2015/11/23 のログ
ご案内:「ゾス村」にカレリアさんが現れました。
ご案内:「ゾス村」からカレリアさんが去りました。
ご案内:「ゾス村」にカレリアさんが現れました。
カレリア > 「はぁ…今日する事はもうありませんわね」

宿も見つけてありダンジョンに潜る予定もない
本当に何もすることがない、悪い事ではないが…退屈だった

ご案内:「ゾス村」に魔王ネスさんが現れました。
魔王ネス > (獲物を捕食する。その目的のためだけに今宵は城から外出し、普段は来ないような秘境の地へと足を踏み込む。できれば若くて、綺麗な人間の生き血が欲しい。そう思いながら、村を飛び回り獲物を散策する。もちろん、こんな夜更けに村を歩いている者も少なかろう。そういうときは家に襲い込むのが早いのだが、今騒ぎを起こせば後々面倒くさいことになるだろうか。それだけは避けようと、気配を消す魔法を使い人を探す)

ん?あれは...人間なのか?

(少し先を歩いたところに少女の姿。人間ならばいい獲物であろうが、彼女から感じる人以上の力、もし魔族ならば暇つぶしにはなるかもしれないが、魔族のものともまた異なる力。その正体に興味が湧いたのか、気配を消す魔法を解き、ゆっくりと少女へ近づいていく)

ねえ、貴方。

(少女の背後ろまで近づけば後ろから声をかける。赤紫色の日傘で半分顔が隠れているため、彼女からしたら相当不気味に見えるかもしれない。だが、少女への興味は消えることなく、不気味な笑みを浮かべる)

カレリア > 「退屈……ふふ、贅沢な悩みと言う物ですわね」

目を瞑りここ最近の事を思い返す
順風満帆とは言えずともそれなりに良くやれている…そんな事を思っていると

「っ!…はい、何でしょうか?」

突然の声に驚きながらも振り返り笑みを浮かべる
そして同時に数歩下がる
不気味さもあるがそれよりも自身の安全の為…

「(これは……人間ではありませんわね)」

他者が保有する魔力量、それが見えるからこそ気付く
この日傘の少女は少なくとも普通の少女ではなく魔人か何かであると
一見して小隊を看破はできずとも警戒を抱くには十分だった

魔王ネス > (突然の声に驚きながらも、笑みを浮かべる彼女にまあまあな精神力を持っているんだなと、内心感心する。そして、彼女への興味が一層増すのがわかる。やはり、普通の人間ではない、そう確信するには十分な時間)

いえ、こんな遅い時間に一人出歩いていてるものだから、心配になってね。声を掛けたのよ。

(少し警戒心を抱く彼女に顔を見せるように傘を上げる。もちろん、ただの口実であり、心配など皆無。ただ、彼女に興味がある、それだけのことで話しかけたはいいものの、どうやってその力の正体を確かめるか、そんなことを考えながら彼女を見つめて微笑む)

カレリア > 「そうでしたか…でも、それはお互い様ですわよ♪」

外見…特に顔は自分と同じかそれ以下化に見える少女に笑顔で答える

「私はそこの村に宿をとっていまして…今は軽いお散歩をしていただけですわ♪」

軽い世間話を混ぜながら鞄をきちんと持ち直す
確か今持っているポーションは非常用の物が2本…
もし目の前の少女が襲って来れば安心できる数ではない

「まぁ、綺麗な瞳ですわね…まるで子猫みたいで♪」

赤と青のオッドアイを褒めながら目からは視線を外す
魔眼、暗示をかけられる心配がないとは言い切れないのだから

魔王ネス > (お互い様なんて言われた時にはクスッと含み笑いを浮かべる。どうやらこちらの情報を頭の中できちんと把握し、理解しながら言葉を選んで話を続けているな。それを理解した上で、目の前の少女はただの人ではないということを確信する)

へぇ、そうなの。この時間の散歩は、気持ちのいいものね

(持ち直した鞄の隙間から見えたポーション。どうやら、警戒はかなり頑丈のようで、ガードが固いと見る。もともと、端から危害を加えるつもりはなかったため、猫を被るのはよそうと口を開く)

