2022/06/21 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ > アスピダに比べれば遥かに温い
しかしその温さが、同族ですら牙を向かせる要因となる。
男も女も、その剣を欲しがり その小物を欲しがり その報酬を欲しがり
その姫の体を弄び、その女戦士の凌辱を楽しむ
背中を向けたら弩が狙うのは敵だけとは限らない
狙われるのは落ち武者狩りの如く、傷を負った後だろう騎士の勢
個人は少数 徒党を組んで安全を図る者らが多い傭兵の勢
死ぬ以外に救いはない 呪いのような人生の後に、祝いのように死ぬしかない奴隷兵
この戦場では、勝っても負けても何が起こるかわからない場所であり
アスピダよりもマシで、アスピダよりもくそったれな場所として知られている。
この土地で、顔に軟膏を含んだ白い湿布剤を顔にいくつか付けた既に傷だらけなメイラ
腰を下ろす場所は自陣の休息できる場所と娼館の間。
大剣擬きを傍で突き刺して置いたまま、赤い瞳は連行されていく敵兵を眺めている。
「足し続けても、死んで減るか、奪われて死ぬか なんとも言えませんわね。」
敵兵を殺す一方で、無力化し、降伏させ、背中で弓に狙われながら粗末な装備と粗末な武器で突撃するしかない
奴隷兵とさせる集団の作成
メイラは厄介な者やカリスマ足る者は生かしておかない
反乱の眼を叩き潰し、聞いて動くしかない犬のような兵らを捕らえ続ける任についていた。
全てはアスピダで消費させることが目的。
距離は遠いものの、手短な場所で兵を定期的に手に入れる場所は罪人の群れと敵の群れである。
「狂人が目の前にいれば逆らう気力すら無くすなどと。」
メイラは少し不機嫌そうに呟く
逆らわせないための猛獣のような扱い方で、殺し続けるよりも逆らえなくさせ続ける者にさせるやりかた。
欲求不満と言えるだろうか。 それが、且つての空位の王からの任であれば、何も思うことなく
真っ直ぐに駒を操る者らに突撃していったものを。
「持て余しますわね。」
両手が、くすぶっている。
むず痒い感覚が、全身をビリビリと巡っている。
ご案内:「ハテグの主戦場」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」にクレイさんが現れました。
■クレイ > 「……どうするかなこれ」
とある廃村。どう見てもボロボロのそこ。ボロボロ故に魔族に見向きもされないそこ。
その村の小屋のひとつ。そこに彼はそこにいた。窓から隠れるように外を見ている。
そう、この村完全に包囲されている。実際は包囲されているわけではなく偶然周りに魔族がいる状態だが、彼目線で言えば包囲と何の違いもない。
正面戦闘で群れをぶっちぎる。それは絶対に死ぬ。とはいえ奇襲できる状態でもない。
はぁと溜息を吐く。
「しゃあねぇ。いなくなるまで休憩だきゅーけー」
そのままボロボロのベッドにドサッと身を投げる。別の村の中にいるわけじゃない。多少の音を立てたところでバレることはない。
そしてなぜこんなに余裕なのか、別に余裕なわけではないが傭兵にとって死なんて身近な状態。不幸ではあっても嘆く事ではない。
死んだらそれまで。今日死ぬ覚悟など昨日の夜には終えているわけで。クアァと欠伸をしながら天井を眺めている。
■クレイ >
「てか、なんで魔族の群れが来るんだよ」
そう、最初は他国の小規模部隊と自分達の小規模同士の激突だった。
だったのだが、そこに不意打ちをするように魔族の群れが奇襲。なんとか仲間は逃がしたものの、自分は逃げ切れずここにというわけだ。もっともその仲間も全員逃がせたかどうかわからないが。
なんとか隠れる事は出来たものの……逃げ道がない事には変わりない。
「食料は2日分、小屋に堅くなったパン、てかカビパンはあったしそれをうまく処理すれば3日か」
それまでに魔族の群れどっかいくかなぁなんてボーッと考えていた。
■クレイ > 「くあぁあ……」
もう一度大欠伸。こういう時最大の敵は退屈だったりする。退屈になれば色々と変な考えが出てくる。
例えばだが退屈すぎた結果戦局を見誤り、バカなタイミングで突撃。結果自滅。よくある事である。
だが、こんな場で何をするというのか。武器や道具の調整とか、やる事はあるのかもしれない……が、そもそもこんな状況でそれをしないといけない時点で2流だ。そんなものとっくの昔に終わらせてある。
食事、これもそうだ。常に戦える程度には溜めてある。
さて、ではどうするか。
「……寝るか」
折角ベッドもあるのだから。そこ!? と思うが、戦場において寝れる時に寝るのは必須。
こんな状態で寝ていいの? と思われるが、普通ならダメ。だが自分なら問題ない。強化魔法で聴力を強化する。
元々廃村。つまり聴力を上げたところで問題はい。そして聴力を上げるのでもし魔族が侵入してくればその音で起きられる。つまり寝ても問題ないわけだ。
そうして聴力強化をかけて、腰の剣の1本をベッドに立てかけ、1本を抱えるようにして眠る。いざというときすぐに剣を抜けるように。
ご案内:「ハテグの主戦場」からクレイさんが去りました。