。 できるだけNGは踏まないようにしますが、 ロールの結果そうなる場合や合意の上の場合は躊躇しないでしょう。 良くも悪くも蛇のような存在の予定。基本は。
【備考】 関係者の情報更新。 一部情報開示。
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