2015/11/15 のログ
■ルーフェン > どさり、と掴んだ魔物の頭を落とし、周囲へ視線を向ける
猛烈な勢いで襲ってきた魔物たちの気配が変わり、その表情には焦りが見て取れる
その気配に間髪入れず、大きく声を張り上げ
「―――退けっ!」
通りの良い声が響き、魔物たちがズルズルと後退を始め、あとは一目散に逃げていく
それを追うような事はせず、ふう、と息を吐けば、ちくり、と痛む腕や頬…無数にできた小さな傷に気がつけば、
そこへとじ、と視線を落として
「…鱗がないのは難儀だな…」
錆びついた刃で簡単に傷ついてしまう
人間たちが鎧を着こむわけだ…と納得すれば、辺りに血や肉片の散らばった瓦礫の山にぽすり、と腰を下ろす
■ルーフェン > 外套の端で血を拭い立ち上がれば周辺を見渡す
人の気配が無いことを確認すれば瓦礫の山から飛び
「気が立って、周りを気にせんかったが…」
どうやら、誰かに見られた様子はないようだ、と安心する
素手で魔物相手に立ちまわる姿なんぞを見られれば、この先、人々の営みを眺めて旅するのに不便であろう
念入りに辺りを確認するようにすれば、水辺で血を落とそう、と歩き出す―――
ご案内:「ゾス村/外れ」からルーフェンさんが去りました。