2016/01/17 のログ
ご案内:「ゾス村」にオーベさんが現れました。
オーベ > (村の外れの畑を区切るようにして敷かれた農道の岩の上に外套を投げ置けば、ふう、と息を吐く。農道を村の方へと戻っていく村人が此方に向けて頭を下げるのに気がつけば、ひょいと、手を上げて応えた。村人が見えなくなれば、岩の脇、陽当りの良い場所に伏せていた大きな銀白毛の老犬の頭をぽふぽふ、と撫でながら畑に出来上がった畝を眺める)やれやれ、俺もこれくらいデカい畑があれば、色々と作物を試せるんだが…(我が家の…深い森の中にある樵小屋の脇にある自分の家庭菜園と目の前に広がる畑を比べれば、ままならんなあ、と肩を竦め、脇で伏せてひなたぼっこに勤しんでいる老犬に、なあ?等と語りかけてみるが返事はない)
オーベ > (老犬は物言いたげに一度此方を見上げたきり、返事をするわけもなく、前脚にのせた頭を揺らし、撫でる手を払うようにすればくわり、と欠伸を零して目を閉じてしまう)………返事くらいはするものだよ、お前さん(返事を期待していたわけではないけれど、数十年来の相棒にフラれたような気分になりながら再び畑に視線を戻す………村の農民とは食料や薬、様々な物を取引する際に知り合い、此方が多少であったが農学に関して知識を持っていたことから、普段の付き合いもあり、色々とアドバイスするついでに農作業を手伝うに至った経緯がある。数日ほど、集まった村人たちと畑に関してあれやこれやと意見を出し合い、作業を済ませて現在に至った。工夫やアドバイスの結果がすぐに出るとは思えぬが、災害や戦火に見舞われなければ、半年後にはこれまでよりは幾らか収穫量が増加するはずである)…それもこれも、お天道様と、戦争の風向き次第なんだが…(村人に昼食代わりにもらったパンとチーズを齧りつつ、自宅の農地…否、家庭菜園より広い農地に羨望の眼差しを向け、パンを一欠ちぎれば脇で寝ている老犬の口の前に落としてやり、のんびりと1人と1匹は遅い昼食を取る)
オーベ > (パンの最後の一欠を、細かく千切って絶妙な距離感を保ち此方の様子をうかがっているようにも見える小鳥の方へと投げてやれば、害虫を食べてくれるよう報酬の前払い、と撒かれたパンくずを突く小鳥に願い、立ち上がって外套をを羽織れば、衣服を正し長剣を吊ったベルトの具合を確かめる。立てかけた杖を手に取れば、ふ、と短く息を吐いて)それじゃあ、帰ろうか…森の中に…(と、伏せていた老犬に告げれば、理解したのか否か、立ち上がる老犬とのんびり農道を歩いて行くのであった)
ご案内:「ゾス村」からオーベさんが去りました。