2022/12/23 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > なぜハテグに現れたのか
今更ここに何の意味があるのかも、周囲には理解できない
理解できるのは、目の前の現実が非現実的なこと

王都を最も困らせている最大の案件から一時離れ
其処がいかに膠着状態と言えどもなぜ、此処に訪れたのか
それも理解できぬまま 騎馬の最前列とメイラが突出した騎馬の最前列

それが 衝突する。


「―――ケォアアアアアアアアアアアアア゛ッッ!!!」


跨る首無し妖馬
その首の付け根に銅板の蓋をされた過去から未来まで存在している首無し怪異
それを操るメイラの大剣擬きが、その首の本来あった場を横薙ぎに通過するように
目の前の数体を横薙ぎに掃う 両断こそできる間合いじゃない
力が掛かり切る前にぶつかり合ったそれは、メイラの両腕の腕力に依って叩きつけに似た一撃
それで落馬していく光景と共に、後続の蹄がその胴体を 頭蓋を砕く

右から左への胴薙ぎ 左から右への胴薙ぎ
袈裟 逆袈裟 更には渾身の突きで切っ先にぶら下がった敵側
それを振るい下ろすことで、途中から抜け落ちた躯が向こう側へと肉の礫として叩きつけに合う。
メイラの貌に一切の不服はない 弱い者虐めを満足する愉悦さもない

全てはやはり 王の為に。
何がハテグの 此処へメイラを動かしたのか
それはメイラ側にしか理解できない。

ご案内:「」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。