ふふっ、ありがとう。でもね、暗示になんて掛けないから安心なさい。

(彼女の瞳をまっすぐに映し、小さくて小柄な魔王は笑い掛ける。オッドアイを褒められたことはまんざらでもなかったのか、ほんのりと頬が紅潮しているのが見えるだろうか。一先ず、瞳を閉じ、また見開く)

カレリア > 「えぇ、運動するにしても涼しくていいですわよ♪」

笑顔を浮かべ…続く言葉を聞けばそれも消える
演技の必要が消えたのだから

「そう、ですか…それは安心ですわ」

薄く笑みを浮かべ少女の瞳をを見返す
暗示を警戒したことさえ看破されたのに少し驚きながら

「私はカレリア、冒険者ですわ。良ければ貴方の名前…聞いてもよろしくて?」

魔王ネス > 私は、ネス·アプル·ポイズニー。吸血鬼よ。よろしく、カレリア...

(名前を尋ねられれば迷うことなく答え、魔王とは言わず、あえて吸血鬼として身分を名乗る。もちろん、魔王としての名も気に入ってはいるが、特に名乗るほどのものでもないことから、吸血鬼と答えたまで。夜の風が吹き荒れ、肌寒い感覚が体に走る)

少し、寒いわ...。貴方の取っている宿に、私もついてっていいかしら?

(今度は他意などなく、ただ単に寒いという理由で言葉を告げる。いつもなら、このまま闇と闇の間を渡り、居城へと戻るのだが、ここで彼女と別れるのはなんだか勿体ない気がしてしまったのだ)

カレリア > 「そうですか…ではネス、と呼ばせていただきますわ」

吸血鬼と聞き色々と合致する
名前は一々フルネームを呼ぶのもあれなので短く呼ぶ事に

「そうですわね、確かに冷えますし…分かりました。
貴方を招待いたします」

浅く頭を下げ村へ向かう
月の出た夜に吸血鬼と戦う、そんな自殺行為お断り
そう判断し宿へ向かい歩きだす…頭の中で様々な対策を考えながら

魔王ネス > (招待という言葉に例を返すように頭を下げる。今日は夜の魔力が何倍にも膨れ上がる満月。もちろん、彼女に危害を加える気は無いが、周りの人間に対する欲求は果てしないもので、今日は既に4.5人の血液を貪ったがそれでも満たされないと言った様子。食欲や、娯楽に対する欲求というのは満たそうと思えばいつでも満たせる。しかし、性欲というものは厄介で、見たそうに満たし方がわからないのだからどうしようもない。そんなことを頭で悶々と考えながら彼女とともに村を目指し歩き出す)

はぁ、お腹空いた...

(自分に対する対策を考えている彼女の思考なんか興味もないのか、腹部を撫でながらさらっと呟く。肉でも野菜でも、魚でも。なんでもいいから口に入れたかった。何でも朝から食べたものは、メイドが作ったパンケーキのみ。他に口にしたものといえば、人間の生き血と紅茶だけ)

カレリア > 「っ……」

歩きながら背後から聞こえる囁きに焦りを覚える
お腹が減った…吸血鬼がそんな事を口にすれば吸血が目的と受け取るしかない

「思ったより早い帰宅でしたわね、私の部屋は二階…どうぞこちらへ」

宿屋に入れば二階へ上がる
店主がちらりとネスを見たが年が近く見えるカレリアと共に来たせいか警戒されることもない様子
そして一階では奥から食事の香りが、丁度食事をとっている客が居るらしい

魔王ネス > (自分のなんとなく囁いた言葉で焦る彼女のことなんかほったらかし。自分勝手で自由な魔王様は食事の香りがする方へ鼻を向ける。食欲を掻き立てるような香ばしい匂いに体まで釣られそうになるも、なんとか理性で抑え、しっかりと少女の後ろを歩く)

んー...、いい匂い....

(お腹をくぅと鳴らせながら二階、彼女の部屋へと足を踏み込む。だが、食事まで彼女に面倒見てもらうわけにもいかないと、移動魔法、闇と闇の間を行き来するという魔法で闇の中に手を入れ、取り出したのは居城に置いてあった妹の菓子、プリンである。こんなものしかないか、なんて不満げな顔でスプーンを持ち、プリンを口にする)

カレリア > 「さぁ着きましたわ…一体何がも…」

何が目的なのか、そう聞こうと振り返るとそこにはプリンを食べているネス
半目で見つめながらふと

「…お腹が空いたって、そっちの意味でしたの?」

何だか警戒心が抜けてしまう
そもそもそのプリンはどこから持って来たんだと聞きたいのを我慢し尋ねる
見た目からしてここらであるような物でもない、甘くて美味しそうなプリン…少し羨ましい

魔王ネス > (モグモグ、そんな可愛い仕草の似合う小さな吸血鬼はキョトンと顔を上げ彼女を見つめる。その姿はまるで、子供。外見的にはその表現でも間違いないのだが、喋り方や佇まいからは想像出来ないくらいのあどけなさ。魔王の威厳などないにも等しその姿は本当にプリンを頬張る子供)

んっ、そっちの意味って、何かしら。吸血鬼だって人間の食べ物を食べるわ。

(失礼しちゃうわ、なんてどこか唇を尖らせプリンを口に入れようとした時だ。そのプリンを羨ましそうに見つめる少女の視線に気づいた。自分からしてみれば毎日食べているようなものなので何ら珍しくもない。しかし、今やプリンなど高級なものに違いはなく、お金のないものにとってはとても欲しいものに違いないか。そんなことを思いながら、机の影へ手を伸ばす。またしても闇と闇の間に手を差し伸べ、今度はキッチンの冷蔵庫に保存されているメイドの手作りケーキを取り出す)

はい。貴方の分。プリンはもうないけれど、ケーキでも良かったらどうぞ。

(甘いものを食べて機嫌はとてもいいのか汚れのない純粋無垢な笑みで彼女に言う。ケーキはチョコレートでコーティングされたガトーショコラのようなもので、とても美味しそうに彼女の目には映るだろうか)

カレリア > 「…そうですの?初耳でしたわ」

人間の食事を食べるというのも驚きだが…プリンを食べる姿がただの子供にしか見えない方が驚きで

「私の…分?」

どこから出したのも不明なケーキを渡される
ガトーショコラ、ずいぶん昔は普通に食べていたのかもしれないがもう思い出せない
今となってはかなり贅沢な物な分けで…なんだか警戒してるのが馬鹿らしくなってきた

「…頂ますわ……」

フォークを用意し一口ずつ食べてみる
甘くて一口ごとに幸せな気分が溢れてくる…こんな嗜好品いつ以来か…

「美味しいですわね…♪」

魔王ネス > ほら、ただで泊めて貰うのも悪いからね。これはほんのお礼。

(プリンを食べ終え、汚れた口をハンカチで拭う。ガトーショコラを口にし、大層幸せそうな顔でほおばる彼女を見つめればこちらも嬉しそうに微笑む。美味しいと口にする少女を見つめながら、お腹は再び鳴り出す)

おっと...、やっぱり、プリンだけじゃお腹は満たされないわね。この宿、食べ物あるかしら?

(ガトーショコラを味わっている少女の邪魔をするのは気が引けるが、それでも空腹に耐えられないのか、訪ねる。もちろん、贅沢な舌なので、満足に美味しいと言えるものなどはないだろうが、今は空腹を満たせれば何でも良かったのだ)

カレリア > 「そうですか……ん、泊める?」

何だか勝手に宿泊が決定されていることに違和感を感じた

「食べ物…下に行けば料理を出してもらえるとは思いますよ。
遅くまで出してくれるのもここの美点の一つですしね」

一階、先程食べ物の香りがしてきたところは食堂でもあり
冒険者の為に朝早くからできるだけ夜遅くまで経営してある
だがそれは今はともかく…

「泊まるって…本気ですの?」

とても重要な事を尋ねる